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ごろ寝読書用タブレットを求めて1ヶ月
今回は長くなるので全3回に分けて書きます。
悩む時期が多かったこと、このZenPadが品薄で中々買えなかったことで、逆にあれがいいかな、あれもいいかななんて情報だけ入ってきて悩んでしまったのも一因です。ただ逆にこのお陰で、タブレット関連の情報は目一杯収集しましたし、目一杯考えました。その辺りの買う前の逡巡から本製品のレビュー、そしてアクセサリの話を書いていきます。
目的
目的は先ほども書いたようにズバリ「ごろ寝読書用」です。ならKindleやKoboでも良いじゃないかとの突っ込みが聞こえてきそうですが、電子書籍専用端末だと、安いのですがその分どうしても制限ができてしまい、ネット閲覧、SNS、LINEや050なんて私ががやりたい「その他のこと」がスムーズにできないのです。あれもこれも全てやりたいとは言いませんが、読書以外に何かをやりたくなったときに困る、いざというときタブレットでできる事ができなくて困る状況は避けたかったのです。
また、自炊漫画や電子書籍の閲覧以外だと、ラジオは毎日のように聞いていますし、移動中に音楽も聴きます。このように本の閲覧意外にもある程度他のことにも使うので、私の使い方の場合、電子書籍端末では厳しいのです。
と、言うことで、電子書籍端末を除外した7インチから8インチのタブレットで長いこと逡巡することになりました。
条件
さて、私の条件ですが、以下のようなことになります。
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- 液晶のサイズは7インチか8インチ
- フルハイビジョン以上(1920x1080)
- Android端末
- SDカードが使える
(1)液晶のサイズは7インチか8インチ
現在私が使用しているのはモバイル端末は、スマートフォンのGALAXY Note II(SC-02E)です。これは5.5インチのいわゆるファブレット(大型スマホ)なのですが、これが非常に良くできた機種で、不具合も全くと言っていい程無く、強制終了や勝手に電源が落ちることも皆無で、実に快適に使えていました。このスマホでも自炊漫画や電子書籍を読んでいたのですが、使って約3年、端末自体に飽きてきたこともあるのですが、もっと大きな画面で楽に読みたいとの欲求がここに来て沸々と湧いてきました。5.5インチのスマホはスマホの中では大型ですし、十分漫画を単ページ表示にすれば読めるのですが、それでもやはり本を読むのに小さいのは否めません。大きさ的には漫画の文庫版より一回りか二回り小さいサイズで、画面を凝視して読む本の場合、目が疲れてくることも少なくなく、それも改善したいとの思いもありました。
今使っているスマホが5.5インチです。さてでは何インチを選ぶか…。これが最初の課題となりました。最初は片手で楽に持てる7インチしか候補にしていなかったのですが、ネットで色々と調べていると、大型スマホであるファブレット(主に5インチ以上)を現在使用している場合、7インチにする意味はあまりない、恩恵をあまり感じられないとの意見を散見し、8インチまでを視野に入れることになりました。
タブレットの主流は7インチ、8インチ、10インチの3種類なのですが、私の使用目的は最初に書いたように、主に「ごろ寝読書用」です。10インチを片で持つのは不可能になるので、10インチは除外です。
何故7インチから8インチに決めたかの理由は、店頭で触って7インチと8インチの表示面積の違いに驚いたことが挙げられます。7インチと8インチは数字上1インチしか違わないのですが、実際比べてみると表示面積(液晶部分)の大きさの差はは歴然で、本を大きくしっかり読みたいとの私の要求にはあまりにも大きな違いでした。
下記のページを参考に比較してみると、私が今使っている5.5インチスマホが12.15cm×6.85cm=83.20cm。候補に入れていた7インチの場合、15.47cm×8.71cm=134.77cm。そして私が購入することに決めた8インチの場合、17.68cm×9.96cm=176.02cm。8インチになると5.5インチの実に2倍以上の表示面積になるのです。
更にもうひとつ、ここではこのZenPadの画面比率が4:3であることも考えなければなりません。するとどうなるのか。16.30cm×12.20cm=198.86cmとなります。なんと、16:9の8インチよりさらに面積は20cm以上大きくなるのです。実際に店頭で7インチや8インチ、そして画面比率4:3の8インチを触ってみて頂ければ、どれだけ画面の面積が違うのかおわかりいただけると思います。実際私も店頭で見比べてみてビックリしました。
