ドアモニで居留守の勧め「VL-SDM310/パナソニック」レビュー 評価はまだありません

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特徴

  • サイズ: 1モニター本体(約):高さ16.5×幅80×奥行き120(mm)(突起部除く)2ワイヤレスドアカメラ:[無線ユニット](室内/約)高さ140×幅 78×奥行き27(mm)(突起部除く)[カメラユニット](室外/約)高さ35×幅103×奥行き42(mm)(突起部除く)
  • 本体重量: 1モニター本体:約200g2ワイヤレスドアカメラ:約330g(乾電池含む)
  • 電源:<モニター>AC100V(50Hz/60Hz)<ワイヤレスドアカメラ>単3形アルカリ乾電池x4
  • 画面表示:<モニター>2.8型TFTカラー液晶ディスプレイ
  • 無線通信方式:<モニター>1.9GHz TDMA-WB
  • 最低被写体照度:<ワイヤレスドアカメラ>5ルクス以上
  • 防水性(カメラユニットのみ):IPX3(旧JIS C 0920保護等級3「防雨構造」)相当

 

長所と短所

  • ○無線なので簡単に設置できる
  • ○チャイムが鳴ると自動でモニタがオンになる
  • ○カメラだけではなく通話もできる
  • ○受話音量、送話音量が変更できる
  • ○スマホ(タブレット)と連携できる
  • ○出掛けているときでもチャイムが押されたらスマホにリアルタイムで通知が来る
  • ○スマホはスピーカーでの会話ができる
  • ○モニタは軽量なので両面テープで壁に貼り付けられる
  • △特殊なチャイムではチャイムリンク機能が使えない
  • △カメラの角度が変えられない
  • △画質は精細ではない
  • ×モニタがコードレスではない

 

はじめに

今回は自宅の玄関で来訪者が誰なのかチェックできるように、パナソニックのドアモニを購入しました。

 

もっと安い物もあって悩んだのですが、スマホとの連携機能が決め手となり、2万円弱するドアモニをAmazonでポチっと…。結果的には感動するほど大満足でした。今回はそのドアモニ導入の顛末から使い勝手の感想まで書いていきたいと思います。

 

 

外観チェック

化粧箱。ドアモニタという結構ガッツリした家電なので、もっと大きいかと思ったら想像よりかなりコンパクトでした。

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同梱品一式。カメラ、モニタ、台座、単三電池4本、説明書設定ガイド。

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そしてこれがドアモニのモニタ。ACアダプター小さく軽く、ケーブルも細くて取り回しが楽です。

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コントロール部分。パスワード等の文字入力も全てここで行います。

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台座は向きによって立て掛け置きと寝そべり置きが選べます。

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ドアモニのカメラ。外に出るカメラ部分はダークブラウンです。

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カメラのドアに引っ掛ける部分。

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以上、外観チェックでした。

 

隙間の厚みが足りない!

まず届いてみて仮設置してみたのですが…ドアの隙間が薄すぎて引っ掛かるじゃありませんか。無理矢理閉めれば閉まるのですが、カリカリ音を立ててドアの上部の枠を削っている様子。これでは使えない、失敗したと思ったのですが、そこはなんとか工夫してみようと急遽ホームセンターにヤスリを購入しに行きました。そう、ヤスリでフックのアルミを削って薄くしてしまおうとの作戦です。フックの金属部分にはコードが通っているわけではないのでガンガン削ります。

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どうせこのままでは使えないのでゴミになってしまいます。ならば…ということでダメ元で2時間ほど地道にカリカリカリカリ削ったところ…無事スムーズにドアの開閉ができるようになりました。仕様では隙間が1.5mmなければ設置できないとあるので確認した方が良いですね。ただ、ドア上部の隙間がどれくらいか上手く計測なんてできませんよね…。

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私の状況の場合、おそらく隙間は1.4mmから1.3mmか…。それくらいギリギリ設置できるかできないかの状況だったようで、ヤスリで削って事なきを得ました。もし私のように、購入後にドアの隙間が薄すぎて引っ掛かってしまい、上手く開閉できないなんて状況の人がいた場合、諦めずにヤスリで削ってみるのも選択肢の1つかもしれません。どうせ使えなければゴミになるわけですからね。危うく2万円弱のゴミができるところでした…。

