今回レビューするのは、NOBURINさんの空調服です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 素材構成: ポリエステル繊維100% 特殊ポリエステル繊維は紫外線や赤外線遮断効果が高くなっていて、99%以上の紫外線を遮断して日焼けによる肌の赤みなどを防ぐことができます。撥水加工を施したアイテムで水を弾くだけでなく、汗や泥汚れ、ホコリ、油汚れも弾く効果があります。
- 高速冷却&3D循環送風:毎秒約66リットル、600kcalシリーズ((ファン2個の場合)の外気を取り込める高性能ファンが付属で付いています。服の中を通った暖かく湿った空気は、襟元と袖口から排出されます。最適な状態に体表を冷やす事で、常に快適な状態を保ちます。前後立体的な循環送風システムにより、汗の蒸発面積が1.5倍に拡大します。長袖で腕全体に空気が循環することができます。
- 風力強化&風量3段階:7枚羽根の扇風機は、3D曲面の流線型デザインで風のムラを大幅に減らし、従来型のファンよりも風量アップ!それにより滑らかで心地良い自然な風を生み出します。 回転速度が最高4800r/mに達し、気流を胸方向や背中方向に集中させ、体を短時間で最適な体温にします。レギュラーより風量は48%アップ、さらに強力しますので、快適にします。3段階(高/中/低)と細かかく風量を調節できるので、より好みに合った風に設定できます。
- 収納可能なフード:フード付きで顔や頭まで風が抜けるようになり、暑い時期に気になってしまう頭皮と顔の汗やムレを抑えてくれます。後ろ衿に収納ポケットがあり、フードをスッキリまとめに収納できます。フードなしとフード付きのタイプを自由に切り替わって、機能性とおしゃれを兼ね備えている空調服です。また、後ろ衿に空気の通り道を確保する調整ヒチをつけました。ユニセックスなので男性での女性でも着用することができます。
- 熱中症対策&適用場所:空調設備が使用できないとされてきた特殊な条件下の工場や、屋外といった環境でも、涼しくすごす事ができます。大量に汗をかくことがなくなるので、体力の消耗も防げるので、作業効率が上がります。配達員、現場で働く方、エンジニア、ビニールハウス、果樹園など夏の作業にとても助かります!お出かけ、旅行、野外イベント、テーマパークなど夏の楽しみにもぴったりです!
- 洗濯: 服は洗濯機でお洗濯が可能です。洗濯前に、電池、扇風機、電源ケーブルを取り外してください。また、ファンのフロントカバーは取り外して洗净できます。常に扇風機の綺麗に保つことができます。
長所と短所
- ○薄いナイロン製の服なので軽い
- ○組み立てが必要だが簡単
- ○モバイルバッテリーが別途必要
- △ファンの動作音は大きい
- △専用ファンなので換えが効かない
- ◎冷える効果は如実にある
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
服。
ファン。
電源ケーブル。
説明書。日本語ページあり。
動画
使用した感想
○薄いナイロン製の服なので軽い
空調服とは馴染みのない方だと感覚がよく分からないと思いますが、ナイロン製の薄い服と空調ファンが組み合わさった物です。服自体はごくごく普通の物で代わり映えはしません。ただ、夏場に使用するものなので非常に薄いです。熱がこもらないのは良いことなのですが、薄いので丈夫さはやや不安。
Lサイズを175cn62kmの私が着ると画像のような感じになります。一般的な日本のサイズよりも小さく感じます。いつも着ているサイズのワンサイズ上でも良いかもしれません。
首元と腰に来る裾にはゴムのストッパーが付いています。ここを搾ったり緩めることでフィット感が増します。
○組み立てが必要だが簡単
この空調服ですが、届いたらすぐに使用できるわけではありません。服とファンが分解されて届くので、自分でこの2つを組み合わせなければなりません。組み立てと聞くと腰が引けてしまう方もいるかもしれませんが、難易度は低いので誰でもできます。
少しだけコツが必要で、下記の手順通りにやります。
- ファンの蓋反時計回りに回して本体と分離させる
- 服の外側から蓋を穴に填め込む
- 服の内側から本体を蓋に時計回りに回して填め込む
- 電源ケーブルを接続する
- 別途モバイルバッテリーを用意して接続する
