今回レビューするのは、FLEXISPOTさんのスタンディングデスク『E1EB』と、組み合わせて使用する天板の『人間工学カーブ型天板 スタンディングデスク用 DIY天板 140cm×70cm×2.5cm』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
【スタンディングデスク】FLEXISPOT 電動式スタンディングデスク脚 作業台 E1EBブラック
コンピューター作業時間増加による座りっぱなし時間も長くなてきました。健康な仕事環境を作るため、革新的な昇降デスクを開発しました。心血管疾患、肥満などを防ぐため、座位・立位変換しながら科学的、理想的な方法で仕事しましょう。
FlexiSpot 昇降デスクは座る姿勢と立つ姿勢を交互にとりながら、より健康的に、より効率的にデスクワークを行うことができます
自分の身長により快適な座った姿勢、立った姿勢を3つの高さで記憶させることができます。
- 長時間座りままの作業に対する良い電動式ワークテーブルです。
- 昇降範囲:71-121cm;昇降速度:25mm/s
- 使用方法:タッチするだけで好きな高さに昇降させ、姿勢を変換しながら作業しましょう。
- メモリー機能:よく使用する高さを記憶して一押しだけで記憶した高さに戻ります。
- スムーズで静音
- 無段階高さ調節で、心地よい高さで作業しましょう。
【天板】FlexiSpot 人間工学カーブ型天板 スタンディングデスク用 DIY天板 140cm×70cm×2.5cm
- 140cm×70cm×2.5cm
- カーブ型天板が一般的な長方型の天板に較べ、より体にフィットします。体を天板に近づけ、肘や腕をしっかりサポートされます。
- メラミン樹脂化粧板(ポストフォーム加工)。メラミン樹脂は丈夫なエコ材質です。表面のポストフォーム加工は木製のような柄があり、上品で手触りも良いです。
長所と短所
- △重いので取り出しや移動が大変
- ○組み立て自体は簡単
- ◎電動で昇降するので高さが自由自在
- ◎幅が可変なので乗せられる天板のサイズが広い
- ○天板はただ乗せるだけなので簡単
- ○重いので安定する
- ◎スタンディングデスクとはなっているが普通の座り机としても使用可能
- ○天板の真ん中が窪んでいるのでフィットする
外観
パッケージ外観
パッケージ内容
デスクの箱の中身です。
セット内容
- デスク各種パーツ
- 天板
- デスク組み立て説明書
デスクと天板は別売りです。
動画
スペック
電動昇降デスク(E1EB) | |
昇降範囲 | 71-121cm |
昇降システム | 無段階調整 |
幅の可変範囲 | 83-129cm |
耐荷重 | 70kg |
天板(人間工学カーブ型天板) | |
素材 | メラミン樹脂化粧板(ポストフォーム加工) |
サイズ | 140cm×70cm |
ケーブル通し穴 | 2カ所 |
使用した感想
△重いので取り出しや移動が大変
最初にビックリしたのはその重さでした。電動昇降機が付いているデスクと天板のどちらも物凄く重いです。ざっくり重量を量ったところ、デスクが20kgくらいで、天板が25kgくらいでした。また、届いた梱包サイズはデスクが80cm×30cm×20cmの3編合計130cm。天板が160cm×80cm×10cmで3辺250cm。でかいです。
大きく重いので箱から取り出す作業が大変でした。特に天板はキチキチの箱に緩衝剤の発泡スチロールが詰まっているので、いくら引っ張っても出ませんでした。左右の開口部を両方開けて、片方に足を突っ込んで押し出すようにしてやっと取り出すことができました。
また、天板の最大辺が160cmなので、箱から取り出す作業にはそれ以上の作業スペースが必要です。160cm×80cmを寝かせて作業するわけです。さらにそこに自分のスペース、取り出した天板を置くスペースも必要です。6畳の部屋が丸々空いていてやっと少し楽に作業できるかなといった感じ。私の場合、4畳くらいのスペースでやったので凄い苦労しました。できるだけ広いスペースを確保した方が良いです。狭いスペースでやる場合、箱の保存は諦めてをハサミで切り刻んで取りだした方が楽です。
これだけ大きく重い物なので、女性や子供1人では開梱、組み立てはかなりキツイと思います。成人男性の私でも苦労しました。可能なら1人補助がいると楽だと思います。箱を持って貰う人、端っこを押さえて貰う人などの補助役です。それだけで開梱も組み立ても楽になると思います。
