トピックス
- オールナイトニッポン2部の思い出
ゲスト
- 石川よしひろ
- 加藤いづみ
- 久保こーじ
- 北原ゆき
- 森若香織
- 真璃子
- 渡瀬マキ
フリートーク
- どうしよう。なに喋る?久々にニッポン放送に戻って来た。オールナイトニッポンに戻ってくると怒られる側。怒られた記憶しかない。
- 先週ジャンク20周年に出ていたが、今週はオールナイト55周年に出る節操のなさ。
- 出る理由はいくつもあるが、1つは高額なギャラ。家族を人質に取られている。大きな決め手になったのは、死ぬ前に僕のオールナイトニッポンというコールで、ビタースイートサンバが流れるのを経験したかった。
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- 実は1部を経験したことがない。1部はタイトルコールでビタースイートサンバが流れる。2部は最後に流れる。憧れ。僕は2軍だった。育成。何人かは出世した。長打力はあるけど足がねってまま引退した。
- 人生初、伊集院光のオールナイトニッポン。もうやり残したことは一切ない。
- 33年前オールナイトニッポンに2部をやってた。なにを話そうか考えたが。2部の頃は無名とかそういう問題じゃなく存在が嘘。
- その当時、落語家の鞄持ちだったのを、師匠に内緒でオールナイトニッポンをやるのに、落語家の三遊亭楽大の名前を隠し、オペラ歌手の伊集院光として出た。ペンネーム以下。
- 嘘の名前を付けて、落語家っていう部分に全く触れないまま、オペラ歌手って設定を守ってフリートークをする。
- 1番当たった企画が、アイドルの芳賀ゆいという歌手をプロデュースする。これも嘘。
- 今日は2部しかやったことしかなくて呼ばれたのが、僕とプロデューサーの佐久間さん。2部の代表の声ということでやる。今日募集するのが、『オールナイトニッポン2部の思い出』。
- 資料を出してもらった。35年前の1988年10月からたった2年。水曜2部から始まって、移籍して金曜2部になった。
- ありとあらゆることを説明しなきゃならない。最初のギャラでDATを買った。
- カセットテープが変わりますと。アナログの時代が終わってデジタルに。全部これですからと。その未来が来なかった機械。当時10万くらい。
- DATを持って街頭で録音に行く。エジリディレクターの前で、オペラ歌手じゃないと言っちゃいけない感じ。オペラ歌手って設定になってるから街角で歌う。
- 35年前のことで炎上するのはいや。バス亭に3人くらい自分の友達が並んでる。その後ろに一般の人が並ぶ。自分が歌って友達が輪唱すると、後ろの一般人も結構歌ってくれる。
- 局のDATは目玉マークが付いていて、なにかあったら局の責任になるから貸してくれない。唯一の友達オオノ君がメールをくれて、「オペラ自動販売機を俺が運んだの覚えてる?」と。
- 自動販売機に曲の名前が書いてあって、その中にずっと俺が入ってるという。一応告知してある。ボタンを押すと中に尖った鉛筆が付いてて、痛くて起きて歌を歌う。
- 今と大きく違うところは、2部ってメチャクチャな人が出てた。(伊集院は)嘘なんだから。今はちゃんとライブシーンで活躍してる人。そういうんじゃなかった。
- 2部は俺みたいな謎の人がいっぱいいた。俺の前のコミネタカオさんは、プレイボーイの編集長。
- のちに芳賀ゆいって企画が当たる。あの子をどこで見たとか、ポニーテールが可愛いよねとなってキャラが出来ていく。これが当たって1部をやることになる。昼間のニュースでも取り上げられるようになる。
- ワイドショーでの説明では、深夜放送の『とある』パーソナリティーがと言われる。あるときから芳賀ゆいに嫉妬し始めるとう。
- (曲:芳賀ゆい『星空のパスポート』)
- 作詞が奥田民生さんがやってくれた。ついこの間会って「覚えてます?」と言ったら、「今見たら笑っちゃった」と。酔って書いてたと思う。
- あの頃2部をやっていたお2人1992年にやっていた久保こーじさん。
- 1992年に月曜2部を担当していた石川よしひろさん。
