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特徴
涙は外側から、油層(涙の蒸発を防ぐ)、水層(酸素や栄養を多く含む)、ムチン層(涙を目の表目に留める)の3層で形成されています。
「新ロート ドライエイドEX」は、涙液3層のそれぞれの働きを考えた超・高粘度目薬。
高粘度約60倍(「V・ロート」との比較)のとろっとした薬液が涙の膜を作るように潤いをとどめ、涙の蒸発を抑えて目の乾きに優れた効果を発揮します。
涙液の補助(目のかわき)、目の疲れ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、ハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感
- コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(角膜保護成分) 0.5%
- ヒドロキシエチルセルロース(HEC) 0.6%
- 塩化カリウム 0.02% ●塩化ナトリウム 0.44%
※添加物として、ヒアルロン酸Na、ゴマ油、ホウ酸、ホウ砂、l-メントール、ベルガモット油、ペパーミントオイル、プロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリソルベート80、塩化亜鉛、pH調節剤を含有する。
※防腐剤(ベンザルコニウム塩化物、パラベン)を配合していません。
長所と短所
- ○成分が安心安全
- ○粘度が通常の目薬の60倍で目が乾きにくい
- × 価格が高い
- ×ソフトコンタクトレンズ装用時には使用不可
はじめに
今回レビューするのは、ロート製薬さんの目薬『新ロートドライエイドEX』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
Amazonで購入しましたが、ゆうパケットで発送され、ポスト投函で届きました。
パッケージにはドライアイに良く効くと記されています。
パッケージ内容は、目薬、説明書。
目薬はビニール袋で袋詰めされています。
取り出すとこんな感じ。10mlなのでコンパクト。
キャップは開け閉めしやすいです。
特に必要ありませんが使用方法が書かれた説明書がありました。
以上、外観チェックでした。
成分が安心安全
新ロートドライエイドEXはいわゆる人工涙液に分類される目薬で、本来人間の目から出る涙とほぼ同じ成分となっています。なので、目の中に入れても安全なのは当然です。
目は重要な器官で、何を行動するにも物がしっかり見えないと大変なことになるので、ここに異物を入れるのには気を遣わなければならないのですが、その点人工涙液と表示されている目薬は間違いなく安全です。
また、目薬の防腐剤として一般的に使用されている、塩化ベンザルコニウムとパラベンが一切配合されていません。これも安心材料の1つです。
涙と同じ成分の人工涙液で防腐剤無添加なので、目の中に入れても間違いなく安心安全です。
粘度が通常の目薬の60倍で目が乾きにくい
最も特徴的なことが、通常の目薬の60倍の粘度で点眼した目薬が蒸発しづらいということでしょう。
保湿効果が高く持続力の高いヒアルロン酸Naを配合しており、さらに安定剤としてごま油まで配合されています。ごま油はいまいち想像できませんが…。とにかく保湿効果は抜群です。
粘度が60倍のことで、さぞ点眼したらどろっとしているのかと思いきや、一見すると水分がどろっとしているようには見えません。あくまで一般的な目薬の60倍の粘度ということなので、0.1が60倍になっても6ですからね。もっとどろっとしている、例えば粘度1の物が60倍になって60になるわけではなく、あくまでサラサラで全く粘度が感じられない水分の60倍ですから、一見するとわからない程度です。本当にドロドロしているわけではありません。
ただ、実際に点眼すると、粘り気が明らかに他の目薬と違うことが分かります。点眼して数秒は違和感があり、視界もぼやけます。ただ、数秒後には違和感もなくなり視界もクリアになるので問題ありません。その後はやはり他の目薬とは違い、涙がこぼれることもなく、角膜に水分を保ってくれるので実に快適です。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
価格が高い
価格はやはり価格が高いとしては高いですね。市販の価格が高いの中では最も高い部類だと思います。安い価格が高いだと。300円程度の物もある中、店舗で購入するとどこも千円を超えてしまいます。私も最初は価格が高い程度はネット通販で購入するより、実店舗で購入しようとしました。手軽ですぐに使用できるので、ディスカウントストアというだけあり全ての物が安価なロヂャースで見たところ、1100円を超えていました。
仕方がないので、届くまでに1,2日掛かってしまうのですが、Amazonで調べたところ、千円を切っていたのでそちらで購入。たかが200円程度の差とはいえ、割合にして2割近く安いですし、今後も購入し続けるとなると、Amazonで購入するのと、店舗で購入するとではどんどんコストに差が出ますからね。
ソフトコンタクトレンズ装用時には使用不可
私はスポーツ時にソフトコンタクトレンズを装用しているのですが、残念ながらソフトコンタクトレンズ装用時には使用できないとのこと。まあ、この辺は実際にやってみれば普通に使えましたとなるかもしれませんが、敏感で重要な機関である目の中に入れる物なので、ここは慎重にメーカーが言っていることを信じて無駄なチャレンジはしない方が良いと思います。
コンタクトレンズ装用時に使用したい場合、下記コンタクトレンズ用ドライエイドシリーズ『ロートドライエイドコンタクトa』があります。
ソフトコンタクトレンズ層幼児に使用できない新ロートドライエイドEXと、ソフトコンタクトレンズ装用時でも使用できるロートドライエイドコンタクトaは何が違うかというと、涙の成分の塩化ナトリウムが屋安くなくなっているとのこと。いわゆる人工涙液としてはやや質が下がり、本来の涙の成分と異なってしまうようです。
私はスポーツをしていない日常生活では眼鏡着用なので、その時はこの新ロートドライエイドEXを使用し、コンタクト装用時にはロートドライエイドコンタクトaを使用するようにしようと思います。
私が主に目の乾きを感じるのが、PC作業をしている最中、バイクに乗ったあと、コンタクトレンズを外したあとの3つなので、ほとんどが新ロートドライエイドEXで大丈夫そうなんですけどね。
総評
他の一般的な目薬に比べ、明らかに目の中で水分を保持してくれました。ドライアイとまではいかなくても、目が乾きやすかったり、PCの作業が多く、目が疲れる方には最適だと思います。
清涼感レベルは2となっており、点眼したときに若干スーッとします。個人的にはこのような刺激は全く必要無いので、1ならなおさら良かったのですが仕方ありません。点眼した瞬間だけ少しスーッとするだけなので、清涼感が苦手な方も許容範囲だと思います。
こんな人にお勧め
- ドライアイに悩んでいる人
- 乾きづらい目薬が欲しい人