目次
特徴
- 【超简单ペアリング】複雑な設定から開放し、ケースから二つのイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードとなります。
- 【人間工学設計】様々な耳の形にフィットするS/M/Lイヤーピースが付属し、誰にも快適な装着性を実現できます。
- 【小型で大音量】高い遮音性とステレオサウンドで賑やかな場所にいても音楽に浸ります。
- 【超長時間長持ち】最大連続再生時間が3時間となり、バッテリーを兼ねているケースで約3.5~4回フル充電が可能であるため、長時間聴き続ける方々におススメです。
- 【二人で音楽を楽しめる】Bluetooth4.2接続が安定として、距離があっても2人同時に楽しむことが可能です。
長所と短所
- ○トゥルーワイヤレスでケーブルの煩わしさが一切ない
- ○ペアリングが簡単
- ○ケースがモバイルバッテリーになっている
- ○極小で耳に負担が掛からない
- △バッテリー持ちが3時間
はじめに
今回レビューするのは、ZNTさんの完全コードレスの両耳ワイヤレスイヤホン『AirFits』です。
改良版が発売しました。既にこの旧バージョンは発売していないようなので、新バージョンをご購入ください。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
黒いシンプルなデザインにメーカー名だけが入った箱でした。
パッケージ内容は、イヤホン、収納ケース、USBケーブル、サイズ違いのイヤーピース2組、説明書。
イヤホンはゴクシィウタイプです。トゥルーワイヤレスなので左右のイヤホンを繋ぐケーブルすらありません。
100円玉の方が小さいくらいの大きさです。
重量は片方で4.1g。
付属の収納ケースはモバイルバッテリーにもなっており、仕舞うだけで充電がされます。
収納ケースの蓋を開くとイヤホンを装着する窪みがあります。マグネット式になっているので、大雑把に近付けるだけで正しい位置にセットされます。
サイズ違いのイヤーピース2組。
USBケーブル。
説明書。
説明書にはしっかりとした日本語表記がありました。トゥルーワイヤレスのイヤホンは操作が複雑になりがちなのですが、これなら初心者も安心です。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
トゥルーワイヤレスでケーブルの煩わしさが一切ない
一般的な両耳のイヤホンは左右のイヤホンを繋ぐケーブルがありますが、これはそれすらない完全ケーブルレスで、いわゆるトゥルーワイヤレスと言われるイヤホンです。
ケーブルが一切無いので、首の後ろにケーブルが這うことはありません。頭をどんなに激しく動かしても、首筋や衣服と擦れることなく、ジョリジョリとしたノイズが一切発生しません。ケーブルの材質や形状によっては首筋や衣服に引っ掛かり、イヤホンが引っ張られることもあるのですが、それも当然ありません。寝ながら使用しても体の下にケーブルが無いのでどんな向きに寝ても寝返りを打っても邪魔になる物はありません。
とにかく何をするにも、どんな動きでも制限が一切なく、何も付けていない状態と同じなので非常に便利です。
ペアリングが簡単
このようなトゥルーワイヤレスのイヤホンをペアリングするには、これまで右のボタンを長押ししてペアリング状態にし、次に左のボタンを長押ししてペアリング状態にし、そこでやっとスマホやPCとペアリングできるような操作体系でした。また、初回ペアリング後の2回目以降に電源を入れる際も、右の電源を入れ左の電源を入れ…など、左右順にやっていったり、左右同時に電源を入れたりなど、複雑なペアリング操作が必要でした。
このイヤホンは、このような複雑なペアリングは一切なく、ケースから取り出すと自動的にペアリング状態になります。ケースから両イヤホンを取り出すだけでスマホやPCに接続先として表示されるので、それを選んでやるだけです。また、初回のペアリング以降は、ケースから取り出すと自動で電源がオンとなり、接続先を選ぶ必要なく自動で接続してくれます。
初回のペアリングが簡単なのも有り難いのですが、初回以降のペアリングも簡単なのが素晴らしいです。初回のペアリングは面倒でも初回しか必要ありませんが、初回以降のペアリングは毎回必要な操作になりますからね。ここが簡単だったのは使いやすさにダイレクトに良い影響を与えています。
ケースがモバイルバッテリーになっている
このようなトゥルーワイヤレスのイヤホンでは最近標準ですが、収納ケースがモバイルバッテリーになっており、なおかつ充電器になっています。
トゥルーワイヤレスのイヤホンは、独立した2つのイヤホンがあるため、紛失しやすいデメリットがあります。しかし、このようなケースがあると、使い終わったらそこに収めておけるルーチンができるので、紛失の危険性が極端に減るんです。
なおかつこのケースは前述したようにモバイルバッテリーになっているため、ケースに仕舞うことイコール充電となります。「そろそろバッテリーが切れるから充電してやらなきゃ」なんて考えたりする必要はありません。いつものようなルーチンで、使い終わったらケースに仕舞うだけで勝手に充電されます。そのため、Bluetoothのイヤホンで最も面倒な充電作業はほとんど意識しなくて良くなります。ちなみに、このケース兼モバイルバテリーの容量は500mAhです。また、イヤホンのイヤホンは片方50mAhなので、数値上空から満充電まで5回できることになります。