- 石川:俺の後輩が鬼のように光ちゃんのファン。心の支えなんだって。取り敢えずサインもらってきてくれって。
- 久保こーじさんのラジオは、俺がOh!デカナイト始めた後の頃。ニッポン放送の屋上で焼き肉をやってた。警察が来ないか怯えてた。
- 久保:怒られた。警察来た。TRFのコウちゃんと小室哲哉さんが遊びに来たことがあった。
- 折角小室哲哉さんが来たのに、嫌いな魚を焼き始めて、魚だと察知してすぐに帰った。
- 石川:新聞配達をしながら生放送とか。織り込みからポストに入れるまでの過程をひたすら2時間。
- 2部組は他の媒体でも取り上げてもらえないとすぐクビにするから焦ってた。
- 弱肉強食だから、当時って横の繋がりってそんなにない。Oh!デカナイトに入ったあたりから交流した。
- 石川:会議室でキューシートとか、別の曜日のディレクターさんが確認しに来る。
- 俺も始めたばかりの頃は、他のディレクターの目線を気にしてる。小道具として嘘のハガキを積んでおく。
- 今も当時からの構成作家が座敷童みたいにいるが、俺の家との中間の池袋で、金がないから中央分離帯でずっと打ち合わせしてた。
- 久保さんは小室哲哉の右腕として活躍してた。俺らは出役だから必死。
- 石川:久保さんは全然番組の準備をしてない。
- 久保:それで遅れたことがある。
- 石川:配信で発売したばっかの新曲をぜひ掛けて欲しい。
- (曲:石川よしひろ『ジャスティス』)
- 続いては新たなスペシャルゲスト。1992年金曜2部の加藤いづみさん。1992年に1部昇格。久保さんも引き続き。
- 久保:加藤いづみさんは2部のイメージがない。
- 加藤:2部は横の縦の繋がりがずっとあったってイメージ。私の前はウッチャンナンチャンさん。このあとは加藤いづみさんですと。第一声を指示される。
- 加藤:22歳くらいだったが、ギリギリその年では言えないくらいの下ネタを言ってくる。ガラス越しに見に来る。
- 俺は髪を切ってしまおうって曲が凄い好き。そのギャップみたいなの。
- 久保さんはさっきも話してたけど、スタジオで雑談してたら遅れた。
- 久保:スタッフも誰も気付かないで遅れた。
- 怖いディレクターが同録をくれて聞いて反省会。止めて聞くから反省会が4時間。
- 久保:3時から5時までしゃべってるとすぐ7時8時にも全然寝れない。
- 俺は仕事がないから、24時間やってる居酒屋に行ってずっと飲んでるうちに夕方になってた。
- (メール)加藤いづみのラジオは正しく青春の1ページでした。
- 2部あるある。喋ってる側が言うことじゃないけど、聞いてるんだと。3時5時に。
- 加藤:話しているうちに1対1になってる感じがした。
- 3時から5時だと、聞く前に寝とこうと。そのまま寝ちゃう。
- 加藤:ハプニングを起こさせようと、スタッフが毎週なにかしてくる。蛙が苦手だというと、スタジオに蛙をぶち込まれる。
- 女性のディレクターと喧嘩したりしてた。その後、久保こーじさんと結婚すると。俺と喧嘩するたびに慰めてた。
- 大体思い付きでやるから、警備の人に怒られちゃう。それがオンエアーされたり。
- 今日の狙いの1つは、今こんな活動をしていますということを言って欲しい。
- 加藤:5月4日にライブをやる。相変わらず歌ってます。
- 髪を切ってしまおうが大好きで、ラジオドラマを書いたことがある。ディレクターに笑いがないだろうと言われた。お前は秋元康になりたいのかと。
- (曲:加藤いづみ『髪を切ってしまおう』)
- ゲスト紹介します。1992年水曜2部。素人浪人生2人組、松永並子と北原ゆきの北原ゆきさん。
- 当時の2部がどれだけ掟破りか。俺よりオールナイトニッポンを始めた時点で無名だったのは誰かいないかと思ったらこの2人だった。
- オールナイトニッポンがパーソナリティを発掘しようと。それで優勝したからやらせてもらった。普通の浪人生2人。面白いのは浪人生が浪人生を聞いてる。
- 北原:なにも考えず友達と喋ってるテープを送ったらそのまま決勝に。なにも喋れないからめっちゃ怖かった。今は構成作家。
- 相方はどうしてるの?
