目次
特徴
- 長時間使用でも負担にならない、軽量モデル。耳に負担なく、快適に装着できます。耳の上部にフィットする柔らかなフックを装着しており、イヤホンを耳にしっかりと固定できます。ランニングやジョギング、スケートなど運動時、また運転など外で仕事する際も外れることがないため、とても重宝できます。
- IPX4防水等級でランニング・ジムなどスポーツ時の汗やお風呂の湿気、ワークアウト中の汗と小雨での使用に耐える防水・防汗性能を備えております。ただし、完全防水ではないため、どしゃ降りの雨天での使用や水に浸かることは必ずお避けください。さらに、IP4X防塵等級で屋外など風塵が多い場所でも安心してご利用いただけます。
- Bluetooth V4.1を使用しています。iPhone、Androidスマート、タブレットやパソコンと簡単に速やかにペアリングでき、通信距離約10メートル。マルチポイント接続で2台の携帯電話で同時待受。一回のフル充電だけで、最大5時間連続通話・音楽再生ができます。
- 充実した機能:内蔵コントローラによって音量や曲を簡単に設定でき、内蔵マイクで通話も可能です。朝の通勤通学からジムでの利用まで、どんなシーンでも最高のパートナーです。また使用後はマグネット機能で簡単収納でき、絡まることもありません。
長所と短所
- ○IP44の防塵防水等級対応
- ○左右イヤホンがマグネットで吸着してネックレス状になる
- ○耳掛け型で耳が痛くならない
- △音楽再生で5時間のバッテリー持ち
- ×若干装着力に不安
はじめに
今回レビューするのは、Dapingさんの両耳用のワイヤレスイヤホン『DPMG-7』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
外箱は透明の綺麗な薄いプラスチックでした。
パッケージ内容は、イヤホン、イヤーチップ×1組、USBケーブル、クリップ、説明書。
イヤホンのイヤホンは耳掛け型です。耳の穴に浅く引っ掛けるだけなので耳が痛くなりません。ただ、そのデメリットとして装着力が不安定になります。
イヤホンはハウジングがほぼなく、耳の負担にならず目立ちません。
コントロールパネルは稍大ぶりです。ボタンは大きく取ってあるので操作しやすく、アイコンも何を指しているのかわかりやすいです。
USBポートにカバーは無く、充電は差し込むだけなので楽です。ただ、その代わり雨や汗には気を付けた方が良いです。
ケーブルはノイズが乗りづらい平麺タイプ。また、長かった場合にまとめて短くできるケーブルクリップがあらかじめ装着済みでした。
大きさを100円玉と比較すると画像のような感じ。イヤホンは非常に小さいです。
重量は11.8gと軽量でした。
USBケーブル。
ゴム製のイヤーチップ×1組み。イヤーフックは耳の穴の溝に小さく引っ掛けるかぎ爪タイプです。耳掛け型は装着力が不安定になりがちなので、このイヤーチップで補っています。
服などにケーブルを留めるクリップ。
説明書。
説明書は英語と中国語のみで日本語表記はありませんでした。操作方法はフォ区一般的なイヤホンなので、分かっている人なら全く問題ありません。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
IP44の防塵防水等級対応
このイヤホンはIP44の防塵、防水等級に対応しています。IP●Xの●が防塵等級、IPX●の●が防水等級を表しています。どちらか片方のみの対応だと、対応していない方に『X』が入ります。つまり、このイヤホンは防塵等級4、防水等級4と、両方に対応しているということです。
防塵等級は4なので、どれくらいのレベルかは画像を参照してください。
『直径または厚さが1.0mmを超えるワイヤや鋼帯などの固形物体の先端が内部に侵入しない。』となっています。この上のレベルだと、『粉塵』すら入らないレベルなので、IP4Xは日常生活やスポーツ時になんら問題のない防塵等級です。また、防水等級も4となっています。こちらも画像を見ていただければわかりやすいと思います。
『あらゆる方向からの飛沫により有害な影響がない。』となっています。分かりやすく言うと、飛沫とは水しぶきのことです。1つ下の等級のIPX3が、一般的な強さの雨を防げるレベルです。その1つ上なので、一般的な雨プラス、スポーツ時の汗やプールサイドの水しぶきなどと考えて良いと思います。ゲリラ豪雨やシャワーを浴びながらの使用には耐えられませんが、それ以下の日常生活レベルだと問題ありません。
以上のように、IPX44の防塵、防水等級に対応しているため、スポーツ時に使用しても安心です。
左右イヤホンがマグネットで吸着してネックレス状になる
