目次
特徴
- 【3200lm ・1080P HD】3200ルーメンで、普通のプロジェクターより50%明るいです。最大解像度:1920*1080;実効解像度:1280×768;コントラスト:1000:1。高画質の音楽、画像、ビデオなどを楽しめます。
- 【多機能インターフェース】AV / USB / SD / HDMI/ VGA/ Speakerインターフェース搭載。PC/Laptop/ iPhone / iPad / ブルーレイDVDプレー / ゲーム機など接続できます。
- 【耐久性・省エネなLEDランプ】消費電力が140-150Wで、LEDランプが30000時間以上使用可能です。
- 【台形補正・3つの投写方法】投写画面サイズ:26in-280in;投写距離:1m-7m;アスペクト比:4:3/16:9;台形補正:補正手動±12°;167万色;1080P HD対応;画像を360°反転する機能付き、卓上または天井からの吊り下げ使用が可能です。
長所と短所
- ○3200ルーメンの明るい映像
- ○入力解像度フルハイビジョンで出力解像度ハイビジョン
- ○多様な機器に繋げられる
- ○台形補正機能があるので角度をつけた投影ができる
- ○天井吊り下げが可能
- ○リモコン操作ができる
- △ファンの音は静かではない
- △リモコンの反応はいまいち
- ×ピント合わせのツマミが異常に固い
はじめに
今回レビューするのは、RAGUさんのプロジェクター『Z720』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
箱はシンプルな段ボール箱でした。
パッケージ内容は、プロジェクター、リモコン、電源ケーブル、HDMIケーブル、VGAケーブル、音声ケーブル、レンズクリーナー、説明書。
プロジェクターの表面はマット素材で指紋が付きづらいようになっていました。
3200lmの明るい映像です。
背面には端子類が集中しています。SDカードスロットだけは側面にあります。
コントロールボタンは上面にあり、細かくボタンがあるので全ての操作が本体で可能です。
裏面には四隅にゴム足があるので滑りません。
リモコン。
HDMIケーブル。
VGAケーブル。
音声ケーブル。
電源ケーブル。
レンズクリーナー。
説明書。
簡単ではありますが、説明書に日本語ページがありました。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
3200ルーメンの明るい映像
最も売れていて有名な蛍光灯であるパナソニックのパルックを最も明るくした状態で2480lm(ルーメン)です。このプロジェクターの映像が出す光は3200lmなので、それよりも更に明るいことになります。
実際に自宅で使用しているパルックを最も明るくし、このプロジェクターで映像を投影してみたところが、きちんと映像を見ることができました。ただ、あくまで『見ることができた』とのレベルなので、決してこの状態で見やすいわけではなく、色は相当薄くなっていました。とは言え、蛍光灯を最も明るくした状態で映像が取り敢えず見られるだけでも凄いです。安価なプロジェクターだと映像の明るさ(ルーメン)が低いので、蛍光灯を最も明るくしたら見ることすらできません。
蛍光灯を最も明るくしてみることはさすがにプロジェクターとして意味がないので皆さんしないでしょうが、これだけ映像が明るいことにより、部屋をそこまで厳密な暗室にしなくても綺麗に映像が見られるとのメリットがあります。映像が明るくないプロジェクターだと、かなり気を遣って部屋を真っ暗にしないといけないのですが、そこまで頑張る必要はありません。電気を消すだけで昼間でも結構見られますし、カーテンを軽く締めればもう十分です。プロジェクターの映像が明るいと準備が楽なんです。
入力解像度フルハイビジョンで出力解像度ハイビジョン
このプロジェクターは入力解像度は1920×1080のフルハイビジョンが可能で、出力する際には1280×768のハイビジョン映像になります。
ハイビジョン映像だとこの時代それほど高解像度じゃないと思うかもしれませんが、プロジェクターは格子状のモニタに投影されるわけではなく、格子状の区切りのないスクリーンや壁に投影するので、これでも十分綺麗なんです。この価格帯だとフルハイビジョン投影できるプロジェクターはほぼ無いと思います。