- 北原:あれから会ってない。(受験に)落ちてる。
- 北原:当時たまたま処女だった。それで色んな企画をやらせられた。
- (メール)懐かしい。私出待ちしました。
- 浪人生を浪人生が出待ちする。
- 北原:映画監督になりたかったので助監督になったが、思うところがあったので構成作家になった。
- (曲:リンドバーグ『恋をしようよ Yeah! Yeah!』)
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- 続いてのゲスト。1988年火曜2部森若香織さん。1990年木曜2部を担当していたリンドバーグのボーカル渡瀬マキさん。
- 森若さんはわりと同期。
- 森若:次の日だった。同期は私と伊集院さんと大槻ケンヂさん。伊集院さんのをたまたま聞いたら凄い上手で。
- 俺らはライバルって感じだった。2部の仲間ってよりは。一緒に企画もあまりなかった。俺たちが抜けてからは一緒に歌を出す企画もあった。
- 森若:私のときは1部がとんねるずさんだった。(とんねるずが)終わりに寝ろって言う。(私が)最初に寝ないでくださいと言う。最終回にとんねるずさんがオラーって乱入してきて号泣した。
- (メール)加賀まりこさんが怖くてキツイと言っていた。
- 渡瀬マキちゃんの場合は1部たけしさんでしょ?全く別の番組。繋がりようがない。自分ワールドを作って集中してる感じ。
- 渡瀬:余裕がなくて自分のことしか考えられなかった感じ。人見知りで暗かったかもしれない。
- (メール)1990年6月22日渋谷公会堂ライブ直前の放送で、ステージに向かって紙飛行機を投げてくださいと言われ、ほとんどのファンが君飛行機を投げられませんでした。投げようとしていた場内監視のスタッフが注意、静止した。
- 渡瀬:全く1ミリも覚えてない。リンドバーグだから飛行機?素敵。凄いですね。
- 森若:コーナーをまとめサイトを見たら、物凄い思い出した。ぶっ飛んでた。
- 森若:夜中に爆笑したコーナーが、ハガキにダービーの馬をイラストで描いてきて、プロが実況してくれる。
- 渡瀬:サーの称号。いったい渡瀬マキは生放送で、何回方言のサーを言うのか。当たった人にサーの称号を与える。
- 渡瀬:私の好みの男性が、磯臭い男。北島三郎さんに、磯臭男1位になりましたと言いに行く。
- 森若:3月25日にGO-BANG'Sの35周年ライブをやる。あと2月22日配信ライブをやる。
- 渡瀬:リンドバーグとは別でソロライブをやっている。3月21日に80年代カバーライブをやる。リンドバーグも35周年で4月27日ライブをやる。
- (曲:ざまぁカンカン娘(ガール) 『GO-BANG'S』)
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- 続いてのゲストは、1990年水曜2部の真璃子さん。
- 変わらない。今日は生放送でお送りします。
- 真璃子:今日は色々懺悔しなきゃ行けないことがあって来た。
- 真璃子:とびっきりの朝で始まっていた。深夜3時は朝。そこで寝るんじゃなくて、そこから始まるみたいな感じで。
- 僕が移籍したあと。そんなに変わる?前の週まで僕だったのがとびっきりの朝に。
- 必ずどんな番組でも前の番組の敵みたいになっちゃう。
- 真璃子:録音だったということで申し訳ありありませんでしたと。毎回じゃないんですよ。
- あの頃の自分に一言声を掛けるとしたらなんですか?
- 真璃子:ちゃんと生放送でやった方が良かったよね。
- (曲:真璃子『不良少女にもなれなくて』)
- スタジオに全員残ってもらって。あの頃の自分に言いたいことを全員に聞くように言われて忘れてた。
- 加藤:しっかりあなた愛されてたよと。
- 森若:自分も周りもリスナーも含めて楽しかったねと。
- 石川:しんどかった。しんどいだろう。よくやった。
- 渡瀬:暗かったな。でもスタッフ含め良い人に恵まれたな。
- 北原:時間はあっという間だなと。来たらみんなおじさんで。リスナーも多分そうじゃないですか?
- 久保:調子に乗るな。
- 真璃子:生放送で全部やれば良かったなと。電気グルーヴを電気グループと言ってしまって申し訳なかった。
- リスナーに言いたいのは、わりと悪すぎることも良すぎることも起きないから穏やかに暮らすと良いと思う。
- あのときの2部オールスターズ、2部振り返り&反省会スペシャルとしてお送りしてきました。
- (曲:川村カオリ『ZOO 愛をください』)
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