今回レビューするのは、TRANYAさんのワイヤレスイヤホン『P1-JP』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【バッテリーの待ち受けがより長いBluetooth5.0イヤホン】P1は最新なClass 1 Bluetooth技術が搭載され、高品質なバッテリーと省電力技術を採用し、イヤホン本体だけで1回の満充電で最大8時間再生可能です。付属の充電ケースで5~6回充電でき、充電ケースに合わせて使用すると最大60時間連続再生ができます。イヤホン本体のバッテリー残量はbluetoothペアリング中の端末から確認できます。
- 【HiFi高音質&通話ノイズ低減】RealtekチップとHDドライバーを搭載し、従来のイヤホンより周波数帯域が1.5倍広げさせ、また高解像度AACと標準コーデックSBCのサポートにより、聴いている音楽の周波音域を即座に分析し、音楽の本来魅力を細部まで失わず伝えてCDのような重低音と中高音の立体的な音楽体験がご提供いただけます。またノイズリダクション技術を搭載し、外部騒音を最小限に低減させて静かに通話環境を提供します。場所を問わずに相手にクリアな音質を伝えることができます。
- 【自動ペアリング&安定な接続】充電ケースから取り外すと、P1ワイヤレスイヤホンは自動的に電源オンになり、ペアリングモードになります。お持ちの端末のBluetoothリストに「P1-R」を検索して簡単に接続します。お持ちの端末に初回接続してから、2回目から自動的に接続します。またイヤホン内部の高品質なアンテナと最新なClass 1 Bluetooth技術により、通信速度や通信範囲ともに飛躍的に向上し、音飛びや音切れなどを最小限に抑え、完全ワイヤレスイヤホンとして高速?安定した接続が実現されます。
- 【IPX5防水性能&装着感抜群】汗と水に強いIPX5防水設計で、水の侵入を防ぎ、汗や水しぶき、突然の雨の時もイヤホンをしっかり守れます。P1は人間工学に基づいたデザインで、イヤーピース*3付属し、フィット感が心地よい。イヤホンを⽿に挿⼊するだけでしっかり固定されて、歩⾏や激しい運動の際にも落ちにくい装着感を実現します。わずか5g、長時間装着していても疲れにくいことになります。
- 【両耳/片耳対応&充実な機能】学習、ビジネス、ポッドキャスト、レジャーなどシーンに応じて聴くときには両耳モードでも片耳モードでも快適に音楽をお楽しみいただけます。また、耳元を軽くボタンを押すだけで、電源ON/OFF、音楽再生/一時停止、音量調節、前の曲/次の曲、通話応答/終了/拒否、Siri起動などの操作がすべて実現可能になります。
長所と短所
- ○完全ワイヤレスで邪魔なケーブルが一切無い
- ○極小なので耳に負担が掛からない
- ○両耳でも片耳でも使用できる
- ×左耳→片耳で電源を入れると両耳ペアリングできない
- ○音量と曲の変更がイヤホンのボタンでできる
- ○音質、受信感度音ズレ問題なし
- ○バッテリー持ちは●時間
- △ケースの内蔵バッテリーは500mAhで少ない
- ○ケースは小さいので持ち運びが楽
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
Micro BのUSBケーブル。
イヤーピース。
説明書。日本語単独の物です。
使用した感想
○完全ワイヤレスで邪魔なケーブルが一切無い
完全ワイヤレスイヤホンなので、左右のイヤホンが独立しており、繋ぐケーブルもありません。ケーブルに類いは一切無い構造です。ケーブルが首や衣服と擦れて乗るタッチノイズ。衣服に引っ掛かってイヤホンが下に引っ張られる不快感。これらが絶対に起こり得ないので装着感は非常に良いです。
素材はプラスチックでサラサラしています。ツルテカではないので指紋や皮脂がほぼ付きません。ボタン部分はLEDライトの内側にあり、表面はザラザラした加工がしてあるので、ボタン部分は触ってすぐに分かる新設設計。使用中はLEDライトがゆっくり青色に点滅します。
装着した様子を四方から見たところです。極小なので装着しても目立たず、正面から見ても一見するとわからないくらいです。後ろから見るとほぼイヤホンが隠れきってしまうほどです。
