目次
特徴
- 【Bluetooth ver.4.0対応】Bluetoothを搭載した携帯電話と、ワイヤレスで音楽・ワンセグ・通話ができます。CSR社製Bluetoothバージョン4.0搭載します。 (従来のバージョンとも互換性があり、従来のバージョンの携帯電話でも使用できます。)
- 【ハンズフリー通話】携帯電話にペアリングして通話ができるワイヤレスイヤホンです。周囲の雑音を除去する技術が搭載されており、クリアーな通話音質、小型の黒いボディーのモノラルイヤホンタイプで、ハンズフリー通話ができます。
- 【二台同機を支持】ブルートゥースモノラルイヤホンは二台同機を支持、通信距離が10m可能、連続待受時間最大約30日間、連続通話時間・音楽再生時間は4時間で、充電時間約1時間です。
- 【対応機種】iPhone 5/5s/5c/6/6 plus/ iPhone 4/4s/iPad 4/3/2/iPad Air/iPod/ Samsung Galaxy S5/S4/S3/ Galaxy note 3/Sony /sharp/ Panasonic/ Sanyo/Toshiba/CASIO/ Kyocera/Fujitsu, などのスマートフォンとタブレットに対応できます。
- 【充電用クレードル付き/1年保証】車内や卓上での使用に便利な充電用クレードル付きです。クレードルにイヤホンをセットするだけで充電ができます。着信時はクレードルからイヤホンを外すだけで着信を受けられます。お買い上日より12ヶ月の保証期間がついております。
長所と短所
- ○クレードルにセットするだけで充電できて簡単
- ○電源とクレードルのセットが連携していて操作が楽
- ×音量調整が3段階しかない
- ×バッテリー持ちが4時間と少ない
はじめに
今回レビューするのは、SoundPEATSさんの片耳イヤホン『D4』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。
同梱品。イヤホン、イヤーピース(S、L(Mは装着済み))、イヤーフック×2、USBケーブル、取り付けベース、粘着テープ、収納ケース、説明書。
イヤホンとクレードル。
クレードル。マグネットでピタッとくっつきます。
イヤホン。マイク部分が長く、口元近くまで伸びています。
タイプとしてはカナル型(耳穴の奧に入れるタイプ)ではなく、耳掛型なので、耳の穴は痛くなりません。
イヤーピース。大きさ違いなので、自分の耳に合った物を選べます。
イヤーフック。同じ大きさの物が2つ付いています。
粘着テープ。車のダッシュボードなどにクレードルを取り付ける場合使います。
取り付けベース。クリップで挟めるところにクレードルを取り付けられます。車のエアコン吹き出し口のようなところですね。
USBケーブル。基本的にクレードルに常時接続しておくので、長いUSBケーブルが付属していました。
説明書。説明書は完全日本語版でした。
クレードル込みの重量は18.5g。イヤホンのみの重さは8.1gと超軽量です。
100円玉と比べると大きさは以下のような感じです。マイク部分が伸びているため、縦に長い形となっています。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になるところ
まずは気になるところから書いていきたいと思います。
音量調整が3段階しかない
ここはっちょっと変わったところだったのですが、このイヤホンで操作できる音量は3段階のみでした。最大、標準、最小の3つのみです。
音量ボタンがサイドにあるのですが、ここを1回押すと最大に、2回押すと標準に、3回押すと最小にという変わった仕様です。なので、基本的に音量の操作は本体のスマホやPCですることになると思います。小型なので設置するスペースがなかったのかと思いますが、できればここは素直にボリューム操作の上下ボタンがあれば良かったかなと感じます。
バッテリー持ちが4時間と少ない
片耳イヤホンの場合、バッテリー持ちはどうしても犠牲になりがちなのですが、このイヤホンもその影響で、音楽再生で4時間のバッテリー持ちとなっていました。使い方によっては、この4時間では物足りないと感じるかもしれません。
クレードルにセットするだけで充電できて簡単
面白い機能としては、クレードル(接続台)が付いていることです。
このクレードルにイヤホンを置くと自動で充電が始まります。いちいちUSBケーブルを手繰り、USB端子の表裏を気にしながら差し込む動作に比べると、何段階も手間を減らせるので、物凄く楽に充電作業ができました。
