今回レビューするのは、テレビ朝日さんのドラマ『24 JAPAN』第04話です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
あらすじ
日本初の女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の極秘情報を盗み、CTU(テロ対策ユニット)のカードキーに入れて外部へ持ち出したのは、CTU第1支部A班のチーフ・水石伊月(栗山千明)ではなかった…! 身の潔白を証明すると同時に、A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)から初めて“麗の暗殺計画“と“CTU内に潜む内通者”の存在について聞かされた伊月は、A班暗号解析係・明智菫(朝倉あき)と共に暗号化されたカードキーのデータ解読に着手。その一部から、麗と接点のない“ある住所”を読み解く。ところがその矢先、第1支部長・鬼束元司(佐野史郎)がオフィスを完全封鎖! なんと現馬の班長解任を要求するA班暗号解析係長・南条巧(池内博之)の依頼を受け、内部調査を開始したのだ。しかし、現馬はとっさの機転で脱出に成功。カードキーから読み取った住所へ向かうが…!?
一方、麗もついに夫・朝倉遥平(筒井道隆)から、暗殺計画について聞かされることに。しかし麗は、息子・朝倉夕太(今井悠貴)が過去に殺人の罪を犯したという真偽不明の情報を報道しようとするニュースキャスター・山城まどか(櫻井淳子)への対処で頭がいっぱい…。息子のスキャンダルについて何一つ知らない遥平は、そんな妻の様子を訝しがり…。
その頃、現馬の娘・獅堂美有(桜田ひより)はふたたび誘拐犯の長谷部研矢(上杉柊平)と鮫島剛(犬飼貴丈)に捕まってしまう。そして、謎の男・神林民三(高橋和也)のもとへ連れて行かれ…!
みどころ
- 警官との共闘が違和感あるところ
感想
カメラ揺らしてきた?
今回見てまず思った事。「あれ?カメラ揺らしてきた?」ということ。これまで日本版では揺らしてなかったよなあと思って過去回をチェックしたところ、やはり全く揺らしていませんでした。
以前の記事でも書いたのですが、本家24は臨場感を出すためにカメラをわざと揺らす手法でも話題になりました。そして、その後のドラマや映画でも多くがこの手法を取り入れました。とは言え、ブームは終わるもので、しばらくしたらこのカメラを揺らす撮影手法はほぼ見られなくなり…。
急に今回から日本版で思い出したかのようにカメラを揺らし始めていました。なんの心境の変化か、撮影の途中でその特徴思い出したのか…。この撮影手法が流行った頃は、そればかりになって辟易しましたが、やはり24はこれだよなと。
分割画面も前回より多くなっている気がします。カメラワークや編集は、これまでの3話と比べてだいぶ改善されたように思います。ただ、カメラを揺らす撮影手法は当時から賛否ありましたからね…。初見の人は24ってこういうものだって知らないので、拒否反応を示すかも…。単純にこの撮影手法は酔いますからね。
やはりBGMやや効果音が…
今回CTU内部に警報が鳴りましたが…。その警報音がコントで使うような冗談みたいな音で笑いそうになりました。本家と同じ音楽やBGM、効果音は使えないんですかね。ここまでストーリーが子細まで同じで、動きまでトレースしているなら、音楽も全部同じに知れば良いのに…。
CRUの足の引っ張り合い
CTU内部に内通者(テロリストと通じている裏切り者)がいるのはいつものことですが、CTU内部の人と人、組織と組織の足の引っ張り合いもお約束です。
南条巧(池内博之)が内部調査を依頼し、鬼束元司(佐野史郎)がCTUを封鎖。これも本家と全く同じ流れ。
パラレル・アクション
24の醍醐味は何かと言えば、24時間リアルタイムで起こるドラマもそうなのですが、複数の場面を弊校に進めていく手法もそうですね。これを映画擁護でパラレル・アクションと言います。これは特にアメリカのドラマや映画などで多いです。今現在、24で怒っているパラレル・アクションは4つですね。
- 獅堂現馬の対テロリストの話
- テロリスト側の話
- 獅堂美有(娘)の誘拐される話
- 娘の誘拐を追う獅堂六花(妻)の話
更にこれに加え、CTU内部で獅堂を訝しく思う南条がチョロチョロ動いたりなんて物も加わり物語が複雑になっています。物語が複雑なので、しっかり見ないと話が分からなくなります。結果、視聴者は画面から目が離せない状態になるんです。
獅堂の奥さんは相変わらず娘の行方を追っており、途中スピード違反で白バイ警察に止められていました。しかし、夜って基本白バイは走っていないはず。
本家はパトカーの警官に止められていました。
事故現場に到着した奥さんたちですが、そこでホームレスの人に聞いて、ここで事故があり、運ばれるとしたらあそこだよと病院を教えてもらっていました。
日本版では男性ホームレスでしたが、本家では女性ホームレスでしたね。
婦警が拳銃を構える不自然さ
獅堂が婦警に拳銃を向けられて手を挙げていましたが…。街中で馴染みのあるあの婦警さんの制服で帽子被ってって、どちらかというと威厳や威嚇より、街の人に親しみを持って貰うための可愛い格好で銃をかめると物凄く違和感が…。なんだろう…帽子が違和感あるんですかね。
あとやはり銃の音が軽いですね。どのドラマや映画も層なのですが、子泣きもパシューンといった感じでした。
本家だと警官は女性1人だけで男性はいませんでした。ここまで99%本家をトレースしているのですが、なぜここは男性警官を加えたのでしょうか。
警官が殺された
今回は警官が殺されましたね。
警察は警官殺しを自分たちで追求したい。しかし、CTU側の獅堂はそんなことはどうでもよくて、テロの防止が第一。なので警官殺しを逃がしてでも情報が欲しい。もちろん、警察は損箱とを揺るはずなく…。ということで、CTUも警察も国家権力で犯罪を防ぐと同じ目的なのですが対立してしまい…。
本家だと警察の代表として話していたのは黒人警官でした。
この対立でCTUの獅堂は本来味方であるはずの警察をも騙す。この辺は利害関係で仲間が敵になったり、敵が味方になったりコロコロ変わるのは24の面白いところです。
最後はこの警官殺しを逃がして情報を得るんだろうなとのところで終了しました。
本家の警官殺し。
総評
急に今回からカメラを揺らし始めたので驚きました。今後は本家のこの撮影手法を瑠付けるんですかね。というか、むしろ日本版でカメラが揺れず固定の絵だったことに驚いたくらいです。それくらい、本家24はカメラを揺らす撮影手法が印象的で、それも話題になったんです。
こんな人にお勧め
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24が好きな人
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