コツは服の外側から分離したファンの蓋を入れることです。内側からやろうとするとできません。外側に蓋を入れる。内側から本体を入れる。この順番は絶対です。組み立て手順は動画を見ていただければわかりやすいと思います。
内側から見ると画像のようになります。
外側から見ると画像のようになり、出っ張りがないので見た目は一応スマートかな…と。外側は平らなので、動いてもファンが壁や障害物に当たることも少ないです。
○モバイルバッテリーが別途必要
注意点としては別途モバイルバッテリーが必要なことです。この空調服を動かすにはモバイルバッテリーが必須なのですが、そのモバイルバッテリーは付属していません。
モバイルバッテリーとファンを電源ケーブルで接続すると下記のようになります。
内側左右に内ポケットがあるので、ここにモバイルバッテリーを入れます。
今回は手持ちの大容量のモバイルバッテリーを使用したため、大仰な感じになっていますが、実際に使用するならもっと小さいモバイルバッテリーで十分です。大きすぎると重いので邪魔になってしまいます。使用してちょうど良さそうなのは、使用時間などを考えると5000mAh程度でしょうか。
△ファンの動作音は大きい
ファンの大きさは直径で10cm程度です。ちなみに、このファンは専用の物なので、PCケースファンなどは使用できません。PCケースファンが使用できたら面白かったんですけどね。
回転数が3段階で切り替え可能です。電源ケーブルに小さいリモコンボタンが付いています。このボタンを押す度に、電源オン&強→中→弱→電源オフと切り替わっていきます。
少しユニークなのは回転数『強』から始まること。大抵このような物は弱からどんどん強くなるのですが逆です。すぐに涼しくしたい場合が多いと思うので理に適っていると思います。
ボタンの上に小さいLEDランプがありますが、この色で現在の運転強度が分かります。とは言っても、回転しているファンの音でわかります。
動作音ですが正直なところうるさいです。強だと70dbを超えます。体に密着したところでの70dbなのでかなりの音です。そんな機会はあまりないとは思いますが、テレビを見ると音がまともに聞けません。回転数を下げると少しずる動作音は下がります。動作音は純粋にファンの回転音のみです。
騒音値の基準としては、下記表を見ると分かりやすいです。70db超えなので『掃除機・騒々しい街頭、キータイプの音』となっています。一応、外での作業中だったり、室内で空調が使えない場合に使用する物なので問題ないかなとは思います。
△専用ファンなので代えが効かない
前述しましたが、ファンはこの空調服専用の物です。代わりはありませんし他との互換もありません。ここが壊れたら空調服として使用できなくなってしまいます。
このようなことを考えると、PCケースファンが使えると便利ですし、自分でファンを選ぶ楽しさも出るんですけどね。ネジ止めしなければならなかったり、四角い物の体への当たりの問題などがありそうですが…。
◎冷える効果は如実にある
空調服は今回初めて使用しましたが、効果は間違いなくあると体験してわかりました。TVなどで空調服を見ても、「暑い中わざわざ長袖の服を着て、本当に涼しいの?」と思っていたのですが、物凄く涼しかったです。流行り始めている意味が分かりました。
エアフロー(空気の流れ)としては、PCのケースとは違って、外から中に空気を送り込みます。PCケースの場合、基本的に温まった空気を外に出す『排出』が大事なのですが、こちらはその逆です。
ファンを回すと勢いよく空気が服の中に入り、首元や腰から抜けます。これが空調服のエアフローになります。外から涼しい風が入り、中の温まった空気を首や腰から出すといったところ。
空気はファンが送り込んでくる風量が凄いので、薄い空調服がダウンジャケットのように膨らんでモコモコになります。それくらい風量は凄いです。
モコモコになるので見た目はお洒落ではありません。まあ、そこを気にするような類いの物ではありませんが…。炎天下での作業などには効果抜群です。
総評
空調服は初めて使用し、これまで効果に懐疑的な見方をしていたのですが間違いでした。物凄く涼しくなります。ただ、その代わりに動作音がうるさいことや、見た目があまりお洒落ではないことがデメリットに挙げられます。それにしても物凄く涼しくなるので、夏場外で作業する方にはお勧めです。感覚としては常に体に扇風機を当てている感じです。
こんな人にお勧め
- 夏場に外で作業をする人
- なる場に室内で空調を効かせられない場所で使用する人
関連リンク
この記事と関係のある商品