左右イヤホンの背中がマグネットになっているため、不使用時にネックレス状にできます。スーパーのレジを通る際や、知り合いに偶然会った際、電車のアナウンスを機器大祭など、一時的にイヤホンを外すシーンは結構あると思います。そのような時に、スルッと落ちることなく輪っかにできるので、紛失の危険がなくなります。また、仕舞うときにも輪っか状になってケーブルが絡まないので、収まりよく収納できます。
耳掛け型で耳が痛くならない
イヤホンのタイプとしてはカナル型ではなく耳掛け型です。耳掛け型は耳の穴に浅く引っ掛けるだけなので耳が痛くなることはまずありません。カナル型の耳の穴に異物が入る感覚が苦手な方には合っている形状です。
耳掛け型は耳の穴に浅く引っ掛けるので、どうしても装着力が弱くなりがちです。耳を振るとポロッと落ちたりなんてことも珍しくありません。ただ、このイヤホンはゴム製の滑らないようなイヤーチップが装着できますし、そこには耳の穴の溝に引っ掛けるイヤーフックもあります。このイヤーフックは小さなかぎ爪状の物なのですが、意外と良く引っ掛かるので、一般的な耳掛け型のイヤホンよりはしっかりと装着できています。ただ、やはりカナル型のような装着力にはなっていないので、激しい運動で使用する際には注意が必要かもしれません。
音質について
音質についてそれほどこだわる方ではありませんが、音楽を楽しむのに十分だと感じています。低音で音が割れることもなく、高音で音が歪むこともありませんでした。シャリシャリしたチープな音もそれほど感じません。
高音質規格であるapt-x対応のイヤホンではありませんが、個人的には十分音楽を楽しめる音質だと感じています。低音が割れることもありませんし、高音でシャリシャリとしたチープな感じもしませんでした。ちなみに、実験した結果、私の環境では音ズレもありませんでした。
PCでいくつかのTVや動画を再生し、口との動きと声がずれているかのチェックをしましたが、きちんと合致していました。1,2秒程度の音ズレがあっても、音楽再生ではさして気にならないのですが、動画となると話は別です。口の動きと声がずれると、いっこく堂さんの腹話術か昔の衛星生中継かという状態になってしまいます。
環境によっては今回と違う結果になるかもしれないので断言はできませんが、今回の実験では音ズレがなかったので、動画の視聴にも問題ないと思います。
受信感度について
受信感度の実験を屋内でしてみました。
8mの距離で間に木製の扉が2枚あり、その扉を閉め切った状態で音楽を流してみたところ、全く途切れることなくスムーズに聞こえてきました。そして、その状態で耳を手で覆ってみたところ、音楽がブツブツと途切れ、手を離すとまたスムーズに聞こえてきました。また、バッグにスマホを入れ、フルフェイスのヘルメットを被った状態でも、音は途切れることなく聞くことができました。
数多くイヤホンを使用してきましたが、これは中の上から上の下といったところで十分だと思います。一般的な生活で問題になるような受信感度ではありません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
音楽再生で5時間のバッテリー持ち
音楽生成でのバッテリー基は5時間です。決して短いとは言えませんが、逆に長いわけでもありません。毎日使用するような方や、1日中外に出て使用したい方には向かない可能性があります。できれば6時間は持って欲しかったところです。
ただ、バッテリー持ちは心許ないのですが、その分一般的な両耳イヤホンよりも小型軽量で安価になっています。このあたりはバッテリー持ちと大きさ、価格はトレードオフだと思います。多少バッテリー持ちが犠牲になっても小型軽量のイヤホンが良いと思う方向けかなと感じました。
若干装着力に不安
前述もしたように、装着力はお世辞にも良いとは言えず、激しく動くスポーツだと不安です。完全にポロッと取れるまではいかなくても、浮いたようになったり、ズレたりしてしまう可能性があります。
耳掛け型は耳に合わないとポロッと簡単に落ちてしまうので、この辺り不安ならやはりカナル型をお勧めします。
総評
耳掛け型なので装着力に不安は残りますが、耳が全く痛くならないので、カナル型で耳が痛くなる方や、激しく動くスポーツで使用する予定のない方には合っていると思います。
また、バッテリー持ちは5時間と心許ないのですが、その文系量で安いので、このあたりもトレードオフになっています。どんなシーンで使用するのか次第ですが、激しいスポーツで使用しない、バッテリー持ちよりも小ささや軽さという方に向いていると思います。
こんな人にお勧め
- 耳掛け型の両耳イヤホンが欲しい人
- バッテリー持ちよりも小型軽量のイヤホンが良い人
- IPX44の防塵、防水等級に対応したイヤホンが欲しい人
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