○極小なので耳に負担が掛からない
完全ワイヤレスイヤホンは現在人気で主流なので数多くありますが、その中でも最も小さい部類だと思います。前述しましたが、装着してもそのことすら他人から見てほぼわかりません。目立ちたくない方には最適だと思います。
100円玉と比較してもそれより一回り小さいことが分かります。重さは左右両方合わせて8.4gでした。片方4.2gの超軽量なので、装着している実感すらありません。当然耳にストレスも掛からず、長時間装着しても耳が痛くなりませんでした。
○両耳でも片耳でも使用できる
当然、両耳でも片耳でも使用可能です。ただ、初回ペアリングでは両耳としてペアリングさせると、両耳と右耳として登録されるだけなので、もう1度左だけペアリングさせてやる必要があります。その際、左はケースから取り出しただけでは自動的にペアリング状態になりませんでした。
左はケースから取り出したら一旦マルチボタンを長押しして電源オフし、その後もう1度マルチボタンを7,8秒ほど長押ししてペアリング状態に持っていきましょう。5秒長押しだと電源がオンになるだけでペアリング状態になっていないので注意してください。「パワーオン」と言うアナウンスが流れた後も指を離さず長押ししていると「ペアリング」とのアナウンスが流れます。ここまで長押ししてください。
両耳&右耳と左耳の両方を正しくペアリングできたら、端末に表示される名称は『P1-L』と『P1-R』の2つが登録されます。左右の判別がきちんとあるのはわかりやすいです。多くの完全ワイヤレスイヤホンは端末から左右の判別ができないことが多いです。
×左耳→片耳で電源を入れると両耳ペアリングできない
左イヤホンを使用していて、もう片方の右イヤホンの電源を入れる(ケースから出す)と、上手く両耳イヤホンとして再接続されませんでした。左イヤホンからは音が聞こえなくなり、右イヤホンからだけ音が聞こえる謎の挙動。
逆に、右イヤホンを使用していて、もう片方の左イヤホンの電源を入れる(ケースから出す)と、きちんと両耳イヤホンとして再接続されました。右→左と電源を入れると上手く両耳イヤホンとして再接続されないので注意してください。ちなみに、両耳イヤホンとして使用していて片方の電源を切る(ケースにに戻す)と、両方のイヤホンの電源がオフになります。
極めて限られた動作での不具合なので、気にしなければどうということはないのですが…。
○音量と曲の変更がイヤホンのボタンでできる
最近の完全ワイヤレスイヤホンでは多いのですが、イヤホンのボタンで音量と曲の変更ができます。ただ、これだけ極小の完全ワイヤレスイヤホンだとできない物が多かったので、この辺り少しずつ進化しているようです。
音楽再生での主な操作方法は下記のようになります。
- 【電源のオン/オフ】左右どちらのボタンでも&5秒長押し
- 【音量アップ】右&2回クリック
- 【音量ダウン】左&2回クリック
- 【曲送り】右&2秒長押し
- 【曲戻し】左&2秒長押し
- 【リセット】電源をオフにする→左右同時&15秒長押し
ちなみに、ボタンは押下感のある物理ボタンで押すと凹むタイプです。タッチボタンではありません。この物理ボタンにはこのタイプなりに良い面もあります。間違って指で触れてしまっても操作を受け付けることはないので誤操作しづらい点が挙げられます。タッチボタンはイヤホンを耳から取るときなど、間違って指の腹でタッチボタンを押してしまい、意図せず一時停止や電源オフになることもあります。
物理ボタンのデメリットとしては、装着した状態で頻繁に操作する方だと、耳の穴の奧にグイグイイヤホンを押し込むことになるので、耳が痛くなりやすいことが挙げられます。
ボタン部分の表面は溝がある模様になっており、指で触るとボタン部分だけザラザラします。指の感覚で『ここがボタン』とわかるのは以外と重宝します。
操作する際の注意点としては、長押しに割り当てられている操作が曲の変更と電源オフと言うこと。2秒長押しで曲の変更で、5秒長押しで電源のオフです。つまり、曲の変更をしようとと思って長押してボーッとすると電源をオフにしてしまう可能性があります。ただ、ここは良くで来ていて、曲の変更を受け付けたら『プッ』と警告音が鳴ってわかるようになっています。この警告音が鳴ったら指を離せば問題ありません。