この重さに大変苦労したのですが、何故こんなにも重いのかは組み立てた後に分かりました。この辺りは後述します。
○組み立て自体は簡単
重くて大きいので箱から取り出すのは大きいと前述しましたが、『組み立て工程』自体は楽でした。構造は至ってシンプルで、足2本の安定台、その足2本を繋ぐポール、昇降機を動作させるシャフト、シャフトを守るガード、天板を乗せる台2つの構成です。説明書も全て日本語でわかりやすかったので、ここは誰でも詰まることなくできると思います。
ただ、このデスクの1つ1つのパーツも鉄でできており非常に重いです。足1本でも軽く5kgくらいあります。ここもできれば足を立てておいてくれる補助役がいると、ボルトで止めるのも楽になると思います。成人男性なら足の間に挟んだり、壁に立て掛けたり工夫をすれば問題ありません。
デスクの組み立てに掛かった時間は30分くらいだったので、天板を箱から取り出す苦労に比べたらなんでもありませんでした。
◎電動で昇降するので高さが自由自在
最も特徴的なことは、デスクの高さが電動で簡単に変えられることです。可変範囲は71cm~121cmです。スタンディングデスクと銘打っているように、基本的に立ちながら使用するデスクなのですが、最大の121cmにすると、175cmの私が高すると思えるくらいなので、190cmくらいの方のデスク台としても問題ないと思います。
この電動昇降のスムーズさは素晴らしいです。ボタンを押してじょうげさせるだけなのですが、無段階調整なので、ミリ単位で好きな位置で停止させられ、そこでしっかり固定されます。ちなみに、ボタンは上下ボタン2つのみなので実にシンプルで捜査方法に迷うことはありません。また、電源のオン、オフボタンもないので、上下ボタンを押したらすぐに昇降されます。
静音性も素晴らしく、昇降しているときの動作音はモーター音の「ウィーーン」という、ウインチの動作音に似ています。近くに家族がいて寝ていても五月蠅いと言われるような音ではありませんし、勿論夜中に使用しても集合住宅で隣に迷惑になるような掃除機のような音でもありません。そのデスクでTVを見ていても待った邪魔にならないくらい静かな動作音でした。
◎幅が可変なので乗せられる天板のサイズが広い
高さが変えられるだけではなく、左右の幅も耳痛に変えることができます。ただ、高さの変更はボタン1つで帰られる電動式なのですが、左右の幅は手動でポールの中からもう一段回細いポールを引っ張り出して調整する必要があります。なので、幅の変更は天板を一旦外してやってやる必要があるので、高さの変更ほど簡単にできるわけではありません。基本的に最初の幅を設定してあとは放置だと思います。そもそも幅は天板のサイズが変わらない限り変更することはないと思うのでこれで十分だと思います。
幅の可変編範囲は、83cm~129cmです。今回、私は140cm×70cmの天板を使用して組み合わせましたが、全く問題なく安定して設置することができました。もうちょっと大きな天板でも設置できそうです。
幅の変更方法は少し触れましたが、太いポールと細いポールが重なって組み合わさっているので、固定していたボルトを軽く緩めで、太いポールの中に入っている細いポールを引っ張り出して幅を長くし、中に収納して狭くする…と言ったシステムです。このパターンは一般的なデスクや家具なんかでもよくあるシステムですね。幅が決まったらボルトで固定して終わりです。
○天板はただ乗せるだけなので簡単
組み立て方で意外だったのは、天板をただ『上に乗せるだけ』だったことです。私がこれまで使用してきたデスクは、台座と天板をボルトやネジで固定したのですが、それとは違っておくだけだったのでビックリしました。
果たして天板を『置くだけ』で安定するのだろうか…と疑問だったのですが問題なく安定しました。と言うのも、前述もしたように、この天板は重さだけで20kg以上あります。この重さが安定に重要だったんです。開梱作業で苦労しましたが、この重さがあるおかげで安定してピタッとデスクにくっつけることができたみたいです。
デスクの天板と接触する部分には、分厚いゴムのリングが数カ所あるのですが、これが滑り止めになり、重い天板を乗っけるだけでしっかりズレずに設置できています。天板は同メーカーの物を購入して乗っけるのが1番確実だとは思いますが、他メーカーの物でも、もっと言うとベニヤ板でも乗っけられます。ボルトやネジで固定するわけではなく、乗っけるだけなのでなんでもありなんです。ただ、ボルトやネジで留めるわけではなく自重で安定させるタイプなんぽで、軽すぎる物だと安定しないと思います。