イヤホンは音楽再生で3時間再生できるので、このケースと合わせると15時間(イヤホンとケース両方とも満充電なら18時間)の音楽聴取が可能です。
極小で耳に負担が掛からない
イヤホンの形状はいわゆる片耳の極小タイプと同じです。指先で軽く摘まめるほどの大きさで、耳の穴にスッポリ収まります。そのため、耳たぶに大きく引っ掛けるようなイヤーフックは必要ありませんし、無理に奧に押し込まなくてもしっかりと装着できます。頭を激しく振っても一切ずれませんでした。
このため、耳が痛くなることは全くありませんでした。イヤホンをして耳が痛くなるなんて悩みがある方には向いている形状、大きさだと思います。
音質について
音質についてそれほどこだわる方ではありませんが、音楽を楽しむのに十分だと感じています。低音で音が割れることもなく、高音で音が歪むこともありませんでした。シャリシャリしたチープな音もそれほど感じません。
このような極小タイプのイヤホンを求める方の場合、音質よりも使いやすさという方だと思います。使いやすさ重視の方なら、音質に特に不満は出ないレベルだと思います。ただ、apt-x対応の高音質を謳うイヤホンには敵わないので、音質重視の方は満足できないかもしれません。
また、このタイプのイヤホンで、あまりこのような用途を求める方はいないと思いますが、極小タイプのイヤホンの場合、バッテリー容量が小さいので、音量によりバッテリー消費の影響がもろに出ます。音量を大きくすればするほどバッテリー消費が大きくなるので、大音量でガンガン聞く用途には向かないタイプです。
ちなみに、実験した結果、私の環境では音ズレもありませんでした。
PCでいくつかのTVや動画を再生し、口との動きと声がずれているかのチェックをしましたが、きちんと合致していました。1,2秒程度の音ズレがあっても、音楽再生ではさして気にならないのですが、動画となると話は別です。口の動きと声がずれると、いっこく堂さんの腹話術か昔の衛星生中継かという状態になってしまいます。
環境によっては今回と違う結果になるかもしれないので断言はできませんが、今回の実験では音ズレがなかったので、動画の視聴にも問題ないと思います。
受信感度について
受信感度の実験を屋内でしてみました。
8mの距離で間に木製の扉が2枚あり、その扉を閉め切った状態で音楽を流してみたところ、全く途切れることなくスムーズに聞こえてきました。そして、その状態で耳を手で覆ってみたところ、音楽がブツブツと途切れ、手を離すとまたスムーズに聞こえてきました。また、バッグにスマホを入れ、フルフェイスのヘルメットを被った状態でも、音は途切れることなく聞くことができました。
数多くイヤホンを使用してきましたが、これは中の上から上の下といったところで十分だと思います。一般的な生活で問題になるような受信感度ではありません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
バッテリー持ちが3時間
音楽再生でのバッテリー持ちは3時間です。このようなトゥルーワイヤレスは、左右をシンクロするためにも電力を消費するため、3時間程度は一般的ではあるのですが、やはりもう少し持って欲しいのが正直な感想です。片耳の極小タイプの場合、6時間持つ物も増えてきましたからね。せめて4時間持ってくれれば、少し長めに外に出るときも使えるのですが…。
ただ、前述もしたように、ケースがモバイルバッテリーになっています。基本的にこのイヤホンを使用する場合、このケース兼モバイルバッテリーを一緒に持ち出すことになると思います。1回の使用で3時間以上使わない場合、使い終わったらこのケースに収納すれば勝手に充電されるので、見た目上の使い勝手としては、バッテリー切れを感じず、連続…と言うと語弊がありますが、断続的に使用すれば15時間くらい持つイヤホンに変わります。ただ、これは3時間以上使わない場合は…ですね。3時間しかバッテリーは持たないので、4時間の外出で使用しようとしたら、当然3時間で切れてしまい、ケースに入れて充電してやらなければ再度使えません。
このようなことから、1回に3時間以内の連続使用で収まる方用でしょうか。そうであるなら、バッテリー持ちは全く気にならないと思います。
総評
トゥルーワイヤレスは非常に便利で快適なのですが、ペアリング操作が面倒というデメリットがありました。しかし、これはケースから取り外すだけでペアリング状態となり、スマホやPCで表示されたイヤホンを選択してやるだけで繋がるので、このデメリットは完全に解消されています。
また、トゥルーワイヤレスはバッテリー持ちも課題なのですが、ケース兼モバイルバッテリーにより、擬似的ではありますが、長く使えるようになっているので、1回の連続使用が3時間で収まる方だと、そこらの両耳イヤホンで、8時間持つなんて物より便利に使えるかもしれません。
追記:新バージョン発売
新バージョンが発売したので、今後はそちらをご購入ください。
こんな人にお勧め
- 完全ケーブルレスのイヤホンが欲しい人
- 極小で耳が痛くならないイヤホンが欲しい人
- ケース兼モバイルバッテリーがあるのイヤホンが欲しい人
- 1回の連続使用が3時間以下の人
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