もう1つ注意点としては、電源オフは基本的にケースに入れて行うとは思いますが、手動で電源オフにしたい場合、前述のように曲変更の次に電源オフになる仕様なので、電源をオフにすると必ず曲が次か前にスキップされてしまいます。音楽再生程度なら問題ないのですが、2時間のラジオなどをmp3で順番に聞いている場合などは問題になることがあります。
○音質、受信感度音ズレ問題なし
音質はさすがに完全ワイヤレスイヤホンですし、その中でも更に最も小さい部類なので、低音が響くとか、apt-x並にクリアと言うことはありません。ただ、スマホと接続して音楽を聞く程度なら全く問題ありません。
受信感度は屋内で間に壁と扉が2枚程度ある状況で、音が全く途切れることなく聞こえました。また、その状態で耳を両手で覆うと音が完全に途切れ、離すとまた音が聞こえてきました。これは受信感度中の中と言った所です。一般的なワイヤレスイヤホンの受信感度なので、日常生活で問題になるようなことはないと思います。
音ズレはスマホで動画を見て口と声の動きをチェックしましたが、0.2秒くらいズレているかな…と言った感じ。じーっと口の動きと声を見聞きしているとまあわかるかな程度なので、気にしなくて良いレベルかと思います。ただ、完全にシンクロはしていない気がするので、動画を良く見る方で、0.2秒の音ズレが気になる方は注意してください。
○バッテリー持ちは5時間
音楽の連続再生で5~6時間持つと仕様上なっていますが、実際にそれくらい持つのか試してみました。その結果、音楽の連続再生で5時間5分バッテリーが持ちました。
また、一般的に片耳だと両耳よりバッテリー持つ傾向があるのでこちらも試してみました。その結果、片耳での音楽再生ではバッテリー持ちは6時間1分でした。
充電では仕様だと2時間となっていますが、こちらも実際に試しました。その結果、空から満充電に掛かった時間は1時間8分でした。
少し難点としては、充電しているときにイヤホンの充電状況が分かりづらいことが挙げられます。この画像は充電中で、ボタン周囲のLEDライトが点灯している状況なのですが…わかりますか?わかりづらいですよね。うっすら光るだけであり、なおかつ室内灯と同じ白色なので、点灯しているかどうか分かりづらいんです。点灯しているかどうか分かりづらいと言うことは、消灯したこともわかりづらいわけで…。充電が完了したかどうか判別しづらいです。
△ケースの内蔵バッテリーは500mAhで少ない
ケース内蔵のバッテリー容量は500mAhです。3000mAh以上あるケースもたくさんあるので、これはかなり少ない容量です。それでもイヤホンを空から満充電に4~5回はできるのですが、大容量バッテリー内蔵のケースで、充電の手間を極力なくしたい方には向かないかもしれません。
○ケースは小さいので持ち運びが楽
前述したようにケース内蔵のバッテリー容量は500mAhで少ないのですが、当然その分ケース自体は小さくて軽いです。手の平で簡単に握りきれるほどですし重さは53.5gです。持ち運びの際に楽ですし、なによりポケットに楽に出し入れできます。
総評
イヤホン自体が非常に小さく、完全ワイヤレスの中では最小の部類だと思います。人差し指の先ほどの大きさなので、耳の穴に入れるだけで余計な構造が一切無いため、装着感が良く耳が全く痛くなりません。カナル型のイヤーピースが耳の穴に入る感覚が嫌いな方もいると思いますが、極小超軽量なので耳に違和感や異物感はほとんだりません。
これだけ極小超軽量ながら、バッテリーは音楽再生で5時間持ちますし、イヤホンのボタンで音量と曲の変更ができるので、取り回しが良く使いやすい完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
こんな人にお勧め
- 極小の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- イヤホンのボタンで音量と曲の変更をしたい人
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