今回レビューするのは、Langogoさんの自動文字起こし+翻訳ツール 『Langogo Mini』と、その専用アプリの『Notta』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
人工知能の音声技術に定評のあるLangogo(ランゴーゴー)から、作業効率を爆上げする自動文字起こし+翻訳ツール「Langogo Mini(ランゴーゴー・ミニ)」が日本に初上陸!
Langogoは、クリアな音声の録音、AI自動文字起こし、議事録の編集・共有、翻訳などが簡単にでき、お財布にも入れられるサイズを実現した、とても便利な製品です。
長所と短所
- ○スマホでの音声認識精度が上がる
- ○小型軽量で邪魔にならない
- ○使い方はスマホに差し込むだけ
- ◎使い方が簡単
- ○音声認識精度は十分
- ◎有料版アプリだと色々できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
Langogo Mini本体。
風防。
説明書。日本語ページあり。
Nottaアプリのカード。
動画
スペック
使用した感想
○スマホでの音声認識精度が上がる
この『Langogo Mini』というマイクは、自動文字起こし+翻訳ツールアプリ『Notta』専用マイクとなります。このマイクをスマホに取り付けることにより、音声認識精度が格段に上がります。
使用するアプリのNottaは以下のページからダウンロードしてください。
NottaはLangogo Miniを使用しなくてもアプリだけで使用できます。ただ、スマホによってマイクの性能は違いますし、スマホ単体でのマイク製のはそれほど良いわけではありません。その機種による差違をなくし、専用マイクによって音声認識能力を向上させるのがLangogo Miniです。
Langogo MiniにはUSB Type-Cバージョンと、Lightningバージョンの2種類があります。私は使用しているスマホのUSB端子によって選んでください。
簡単に書くと、USB Type-CバージョンはAndroidのスマホやタブレットに使用し、LightningバージョンはiPhoneやiPadに使用します。スマホやタブレットがUSB Micro Bの場合、変換アダプターを間に挟めば使用できます。
○小型軽量で邪魔にならない
Langogo Miniは小型軽量で邪魔になりません。手の平で握りきれるサイズですし、千円札や百円玉と比較しても小さいことが一目瞭然。また、重さは24.5gでした。
大きさは幅約6.01cm×高さ約2.51cm×厚さ約1.27cm。
実際にスマホに接続しても小さくて軽いので邪魔になりません。安定感もありグラつくこともありませんでした。Langogo Miniには裏表の属性がないのでどちら向きに差し込んでも大丈夫でした。
風防のスポンジカバーも付属しており、これを装着すると屋外など風のある場所での使用に安定した性能を発揮できるようになります。
○使い方はスマホに差し込むだけ
使い方は簡単で、前述のようにスマホに差し込むだけです。すると、スマホでマイクの許可を求めるポップアップが出てくるので了承します。するとアプリ内の右下にあるマイクのアイコンがLangogo Miniのアイコンに変わります。
アイコンが変わったらあとは使い方はLangogo Miniを付けていないときと同じで、Langogo Miniアイコンをタッチして録音開始。喋るとその音声がリアルタイムで文字起こしされます。ただ、リアルタイムとはいっても、スマホの画面に文字が出るまでは喋ってから1~2秒くらいタイムラグがあります。
言語は104言語に対応しています。もちろん日本語にも対応しており、日本語で喋って日本語で文字起こしができます。
◎使い方が簡単
使い方は極めて簡単で、説明書などを読む必要もありませんでした。前述のようにアプリ右下にあるマイクアイコンかLangogo Miniアイコンをタッチすると録音が開始されます。
録音が開始されると自動的に文字の書き起こしがされていき、この画面内に文字が表示されます。終了時は真ん中の停止アイコンをタップ。たったこれだけで文字の書き起こしがされます。
設定も簡単で、ゲイン(集音音量)調整や、書き起こし言語の設定などを行うだけで、複雑なものはなにもありません。
書き起こしだけではなく翻訳も簡単にできます。右にある青い翻訳アイコンをタッチするだけです。文字の量によっては時間が掛かることもありますが、1分程度の書き起こしならものの10秒くらいで終わります。
○音声認識精度は十分
音声認識の精度は十分だと思います。ただし、100パーセント正確ではありません。日本語は同音異義語が多いので、漢字が間違ってたりする箇所が時々見受けられます。精度としては95%前後でしょうか。それでも、前後の文脈から脳内で補完してなにが書いてあるのかはほぼわかります。また、書き起こされた文字はあとから修正することも可能です。
文字が表示される速度は前述もしましたが、タイムラグは1秒くらいなので十分早いと思います。どのように書き起こされるかや、その速度などに関してはアップした動画をご覧下さい。TVの音声を書き起こししています。
◎有料版アプリだと色々できる
アプリは無料でも使用可能ですが、有料版にすると色々と機能が拡張され、より便利に使用できます。
主な違いとしては、書き起こし時間の制限が、1ヶ月120分(2時間)から、3000分(50時間)に変わること。エクスポートできるファイル形式が、TXTのみからTXT、PDF、DOC、SRTに増えること。この2つになります。翌文字興しを使う方だと、特に文字起こし時間は2時間では足りません。会議なんかで使うと1,2回で使えなくなってしまいます。
テキストファイルなどにエクスポートするとき、デフォルトだと秒数も一緒に記入されてしまいます。その場合、右上の三点アイコンをタップし、『タイムスタンプを隠す』をタッチすると、この秒数が出たり消えたりします。消えた状態でエクスポートすると秒数は記入されません。
総評
スマホアプリのNottaだけでも使用は出来ますが、より音声認識の精度を向上させたい方の専用マイクがこのLangogo Miniになります。小さくて軽く邪魔にならないので、そこは心配しなくても大丈夫です。5.5インチのスマホに装着しましたが、幅ははみ出ませんし、熱さはスマホよりちょっと暑い程度で、机の上に置いても問題ありませんでした。
アプリの文字起こしの精度や速度は問題ありません。ただ、前述もしたように書き起こし精度は完璧ではありません。精度としては95%くらいなので、今後のバージョンアップによる精度向上にも期待したいと思います。ただ、それでも前後の文脈からわかりますし、漢字が少し違ったりする程度です。実用上はほぼ問題ありません。
こんな人にお勧め
- 会議などの文字興しで使用したい人
- スマホ単体よりも音声認識率を向上させたい人
- 小さくて邪魔にならないマイクが欲しい人
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