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無線で設置が楽

このドアモニはモニタの電源ケーブルがあるのみで、あとは一切配線がありません。外のカメラから中に引き込む配線も無ければ、そこからモニタまで長い距離を配線することもありません。カメラはドア上部に引っ掛け、モニタは設置したいところで電源ケーブルを繋げれば良いだけのお手軽設計です。

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また、ドアや壁に傷付けることもないので、賃貸や部屋を綺麗に使いたい人には最適のドアモニだと思います。賃貸の場合、退去するときに原状回復を求められます。既存のチャイムを取り外して一生懸命配線したり、どこかに傷を付けてしまったら面倒なことになってしまいます。そのような『後々の煩わしさ』がないのも利点だと思います。

 

チャイムリンク機能が便利すぎる

チャイムリンク機能という独特な機能があるのですが、これが感動するほど便利でした。

 

登録できるチャイムは特殊な音は駄目でなのですが、標準的な『ピンポンピンポン』、『ピンポーン』ならば問題なく登録されると思います。私の家のチャイムは後者なので無事登録できました。ただ、登録までは3,4回鳴らす必要があったので、1回だけでは判断せず、何回も鳴らせることにより複数登録してより精度を上げていると思われます。これは昨今のスマホの指紋登録と同じですね。指紋を押す強さや角度は毎回微妙なずれが出るので、どのような状態でも判別できるように複数登録して精度を上げるんです。

 

一度自宅のチャイム音と連動させてしまうとあとはこの上なく便利です。チャイムの音が鳴ると自動的にモニタの電源がオンになるので、部屋からインターフォンのある場所に歩く間に、確実にモニタは表示されていると思います。ちなみに、表示されるまでの時間は1秒掛かるかどうかでした。物凄く軽快な動作だと思います。カメラの電力を節約する設定もあるのですが、これだとモニタが表示されるまで若干時間が掛かってしまうようです。

 

モニタで来訪者の確認

モニタで来訪者を確認する機器なのでしっかりと映るのか、解像度は、角度は…。気になるところですよね。

 

まず解像度ですが、2.8インチのモニタに画像を0.2,3秒おきくらいに送ってくる挙動なので、決して解像度が高い、高精細とは言えません。ただ、誰が来たのか判別することは可能なので問題はないと思います。また、映る範囲ですが、ウェアラブルカメラのような魚眼レンズになっており、横に広く映るのでこちらも問題はありませんでした。

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1つ改善点として期待したいのは、多少カメラの向きを変えらればよかったかなとの点。このドアモニはあくまでドアの上に引っ掛けるタイプなので、当然ながら正面に人は立ってくれません。なので、カメラのどこに人が映るのかと言えば左半分だったり右半分なんです。これが少しでもカメラの向きを自分で調整できれば、真ん中に上手く人が来るように持っていけるんですけどね。カメラの角度を調整できるドアモニは他の製品で存在するので、このドアモニにもあればより良かったかなと感じました。

 

通話もできる

安価なドアモニの場合、カメラだけの機能しかなく、通話は既設のインターフォンで…なんて物が普通なのですが、そこはさすがに2万円弱するドアモニなので通話もできるんです。つまり、このドアモニさえあれば、チャイム機能しかない家でも、一気にカメラと通話ができるインターフォンに早変わりするわけです。

 

また、通話機能のあるインターフォンが既設されている場合でも、このドアモニ1台でカメラと通話が完了してしまうので、既設のインターフォンは使わなくてよくなります。このドアモニのカメラで映像を確認し、そして既設のインターフォンで出るというのも煩雑な手順になりますからね。1台で全て完結するならそれに超したことはありません。既設のインターフォンは単なる呼び鈴になります。

 

また、発信音量、受話音量供に3段階に変更できるので、音が小さいと思ったら大きくすることも可能です。ただ、弱点というわけではありませんが、目の前のインターフォンを押したのに上の方から声がするというのは訪問者は少し驚くみたいです。

 

小さくて目立たない

集合住宅で一軒だけドアの上の方に突起物があるのは目立つのかな…と少し心配していたのですが、実際に設置してみるとそんなことはありませんでした。私の想像よりはサイズがコンパクトで、たまたまドアの色と同じ系統のダークブラウンだったので周りと馴染み、心配していたほどの異物感はありませんでした。