最初にも書いたようにごろ寝読書用なので、この表示面積の大きさの違いはもろに使い勝手に関わります。5.5インチから7インチに変えるのはあまり有り難みを実感できないと知り、そして8インチの表示面積の大きさに惹かれ、そして画面比率4.3の8インチに決めました。
ここでわかりやすく表に纏めてみたいと思います。
横(cm) | 縦(cm) | 面積(cm) | 5.5と比較 | 7と比較 | 8と比較 | |
5.5インチ | 12.15 | 6.85 | 83.20 | |||
7インチ | 15.47 | 8.71 | 134.77 | 約1.62倍 | ||
8インチ | 17.68 | 9.96 | 176.02 | 約2.12倍 | 約1.31倍 | |
8インチ (4:3) |
16.30 | 12.20 | 198.86 | 約2.39倍 | 約1.48倍 | 約1.13倍 |
こう並べると面白いですね。1インチ大きくなることは面積に比例していないのです。7インチから8インチは表示面積が約30%増。1インチ違うだけなのに表示面積が30%大きくなるのです。更にこれが8インチの4:3になると、7インチから表示面積が実に48%のアップです。そう言えば昔、アナログテレビからデジタルテレビへ移行したとき、16:9は4:3より小さくなりますよとマスコミが度々言っており、前より大きいインチ数のテレビを買わないと、同じような感覚の大きさになりませんとアナウンスしていましたね。同じインチ表示の場合、16:9より4:3の方が面積大きくなるのです。
念のため書いておくと、このZenPadは7.9インチなのでお間違いなく。7.9インチでも便宜上、どのタブレットも8インチと表示しているようです。iPad mini 4もそうです。ちなみに、このiPad mini 4とZenPadのサイズは1mm単位でサイズが同じなので、ケースはそのままiPad mini 4の物が使えてしまうものもあります。伸縮性が全く無いハードケースの場合、使えない場合があるのですが、伸縮性のあるケースの場合、使える場合も多いようです。この辺りは自己判断でお願いします。
しかし不思議なものですね。5.5インチと8インチ(4:3)はインチ数にしてそれほど上がっているわけではないのですが、表示面積は実に2.39倍ですよ。
(2)フルハイビジョン以上(1920x1080)
現在使っているスマホが5.5インチの1280×800なので、折角新しい端末を買うのだから、現状維持はなんか嬉しくないなんて、単純な理由でフルハイビジョン以上の1920x1080以上を希望しました。これはそれほど難しい条件ではなく、このサイズになると激安タブレット以外はほぼこの条件を満たしているので、それほど絞り込む要素にはなりませんでした。
ZenPadは更にこれ以上の解像度で2048×1536です。iPad mini 4と全く同じ解像度です。本を読む目的の場合、動画のように全体的に見るのではなく、文字を1文字1文字見ることになるので、解像度が高い恩恵は計り知れません。個人的な感想ですが、5.5インチの1280×800で本は問題無く読めるのですが、スマホを顔に相当近付けねばならないこともあり、長時間読んでいると目が疲れます。高解像度を望んだ理由には、この状況も改善したかった思いもあります。
(3)Android端末
別にiOSを毛嫌いしているわけではありませんが、OSはAndroid希望でした。まあ毛嫌いするも何もiOS使ったことがないので嫌いようも無いのですけどね。ただ、iOSの場合、Androidにあるウィジェットが無いとのことで、これは個人的にはNGです。更に、別にOSの問題ではなくアップルの方針なのでしょうが、外部ストレージを追加することができず、自炊本や大量のラジオ番組をストレージに入れて聴く私の場合、外部ストレージが使えないのは致命的です。
iPad mini 4は内部ストレージが128GB版もあるので、実質的にそれ以上必要になることは無いとは思うのですが、万が一や将来のことを考えると、やはりiOS端末には手が出せません。
(4)SDカードが使える
(3)に関係するのですが、SDカードが使える場合、内部ストレージを気にすることなく、自分の好きなストレージ容量を追加できるのが自分の使い方には合っています。
また、技術革新により、SDカードの容量は日々増えており、価格も上が出れば出る程普及帯の容量のSDカードは下がってきます。この辺りのコストの関係でも、SDカードが使えるかどうかは見逃せません。
遂に購入
散々悩んだ挙げ句、供給不足で手に入らなかったZenPadが手に入りました。スマホは3年程使っているのですが、タブレットは初めてです。色々使いこんで、思うところを次回のレビューで書きたいと思います。
こんな人にお勧め
- 電子書籍をよく読む人
- Android端末の画面比率4:3が欲しい人
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