このようなモバイル端末では、充電作業を避けては通れないので、頻繁に行う充電が楽かどうかは、使い勝手にダイレクトに響いてきます。なので、バッテリーの持続時間は長い方が良いんです。また、バッテリーの持続時間が短くても、ここまで充電の手間が楽ならば、バッテリー持ちの悪さもカバーできるのかなとも感じました。
イヤホン本体にもUSB端子は付いており、クレードルを通した充電のみならず、一般的なイヤホンと同じように、イヤホンのUSB端子にUSBケーブルを直接差し込んで充電することもできるので、万が一クレードルを紛失、破損した場合や、劣化して接触が悪くなった場合でも充電はできるので安心です。
面白い機能はまだあります。クレードル、イヤホンにマグネットが仕込んであり、クレードルの側にイヤホンを持っていくと、マグネットで引き寄せられ、カチッと収まりよく自然に填まります。いちいち充電端子部分に合うように位置に気を遣う必要もなく、適当にクレードルにイヤホンを近付けるだけで填まるので、これも楽な要素の1つでした。
電源とクレードルのセットが連携していて操作が楽
クレードルには面白い機能があることは前述しましたが、更に電源とも連動しており、クレードルにイヤホンをセットすると、自動的に電源がオフになります。そして、クレードルからイヤホンを取り外すと、自動で電源がオンになります。人によっては、こんなシクロはいらないと思うかも知れませんが、基本的にこれはいちいち電源のオン/オフの作業が必要なくなるので便利な機能だと思います。勿論、電源のオン/オフは自分でも任意で操作できるように、きちんとイヤホン本体にマルチファンクションボタンが付いています。こちらは一般的な操作方法と同じで、短押しで電源のオン/オフ、長押しでペアリングです。
クレードル周りの使い勝手は相当練り込まれていると感じました。充電の手間を少なくしたい人、電源のオン/オフ操作を少なくしたい人にはお勧めできると思います。
音質について
音質に拘りがある方でも詳しい方でもないのですが、片耳イヤホンとしてはかなり良い音質に入ると思います。とは言っても、あくまで片耳なので過度な期待は禁物ですが、十分音楽鑑賞に耐えられる音質だと思います。また、背後に「サーッ」と流れるホワイトノイズも一切ありませんでした。クセのないクリアな音質だと思います。
音ズレについても検証しました。PCとタブレットで動画を見て、口の動きと声がズレていないかをじっくりと見たのですが、私の環境では一切音ズレありませんでした。片耳イヤホンの超小型の物や、Bluetooth3.0くらいの物だと、音ズレのあるイヤホンも希にあるので、ここはちょっと注意なんです。その点、このイヤホンは前述のように音ズレが一切なかったので安心です。
ただ、Bluetooth機器の難しいところで、電波強度や音ズレについては、発信機と受信機2つで1つなので、他の方では音ズレが出る可能性がゼロとは言えません。もし音ズレが起こる場合、このイヤホンには問題はないことは、PCとタブレットで確認済みなので、発信機の方を検証してみてください。
電波強度について
いつもの自宅での電波強度の実験をしてみました。8mの距離、木製の扉2枚を締め切った状態で、音は一切途切れずに聞くことができました。この状態で耳を手で覆うと、音が完全に聞こえなくなり、離すと再び聞こえてきました。これまで数多くのイヤホンを使用してきた経験上、これは中の上か上の下といった感じです。8割方のイヤホンはこのような電波強度で、日常生活で問題が起こることはまずありません。
総評
バッテリー持ちが4時間であることは、片耳イヤホンとしては特別珍しいことではないので良いのですが、音量が3段階にしか変えられないことは気になるのですが、ボリュームが3段階にしか切り替えられないことは気になる人がいるかもしれません。これが許容できるなら、クレードルが付属していて、充電が非常に楽に行えるので、充電時にいちいちUSBケーブを差し込まなければならないことに面倒さを感じていた人にはお勧めできると思います。
また、クレードルにセットすると電源がオフになり、離すとオンになる機能も、いちいち電源操作を自分で行わなくて良くなるので便利だと感じました。
充電や電源周りの手間が何段階にも楽になる仕様になっているので、この辺りに魅力を感じるなら、十分購入候補に入る片耳イヤホンだと思います。
こんな人にお勧め
- 充電の手間が少ないイヤホンが欲しい人
- 片耳の取り回しの良いイヤホンが欲しい人
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