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また、『カメラがここにあるぞ』と主張し過ぎてしまうのではとの心配もあったのですが、カメラのレンズは真下からしか見えませんし、そのカメラも周囲とと馴染む黒系だったので、真下からまじまじとでも見ない限り、カメラであることは一見するとわからないと思います。

 

スマホとの連携

他のドアモニも候補に入れて色々と考えてはいたのですが、結局決め手になったのはスマホとの連携でした。

 

このドアモニはスマホ4台まで登録でき、専用アプリをインストールしたスマホでは、標準で付属していたモニタと全く同じことができてしまいます。チャイムと連動してアプリが勝手に立ち上がりスマホでもチャイム音が鳴る。自動でモニタが立ち上がり玄関の様子が見られる。通話ボタンを押せばスピーカーのままハンズフリーで会話ができる。まさに至れり尽くせりです。また、当然ながらチャイムが鳴ってもアプリを立ち上げない、音は鳴らさないなどの設定変更もできるので、部屋にいるときにスマホで知らせてくれなくても良いという人も問題無く使用できます。

 

 

例えば家族3人暮らしの場合、リビングにドアモニ付属のモニタを設置。通常はそこで出て応対で良いでしょう。しかし、いつも皆がリビングにいるわけでも、全員が集まっているわけでもありません。それぞれが部屋にこもって、それぞれの時間を過ごしているときもあるでしょう。そんなとき、今では必死アイテムとなり、いつも手元に置いてあるスマホが、このドアモニのモニタになってしまうんです。チャイムが鳴ったらわざわざモニタのあるリビングへ行くなんてことは全く必要なく、部屋にある手元のスマホで応対できてしまうんです。これがもう感涙物の便利さでした。

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仕様を少し説明すると、子機でもスマホでも、誰かが応答してドアモニに出たら、他の子機やスマホでは応対できなくなる排他制御になっています。これは当然で、この排他制御がなければ、家族3人が一緒にドアモニに出て一斉に喋るなんてことも起こり得ますからね。当たり前ですが複数子機でどのような挙動になるのかはきちんと考えられています。

 

モニタが無線ではない

1つ残念なことはモニタが無線ではないことです。まあ、このドアモニは前述もしたように、スマホと連携して実質子機を4台追加可能なので、無線モニタとして使うならスマホでどうぞということなのでしょうが、同梱のモニタも無線なら言うことはありませんでした。

 

また、このモニタは55gと軽量なので、ごく普通の両面テープで壁に張り付きます。家の凹凸のある壁紙にも問題なく張り付いて安定しています。1つ注意点としては、粘着力が強すぎる両面テープだと、なにかあって剥が場合、一緒に壁紙も剥がれてしまいかねない点です。

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総評

セールスや勧誘が鬱陶しくて、ドアモニのある家は良いなあとずっと羨んでいたのですが、ドアに引っ掛けるだけでこんな簡単にその夢のドアモニが実現するとは思いませんでした。もっと早く購入するべきだったと後悔しています。

 

やはり特筆すべきはスマホとの連携で、こちらの機能に興味があるなら買いだと思います。外に出ているときだけではなく、家にいるときには完全にモニタの子機になるので、いちいち標準のモニタのあるリビングなどに行かずとも、部屋で寝転がっていようが訪問者に応対できてしまうのがこれほど便利だとは思いませんでした。

 

そして、勿論本来の目的であるセールスや勧誘などの鬱陶しい訪問者への居留守もバッチリです。これでもうNHKの集金も、訪問販売も、宗教の勧誘も怖くありません。いやな訪問者にはいないふりをするとの本来の意味通りの居留守が完璧に使えるようになりました。

 

こんな人にお勧め

  • 賃貸でドアモニタが付いていない人
  • 家を傷付けることなくドアモニタを付けたい人
  • 無線で配線の煩雑さがないドアモニタが欲しい人
  • チャイムと連動して自動で起動するドアモニタが欲しい人
  • カメラだけではなく通話もできるドアモニタが欲しい人
  • スマホと連携できるドアモニタが欲しい人
  • スマホをモニタ子機として使えるドアモニタが欲しい人
  • 外出中に訪問者が会った場合知らせてくれるドアモニタが欲しい人

 

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