今回レビューするのは、スクウェア・エニックスさんのゲーム『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
ちなみに、前作『ライフ イズ ストレンジ』のレビューは下記で記事にしています。
目次
あらすじ
『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』は、プレイヤーの選択によって物語の内容が変化するアドベンチャーゲームです。主人公は16歳の不良少女クロエ。父親を亡くし、世の中のすべてに嫌気がさしている彼女と、同級生レイチェル・アンバーとの切ない青春の物語が、オレゴン州の田舎町を舞台に展開します。
本作は、英国アカデミー賞や日本ゲーム大賞などで受賞を果たし、世界中で好評を博している『ライフ イズ ストレンジ』の前日譚です。高く評価された物語性や作風を引き継ぎ、誰もが共感できる等身大の16歳の視点で、現代社会が抱える問題や生きることの難しさを描き出します。
プレイヤーはクロエを操作し、まわりの人々との人間関係を築いていくなかで、数々の選択を迫られることになります。時には「バックトーク」と呼ばれる論戦を仕掛け、自分に有利になるよう会話を運ぶことも可能です。ただし、今は良さそうに思える選択が、後々良い結果をもたらすとは限りません……。
プレイした感想
DLCの『さよなら』から始める
前回は普通に本編のエピソード1から始めたのですが、今回はダウンロードコンテンツ『さよなら』をプレイしました。何故かと言うと、ちらっと触りだけを見た限り、どうも本編とは一切関係ないようだったからです。実際にプレイしてもそうでした。本編と繋がりはないので、先にDLCをやっちゃった方が良いかもしれません。
このDLCの『さよなら』は、クロエとマックスが13歳の頃の話です。マックスがシアトルへ引っ越す3日前、まだクロエに引っ越すことを言えず、どうしようか迷っている中、8歳の頃タイムカプセルに入れたお宝の地図を発見。クロエとマックスが一緒に探す…との話です。
ちなみに、このDLCはストーリー分岐がありません。…ないよね…?マックスが引っ越しのことを言うと選択しても、ストーリー上「やっぱり言えない」となるので、なにを選んでもストーリーに変化はありません。ただクロエの言動が少しだけ変わるだけです。
ゲーム性は皆無
前述もしたように、選択肢によりストーリー分岐がないので、ゲーム性は皆無です。どの選択肢を選んでも同じようにストーリーが進み、同じ終わり方をします。
ゲーム性…らしき物があったのは、屋根裏部屋でお守りを探すとき、邪魔な物をどける…くらいです。まあ、これも無理矢理入れたちょっとしたパズル要素で、ストーリー上全く必要ないですし、複雑でもないですし、楽しくもありません。
あとは、双眼鏡にお守りをくっつけ、お宝の場所を探すときですかね。これもずっと正解が分からないでいると、自動的に正解が導き出されるようになっています。
ちなみに、お宝の場所の正解は下記です。
と言うことで、DLCはやはりオマケの域を出ません。まあ、無料ですからね。別に文句はありません。
やはり光の使い方が美しい
前作でも今作でも思いましたが、やはりこのゲームは光の使い方が素晴らしいです。グラフィック自体は、画像を見ても分かるように、ポリゴンが荒いです。厳しめの評価をすると、PS2の終盤のようなレベルです。おそらくPS3の標準レベルにも達していなせん。ただ、太陽光の見せ方、拡散する光や影など、光の使い方が美しく、うっとりしちゃうんです。不思議な魅力のあるグラフィックです。
クロエのお父さんが死んだ日の話
このマックスが引っ越す3日前と言うのは、クロエのお父さんが死んだあの日です。あの日、クロエとマックスはどう過ごしていたのか…がわかります。女性の友情の距離感とかはわからないのですがこんな感じなんですかね。前作でも女性の友情物ってゲームや話は珍しいので、その辺りでも引きつけられました。
そして最後は…。クロエのお母さんが泣きながら帰って来て、お父さんが死んだことをクロエに伝え…。
この辺り、前作でも触れられて思い出話として出ていたのですが、この日のことを詳しく描いたエピソードでした。
総評
クロエとマックスのお別れしたときのエピソードが見られて良かったです。しかし悲しいなあ…。ここからクロエは環境が激変してグレちゃうのよねえ…。
ちなみに、DLCはぴったり90分で終わりました。ストーリー分岐しませんし、90分で終わるので、やはりオマケ的立ち位置ですね。前作をプレイしたことがある方は、こっちから先にプレイした方が良いと思います。
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