目次
特徴
- ● 2.4GHZ技術の応用 ●:リモコンは新型のツーウェイ2.4GHZ技術を応用して、弱信号警報と低電圧警報の二つの機能があります。リモコンの状態指示ランプと音の変化から情報を判断して、早めに問題を解決します。そして、リモコンのコントロール距離がレベルアップ、コントロー距離は300メートルから500メートルまでを拡大しました。
- ● 高性能6軸ジャイロ搭載 ●:ドローンは高性能6軸ジャイロ搭載で上昇、下降、前進、後進、左回し、右回し、3Dフリップが簡単にコントロールでき、6軸ジャイロのフライトシステムを搭載し、安定性抜群、安定した飛行を実現します。
- ● 運動カメラ搭載可能 ●:高画質の撮影や写真を求めで、B3 Bugsドローンはスポーツカメラ用ホルダーが付き、C4000やGOPROなど多種類のスポーツカメラを搭載できます。いつでも、どこでも写真を撮ることは可能になります。(運動カメラ付きません。)
- ● 大容量バッテリー ●:付属の1,800mAhバッテリーを使用して、1回の充電で最大約18分を飛ばします。内蔵コンパートメントカバーのユニークなデザインのおかげで、取り外しが簡単で電池の安全性が向上します。
長所と短所
- ○500メートルのコントロール可能距離
- ○GoProなどのアクションカメラが搭載可能
- ○18分間の連続飛行が可能
- △標準カメラは未搭載なので自分で用意する必要がある
- ×起動方法が複雑
はじめに
今回レビューするのは、SOFERさんのアクションカメラを搭載できるドローン『Bugs3』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
箱は40cm×40cmと言ったところです。ドローン自体軽いので箱も軽いです。
パッケージ内容は、ドローン、コントローラ、保護カバー(プロペラガード)×4、ランディングスキッド(足)×4、プロペラ×4、予備プロペラ×4、プロペラ装着器、ドライバー、バッテリー(1800mAh)、充電器、アクションカメラホルダー、サンキューカード、説明書。
ドローンは非常に軽いです。最初は何も組み付けられておらず、自分でプロペラ、プロペラガード、足、アクションカメラホルダー、バッテリーを取り付けます。
裏面。
コントローラー。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
500メートルのコントロール可能距離
これまでいくつかドローンを使用してきましたが、安価な物だったからか、概ねコントロール可能距離は100メートル程度でした。しかし、今回のこのドローンはコントロールできる距離が500メートルで驚きました。同価格帯の物でも100メートルだったんですけどね。
100メートルでも目視できる範囲を飛ばすには問題なかったのですが、さすがに500メートルコントロールできると、目に見えないずっと先の景色まで撮影することがで来ました。また、「距離的にそろそろコントロールできなくなるかも…」なんて不安になることもないので、安心して思いっきり飛ばすことがで来ました。
私が以前に使用した同価格帯のドローンでも100メートル程度だったのに、何故500メートルもコントロールできるのかと考えると、後述しますが標準カメラを搭載していないので、そのコストがドローン本体の背性能に掛けられたんですかね。
どのような理由にしろ、前述したように「もうそろそろコントロール限界の距離かも…」なんて心配は一切しなくて良くなるので、遊んでいて精神的不安がなくなるのが一番のメリットだと感じました。
GoProなどのアクションカメラが搭載可能
このドローンには標準カメラが搭載していないのですが、その代わりGoProのようなアクションカメラを搭載するホルダーが取り付けられています。
標準カメラを搭載したドローンと、アクションカメラ搭載可能なドローンのどちらが好みかは人によりますね。それぞれのメリットやデメリットをまとめると下表のようになります。
標準カメラを搭載したドローン | アクションカメラ搭載可能なドローン | 備考 | |
ドローンの大きさ | 小型化可能 | 大型になる | |
バッテリー | 小型化可能 | 大型になる | |
カメラの性能 | ドローンに依存する | アクションカメラ全てから選べる | |
カメラの撮影時間 | ドローンに依存する (概ね8分~十数分) |
アクションカメラに依存する (概ね60~110分) |
|
カメラの交換 | 不可能 | 可能 |
ドローンの大きさは、アクションカメラを搭載するので大型化は必至です。いくらアクションカメラは小型軽量だとは言っても、ピンホールカメラ並みの小型軽量なドローン標準搭載のカメラの軽さには敵いません。部屋に置き場所がないとか、建物の間をスイスイ進ませたいなんて用途の場合、この40cm×40cmのドローンは大きすぎると感じるかもしれません。
また、大きなドローンとアクションカメラを飛ばすため、バッテリーも大きな物を積まなければなりません。やはりどうしてもアクションカメラ搭載可能なドローンだと、構造上今のところ40cm四方くらいの大きさになってしまうみたいです。
最も変化があるのはカメラの性能や使い勝手ですね。ドローン標準搭載のカメラの場合、当然交換はできないので、そ画質、性能のカメラを否が応でも使用することになります。ドローン自体の操作性や性能には満足していても、「カメラの性能がちょっと…」なんて場合も交換できません。手軽ではあるのですが、もっと良い画質をと思ったら、ドローン本体を買い換える他ありません。