ちなみに、専用スクリーンではなく適当な壁に投影させてみましたが、字幕もきちんと見ることができているので、解像度には何の不満もありません。
多様な機器に繋げられる
入力端子は多く、TVチューナーは勿論、PC、DVDやBDプレイヤー、ゲーム機、ビデオデッキなど、あらゆる物を接続できます。これだけ入力端子があれば不足はありません。
また、USBメモリとSDカードの中に入った動画や音楽、画像やTXTの表示も可能です。個人的にはUSBメモリの再生が最も便利だと感じています。USBメモリは価格も安く大容量化しているので、録画した映画をUSBメモリに入れてプロジェクターに差し込み再生すると、自宅があっと言う間に映画館に早変わりです。
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- 入力インターフェース:AV 、USB 、 SD 、HDMI、 VGAとスピーカー搭載されます。
- 動画フォーマット:MPG / AV / TS / MOV / MKV / DAT / MP4 / VOB(最大1080P対応解像度)
- オーディオフォーマット:MP3 / WMA / AAC / AC3 / M4A
- 画像フォーマット:JPG / JPEG / BMP / GIF / PNG / GIF
- テキストファイル:TXT
上記対応ファイルを見ればわかりますが、対応フォーマットも十分で、録画したtsファイルをそのまま再生できるのは有り難かったです。
台形補正機能があるので角度をつけた投影ができる
プロジェクターを常設で使用でもしない限り、投影する高さときっちり合わせて設置するのはなかなか難しいと思います。その場合、適当に机の上などに置き、角度を少し上につけて使用することになると思うのですが、このような場合でも、レンズの上のツマミを軽く回してやるだけで、歪んでしまった台形がきちんと長方形になります。個人的にはこの機能は必須です。
ちなみに、補正できる角度は上下12度までなので、そこまで急角度をつけられるわけではりません。この点は少し注意が必要です。また、この角度調整は本体底面の機能でできます。ボタンを押すとスルスルと伸びる棒が出てきます。
天井吊り下げが可能
映像反転機能もあるため、天井からの吊り下げての使用も可能です。プロジェクターは設置する場所を取ってしまうので、常設するなら天井吊り下げも視野に入ってくると思います。安価なプロジェクターだとこの反転機能がある物は少ないので、天井吊り下げはできない場合があります。
リモコン操作ができる
リモコンが付属しており、離れた場所からでも操作が可能なので便利でした。ただ、受信角度はシビアなようで、ほぼ真正面からでないと操作が鈍くなる傾向にあるようです。真横にプロジェクターを置いてリモコン操作なんてことは厳しい感じです。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
ファンの音は静かではない
プロジェクターはファンの音が大きくなりがちで、耳のそばに設置して映像を見るのは厳しい物が多いです。
このプロジェクターは静音とは説明で謳ってはいるのですが、さすがにそれでも真横で試聴するのは厳しいかなといった感じです。
ピント合わせのツマミが異常に固い
ピント合わせのツマミが異常に固かったです。もう動かないかと思っても指が痛くなるほど力を入れるとまだ動いたり…。個体差でしょうか…。
1度ピントを合わせたらもう動かさないからとのことで固くしたのか、不具合で固いのか、個体差なのかは分かりません。スムーズに動く個体もあるのかも知れませんが、私の個体は異常に固かったです。
総評
さすがに2万円近いプロジェクターになると、映像も物凄く明るくハッキリくっきり投影されますし、ハイビジョン解像度なので、映像の綺麗さには一切不満がありませんでした。字幕もきっちり綺麗に読めますし、映像の綺麗さなら文句つけようがありません。
入力機能も多用で、HDMI、VGA、AVとあるのは勿論なのですが、USBメモリ、SDカードと使えるのは手軽で非常に便利でした。また、台形補正機能、天井吊り下げの反転機能など、細かい塚勝手も良かったです。
こんな人にお勧め
- 明るい映像が出力できるプロジェクターが欲しい人
- 多様な入力機器に対応しているプロジェクターが欲しい人
- 台形補正機能のあるプロジェクターが欲しい人
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