ちなみに、このデスクの耐荷重は70kgです。175cmの私の体重が約60kgなので、私が乗っかってもまだ10kg余裕があることになります。デスクにパソコン、TV、その他のパソコン周辺機器などを置いても余裕です。また、天板を乗っけるだけで不安だったのですが、どこにパソコンやTVを置いてもド安定していました。グラつくこと、傾くことは一切なし。ただ、天板を乗っけるだけの構造なので、デスクの幅はできるだけ広く取って安定させる工夫はした方が良いと思います。
また、この天板は置くの左右にコードを通すコード通し穴があります。これはスライドして窓を開くようにすることもできますし、このカバー自体を取り外して大きく穴を使用することもできます。カバー自体を取ってしまうと穴は大きく開くので、太いコードを何本も通すことが可能です。
○重いので安定する
天板が重いので、置くだけで安定して設置できるのは前述しましたが、その台座となるデスクも25kgくらいで重いので、ちょっとやそっと人がぶつかったくらいでは微動だにしません。この部分もやはり重さが重要なようで、デスク、天板の安定度に貢献しているようです。
開梱は大変だったのですが、結果的に最初に苦労して組み立ててしまえば、1度設置したらびっくりするくらい安定するデスクと天板でした。軽かったら天板を乗っけるだけの構造や、このしっかりした安定感は無理だったのだと思います。
◎スタンディングデスクとはなっているが普通の座り机としても使用可能
スタンディングデスクではあるのですが、1番低い高さで71cmなので、普通に座り机のパソコンデスクとしても使用できます。と言うか、私の場合はこの使い方です。今現在メインで使用しているパソコンデスクの高さが70cmでちょうど良いのですが、それと同じくらいの高さになります。なので、サイドデスクとしてこのスタンディングデスクを設置しています。
○天板の真ん中が窪んでいるのでフィットする
天板の真ん中が窪んでいることが写真からもわかると思います。いわゆる人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインってやつです。要は『人間が使いやすいようにデザインされた形』ですね。この窪みにはちょうど人間が収まりやすいようになっており、机に向かったときのフィット感が素晴らしいです。奥に設置したモニターと距離が近くなり、右にマウスを置くとちょうど良い感じ。
ただ、窪んでいる分天板の面先は多少少なくなるので、デスクの上にいっぱい物を置きたい方には向かないかもしれないので、そのような場合は普通の長方形の天板を選んでください。物をたくさん置きたければ普通の長方形、人が真ん中に来るとピタッとフィットして据わりが良い方が良い場合はこのようなエルゴノミクスデザインの天板を…って感じでしょうか。
追記:クラウドで公開
FLEXISPOTさんがクラウドで出資を募って新製品を開発するようなので、興味がある方は下記のHPを参考にしてください。
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総評
開梱には大変苦労しましたが、組み立てて設置していますとこれ上にないくらいの安定感を誇るデスクになりました。まさか天板を上に乗っけるだけでここまでグラつかなくなるとは思いませんでした。この安定感は重さが重要な要素になっているので、最初の開梱と組み立てに力は要りますが、ここさえクリアすれば非常に質の高いデスクが手に入ります。
私はパソコンは毎日使用します。なので、毎日触れますし見ますし使います。このように『毎日使う物』には多少無理してお金を掛けても良いと個人的には思っています。毎日使う物の場合、少しの使い勝手の良さが大きく影響しますからね。他ではキーボード、マウス、椅子などもそうです。毎日使う物、触れる物なので、この辺りは高くても良い物を購入するようにしています。
これまでは高くて2万円を切る程度のパソコンデスクしか使ってこなかったのですが、さすがにデスクと天板で4万円ちかいデスクだと高級感、質感、安定感が違いますね。電動部分の価格もあるのでしょうが、デスク自体の質が素晴らしいです。
電動によって高さがボタン1つで変えることができるので、そのデスクを複数人で使う場合なんかに最適だと思います。家族で使うのは勿論、ビジネスシーンでも活用できると思います。
こんな人にお勧め
- 電動で高さを自由に変えられるデスクが欲しい人
- 好きな天板を使用したい人
- エルゴノミクスの天板を使用したい人
- 複数人でデスクを共有して使用する人
関連リンク