一方このようなアクションカメラ搭載可能なドローンの場合、GoProを初めとして、無数にあるアクションカメラから好きな物を自分で選んで搭載できるんです。アクションカメラはGoPro以外にも安価な物が無数にありますし、画質やバッテリー持ちも様々です。その中から自分で選べるとのアドバンテージは非常に大きいです。
GoProは3~5万程度してしまうので、別途このドローンのために購入するのは現実的ではありませんが、安価なアクションカメラだと、7千円程度で十分な物が購入できます。しかもこのクラスでもフルハイビジョンの60fps撮影は勿論、4K撮影まで当たり前のようにできます。1万5千円程度のドローンだと、カメラは概ね720P(1280×720)です。しかし、7千円程度のアクションカメラでもフルハイビジョン、4K撮影までできるので、カメラの画質との面でみると、圧倒的にアクションカメラ搭載可能なドローンの勝ちです。これはあらゆる面で勝負になりません。
また、バッテリーも最近のアクションカメラはフルハイビジョンの場合、100分を超える物が当たり前なので、カメラの撮影時間を気にすることもなくなります。勿論、ドローン自体の飛行時間には18分との制限はあるのですが、ドローンを飛ばす限りカメラの録画は止まらないのは、いちいち撮影できているか確認しなくて良いので楽です。
このような点から、既にアクションカメラを持っている方、元々買う予定だった方、画質にこだわる方は、このようなドローン搭載可能なアクションカメラをお勧めします。
18分間の連続飛行が可能
前述もしましたが、このクラスのドローンだとバッテリーが持つ飛行可能時間は8分から10分ちょっとと言ったところです。しかし、このドローンは18分連続飛行が可能でした。いくつかドローンを使用してきましたが、ここまで持ったドローンは初めてです。
小型軽量で取り扱いや仕舞うことが楽だとは言え、さすがに8分程度しか持たないドローンだと、すぐに飛行が終わってしまって満足感が得られなかったのですが、18分飛ばせると十分な満足感が得られました。
実用的な面を書くと、撮影したい対象を確実にじっくり、そして余分に撮影できるので、失敗のない撮影が可能です。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
標準カメラは未搭載なので自分で用意する必要がある
前述もしましたが、このドローンにカメラの搭載はありません。アクションカメラを搭載しないとただのヘリのラジコンです。一般的なドローンは標準カメラが搭載されてるので、別途お金を出して何か購入する必要はなく、ドローンを購入したらその単体のみで飛ばし、そして撮影することができます。このような面から見ると、標準カメラ搭載ドローンの手軽さはありません。
もしアクションカメラを持っていなければ、別途7千円~出して購入しなければなりませんし、アクションカメラにSDカードを入れたり、画質の選択などの設定もドローンとは別にしてやる必要があります。アクションカメラは画質や設定を細かく弄れるので、それを便利と感じるか、ドローン単体で飛ばして録画できないので面倒だと感じるかは人それぞれになります。私はアクションカメラを以前から所有しており、使い方も熟知しているので、良い画質で好きな設定で撮れることに魅力を感じています。
また、スマホと連携できるドローンだと、『今撮影している映像』を手元のスマホで確認し、それを見ながら飛行させることが可能なのですが、標準カメラは搭載しいていないのでこれがで来ません。スマホホルダーはコントローラーにあるのですが、ドローンとスマホの連携、コントロールは一切できません。
このスマホホルダーは何故あるのかと言えば、最近のアクションカメラはwifiで接続してコントロールできるからです。wifi接続できるアクションカメラの場合、スマホホルダーにスマホを取り付け、録画の開始、停止などの操作ができます。
起動方法が複雑
他の方のレビューにもありましたが、ペアリングが分かりづらかったです。挙動もペアリングする度に若干違ったり…。
- コントローラーの電源オン
- 本体の電源ケーブル(黄色)を接続
- コントローラの左スロットルを下に押し込む
- コントローラー左上部の赤いボタンを長押し
- (コントローラーの左スロットルを左右に動かす)
5はやらないとペアリングしないときがありました。
もっと簡単にペアリングできるドローンも普通にあるので、結構癖があるペアリング方法かなと…。覚えてしまえば良いだけなのですが、もう少し簡単なペアリング方法なら言うことがなかったです。
総評
高画質録画できるドローンを安価で手軽に入手できます。2万円ちょっとで4K撮影のドローンが手に入るので、トータルで考えるとお得です。4K撮影できるドローンなんてとてもこの価格じゃ購入できません。
アクションカメラを別途用意したり、アクションカメラの操作方法や設定方法にも精通しておく必要はありますが、アクションカメラはドローン搭載以外の通常の使い方でも面白く遊べるガジェットなので、ドローンにもアクションカメラにも興味がある人、もしくは既にアクションカメラを所有している人にはもってこいのドローンだと思います。
こんな人にお勧め
- 高画質でドローン撮影したい人
- アクションカメラを素既に所有している人
- バッテリーが18分持つドローンが欲しい
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