今回レビューするのは、ヤマハさんのワイヤレスイヤホン『TW-E3C』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- アーティストの想いや表現を余すことなく伝える「TRUE SOUND」
- 深く長く、音楽へ没入できる機能とデザイン
- 電話やテレビ会議などで、より便利に快適に使える通話性能・接続機能
- 毎日のエンターテインメント体験を支える充実の機能
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ワイヤレスイヤホン。
イヤーピース。S,M,L。
充電用のUSB Type-Cケーブル。
安全上の注意書き。
保証書。
合格証。
説明書。なぜか日本語ページなし。説明書に関しては、ネットでDLしてくださいということのようです。
使用した感想
今回求めた機能
【譲れないもの】
- ○完全ワイヤレスイヤホン
- ○自動電源オン、オフ機能
- ○タッチボタン
- ○マルチペアリング機能
- ○リモコン機能(曲、音量変更)
- ○左右にマイク付き
- ○バッテリー持ちが5時間以上
- ○充電端子がUSB Type-C
- ○国内メーカー
- ○1万円以下
【出来ればあったら良いもの】
- ○マルチポイント機能
- ×TWS Plus対応
- ○バッテリー持ちが6時間以上
それぞれがどんな機能で、なぜ欲しかったのかなど、1つ1つ見ていきます。その中で、子のワイヤレスイヤホンの特徴なども同時に解説していきます。
○完全ワイヤレスイヤホン
完全ワイヤレスイヤホンの条件は絶対でした。1度これを経験してしまうと、音質なんかより、よっぽどこの利便性の方優先になってしまいました。
ベッドに寝ても邪魔なケーブルがない。減りメットの中に入れても使える。いくら首を振っても首筋や衣服に引っ掛かる物がない。非常に快適に使えるんです。
蚊K全ワイヤレスイヤホンの条件はこちらはクリアです。
イヤホンの大きさを計測すると、横1.95cm×高さ1.66cm×奥行き2.76cm。重さは左右両方合わせて10.8g。極小で超軽量です。
小さくて軽いので、ミニに入れても目立ちませんし、負担になって疲れたり痛みが出ることもありませんでした。
○自動電源オン、オフ機能
ケースからイヤホンを出すと自動的に電源がオンになり、ケースに入れるとオフになる。この条件もクリアしています。
こちらも1度経験すると、いちいちボタンを長押しして電源のオン、オフをするのは面倒になってしまいました。
○タッチボタン
ボタンはタッチボタンです。ヤマハのアイコンがある部分です。
押すと凹む物理ボタンでも良かったのですが、それだと装着しているときに、耳の穴の奧にグイグイ押し込む形となり、何DM親って居ると耳が痛くなるんです。なので、触るだけで操作ができるタッチボタンが良いなと思っていましたが、こちらもクリア。
○マルチペアリング機能
マルチペアリング機能も必須でした。似た機能でマルチポイント機能というものがアルの胃ですが、それとは違います。マルチペアリングとは、過去の登録情報を記録してくれて、次に接続するときに、その機器が電源音だった場合、自動的にそこと接続してくれる機能です。
- 【マルチポイント】1つのBluetooth機器を複数の端末と同時に接続できる機能
- 【マルチペアリング】1つのBluetooth機器に複数の端末との接続情報を記録できる機能
つまり、複数の接続情報をイヤホンに記憶させておき、自分で接続したい機器を切り替える機能のことです。
全て試してはいませんが、通常は6~7台と接続できます。私の場合、スマホ、PC、タブレットの3台まではマルチペアリングで接続できました。これもクリア。
○リモコン機能(曲、音量変更)
リモコン機能とは、イヤホンのボタンから各種操作ができることです。操作体系ah以下になります。
操作 | 右 | 左 |
電源オン |
|
|
電源オフ |
|
|
再生/一時停止 | 1回タッチ | |
音量を下げる | 1秒長押し | |
音量を上げる | 1秒長押し | |
次の曲 | 2回タッチ | |
前の曲 | 2回タッチ | |
電話を受ける | 1回タッチ | |
電話を切る | 1秒長押し | |
着信拒否 | 1.5秒長押し | |
通話切断 | 3回タッチ | |
音声アシスタント | 3回タッチ | |
ゲームモード | 3回タッチ | |
アンビエントサウンド | 1回タッチ |
音量や曲の変更もイヤホンのボタンからできるので便利です。
○左右にマイク付き
たまに通話もするので、マイクが『左右に』あることも条件でした。私の場合、片耳イヤホンとして使用することが多いです。状況によって左右どちらを使うかはまちまちなので、左右両方ともにマイクがないと困るんです。たまに、左右どちらか一方にしかマイクがないことがあるので要注意です。
ちなみんき、通話品質は全く問題ありませんでした。このイヤホンを通じて何度か電話しましたが、向こうの声は普通に聞こえますし、こちらが喋って、再度聞き返されることもなかったので、普通の胃通話に使えます。
○バッテリー持ちが5時間以上
バッテリー持ちはせめて5時間以上と思って居たのですが、こちらは、実際に実験したところ、画像のように7時間33分持ちました。十分でしょう。片方ずつ使えば15時間超えますからね。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 9時間 | 7時間33分 |
片耳での音楽再生 | 9時間 | 7時間49分 |
充電 | 2時間 | 1時間53分 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
また、片耳での使用では、両耳使用より若干バッテリー持ちは良くなるようです。充電時間は、ほぼ仕様通りでした。
○充電端子がUSB Type-C
ケースの充電端子がUSB Type-Cであることも条件でした。まあ、コレに関しては、今どきどれもUSB Type-Cだと思います。
○国内メーカー
国内メーカーの物が欲しかったので、色々比べていたのですが、ヤマハが価格や性能など総合的に見et良いかなと思い購入しました。
○1万円以下
価格は私が購入した2,023年9月現在、7,000円を切るくらいで、予算内で収まりました。国内メーカーで、ヤマハという一流企業なら十分コスパは高いと思います。
○マルチポイント機能
先述した、マツリペアリングとは違う、もう一方のマルチポイント機能です。これもあったら良いなと思っていたら実装していました。
- 【マルチポイント】1つのBluetooth機器を複数の端末と同時に接続できる機能
- 【マルチペアリング】1つのBluetooth機器に複数の端末との接続情報を記録できる機能
つまり、マルチポイントとは『同時接続』し、PCで音楽を聞いているときに、もう1台のスマホで電話が掛かってきたら、機器の切り替え操作などをせずに、電話を受けられる…というようなことができます。
マルチポイントの接続方法は以下になります。
- 1台目の機器と通常の方法でペアリングする(Yamaha TW-E3C)
- チボタンを左右両方同時に3秒長押しする(ペアリングという音声が流れ、片方だけLEDインジケーターが点滅する)
- 2台目の機器と接続する(Yamaha TW-E3C)※(LE~の方とは選択しない)
挙動としては、音が出ている方と優先的に繋がり、もう一方の音は同時には出ません。PCで音楽を聞きながら、スマホの方の音楽を再生しても、音はイヤホンから出てきません。
切り替える場合、いったんPCの音を止めると(音楽や動画の再生だったら停止や一時停止など)、もう一方のスマホの音が聞こえてきます。
×TWS Plus対応
TWSとは、左右のイヤホンを別個に、そして同時にスマホなど端末と接続することです。このメリットは、左右同時に接続するので、遅延が少ないこと。鳴ってリー持ちが両耳でも片耳でも同じであることが挙げられます。こちらは残念ながら非対応。
接続方法としては、最初に親機とスマホ等の機器が接続され、それから親機→子機へと電波がリレーされます。そのため、TWSに比べると遅延が発生しやすいです。
実際に使ったところ、邦画を観て口と声をじっくり比べると、遅延があるかな…という程度でした。マジマジと注意深く見ないと気付かないので、それほど気にする必要はないかもしれません。また、ゲームモードといって、遅延を少なくするモードももあるので、それをオンにすると、遅延は全く気にならなくなりました。
付属の説明書に日本語はないがDLできる
同梱の説明書に日本語はありません。というか説明書がありません。しかし、ヤマハのHPにはきちんとあるので、そこからDLして見てねということでしょう。
付属の説明書は日本語も無いですし、英語版を見ても説明書の体をなしていないので、ネットからPDFをDLすることは必須だと思います。
apt-x対応の高音質
音質は非常に良く、シャリシャリした感じも、背後にザーといったホワイトノイズも全くなし。クリアな音質が聞けています。apt-xらしいピュアな音質です。
音質 | 概要 | |
対応プロファイル | A2DP、SBC、AAC、apt-x、apt-x HD、apt-x LL | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
受信感度は普通です。下表のように、距離を離して耳を手で覆うと音が完全に途切れ、話すとまた聞こえてきます。これまでたくさんのワイヤレスイヤホンを使用してきましたが、普通の受信感度です。日常で使用していて困ることはありません。
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音が途切れる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 再び音がスムーズに聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★☆☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
ベージュ色で目立たない
イヤホンをしていることが目立つのは好きではないので、目立たないベージュ色を購入したのですが…これほぼグレーですよね。まあ地味で目立たないことに変わりはないので良いのですが。
硬い耳イヤホンで電源が切れるとケースに戻さないと電源が入らない
音質も良いですし、バッテリーも持ちますし、良いワイヤレスイヤ本ですが,2つだけ不満点があります。
1つは、『音楽の一時停止が左でしかできない』ことです。
この操作性は正直驚きました。こんなの今まででも1回か2回あったかどうか…。つまり、右耳を片耳イヤホンとして使用していた場合、一時停止できないんです。私の場合、これが結構問題で…。
例えばレジの時、歯医者の受付けとき。ほんな30秒や1分だけd、人とのやりとりがあるとき、一時停止ができないから面倒なんです。その場合、イヤホンを耳から外すのですが、タッチボタンなので、間違って触って、意図しないそうさをしてしまったり。この操作体系は是非今後改めて欲しいです。
もう1つは、『片耳イヤホンとして使用していた場合、電源はオフに出来るけどオンにはできない』ことです。
これももビックリしました。左右両耳イヤホンとして使用していれば、左右同時にボタン長押しで電源オンにできるのですが、片耳で間違って電源をオフにしてしまったら、ケースに一端戻し、また取り出す以外、電源をオンにする方法がないんです。
あるとき、買い物で片耳として使用していて、Googleマップの音声ナビでバイクを走らせていたのですが、間違って電源のオフにしてしまい…。ケースは持って出なかったので、出先でもう電源をオンにすることはできず。ちょっと迷ってはいったん止まってスマホを見る点の繰り返しで、帰宅に時間が掛かってしまいました。ここも次回は是非改めて欲しいです。
総評
音質、バッテリー持ち、一部操作体系以外の操作性は非常に良いですが、最後に書いた2つの操作性が自分には合わないような気が…買い換えるかもしれません。逆に、この最後の2つの操作性以外、弱点は見当たらないので、ここが許容できるなら、非常に良いワイヤレスイヤホンだと思います。
こんな人にお勧め
- ヤマハの完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- マルチポイント機能のある完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- apt-x対応の高音質な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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