今回レビューするのは、VANTRUEさんのドライブレコーダー『N4』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【業界トップ3カメラドライブレコーダー 超広角 全方位保護】前後をしっかり撮影しつつ、車内まで記録するので、近年話題になっている煽り運転、その他追突事故に合った時などドライブレコーダーの映像が大切な証拠となりますので、ついにVANTRUE N4 3カメラドライブレコーダーが開発されました。フロントカメラ155°、車内カメラ165°、リアカメラ160°超広角で、3カメラで1440P + 1080P + 1080Pで同時に記録しますので、高画質、全方位であなたとあなたの車を守ります。2カメラ録画モードで1440P + 1080Pで録画でき、フロントカメラ録画モードで2592x1520Pにも達します。どちらの録画モードでも高精細でナンバープレートや道路標識を鮮明に撮影できます。自分を守る為の証拠映像として心強い。万が一に備えて、決定的瞬間を撮り逃さない。
- 【超強暗視機能 SONY STARVISセンサー 赤外線 WDR】3カメラとも夜間の撮影に強いSONY製CMOSセンサー「STARVIS」を採用し、業界最大口径F1.4(フロント)、F1.8(車内)とF2.0(リア)レンズで、従来のカメラと比べて暗いところでも鮮明な映像が録画できます。夜間走行時や暗い駐車場でも明るく撮影することが可能になりました。夜間に運転することが多い人のマストアイテムです。更に、車内レンズには赤外線LEDライトを4つ装備。夜間走行時に暗くなってしまう車内も、ドライバーの表情が分かる明度での撮影を実現しています。画像補正のWDR機能を搭載で、夜間でもキレイに記録できるだけでなく、白とびや黒つぶれ、 逆光にも強い為、トンネルでの明暗さなどもしっかり補正し、キレイな映像を記録します。
- 【24時間駐車監視 動体検知 衝撃検知 二つ駐車モード 小型】別売のType C直結電源ケーブル(ASIN: B087JGV74T)を使用すれば24時間の衝撃およびレンズ範囲内の動体の監視が可能になります。ご注意: Type C直結電源ケーブルをご使用ください。本機には二つ駐車モードが選択できます。※衝撃+動体検知モードで、待機状態(パワーON)で動体や衝撃を検知して自動に録画します。※衝撃検知モードで、駐車の場合(パワーOFF)で衝突を検知して自動に起動して記録します。(Gセンサーを設定する必要があります)。エンジンを切っているときもドライブレコーダーが監視を続け、駐車時の当て逃げや車上荒らしなども安心です。小型設計により、フルハイビジョン3カメラ同時録画と小型化を両立。ルームミラー裏に収まりやすいので、視界を妨げず、運転に集中できます。
- 【スーパーコンデンサ内蔵 GPS機能】VANTRUE N4ドライブ レコーダーは専用スーパーコンデンサーを内蔵、数十ミリファラッド以上の非常に大きな静電容量を有し、充放電サイクル特性、急速充放電に優れ、広い温度範囲(-10~70度)に加え環境にも優しいという特徴をもつ蓄電デバイスです。リチウムバッテリータイプに比べ安定した動作、極端な耐熱性と耐寒性、高耐久性を備え機器の長寿命化を実現しています。取り扱いの難しいバッテリーを使用しないため、真夏の車内のような高熱で液漏れや爆発の心配はなくて、寒冷地など過酷な環境でも安定して動作できます。別売のGPSマウント(ASIN: B08CXS76DX/B085Y49LG4)を使用すれば、車速や位置情報を撮影データと共に記録しますので、万が一の際の証拠能力もかなり強化されます。VANTRUE専用ビューアーソフトで車速や走行ルートなどの情報が確認できます。
- 【多機能 Gセンサー ループ録画 タイムラプス撮影】G-sensor機能/ループ録画/ タイムラプス撮影/GPS機能/駐車監視/LED信号機対応など機能が満載です。★高感度のGセンサー機能搭載により、録画中に揺れや衝撃が発生すると、カメラは自動的に録画ファイルをロックします。ロックされた映像は新たなビデオで上書きされないです。事故の証拠をしっかりと残しておきます。Gセンサーの感度を調整可能です。★ループ録画機能を設定すれば、メモリーカードの容量がいっぱいになると自動に古い動画ファイルから順に新しい動画を上書きされます。★タイムラプス撮影は1秒間に1枚のみ記録することで長時間の記録が行えます。★最大256GBのMicroSDカード(別売)に対応。書き込み速度U3またはU3以上のカードを使用してください。VANTRUEとサムスンのメモリーカードをおすすめです。(ASIN:B081G8Y23H、B081GJK4S4)。
長所と短所
- ○小型軽量で邪魔にならない
- ○セットアップが簡単
- ○フロントカメラ、インカメラ、リアカメラの3カメラで撮影、録画
- ○広角レンズで広く撮影できる
- ○高解像度で映像が綺麗
- ○暗所、夜間撮影に強い
- ○設定が簡単
- ○GPS機能が標準で付いている
- ○ドラレコで必要な機能が揃っている
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ドライブレコーダー。フロントカメラ。
リアカメラ。
吸盤マウンター。
両面テープ。
シガーソケットケーブル。
USBケーブル。Type-C。
クイックスタートガイド。日本語-ページあり。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- 液晶:2.45 インチ IPS 液晶
- USB ポート:Type C USB
- 動画ファイル格式:MP4
- 動作環境温度: -10°C -70°C
- 保存温度: -20°C - 80°C
- フロント:SONY IMX335 STARVIS 5M CMOS センサー、155度広角、F値:F1.4
- 車内:SONY IMX307 STARVIS 2M CMOS センサー、165度広角、F値:F2.0
- リア:SONY IMX307 STARVIS 2M CMOS センサー、160度広角、F値:F1.8
使用した感想
○小型軽量で邪魔にならない
このドライブレコーダーはフロントカメラ+車内カメラと、リアカメラの2ユニット、3カメラの構成になっています。大きさは幅が1063mm×高さ433mm×奥行き423mm。最大でも11cmなので非常に小さいです。
千円札と比較してもはるかに小さく、片手で簡単に握りきれるほどの大きさ。フロントガラスに装着しても視界の邪魔になりません。
重さは108.4gと軽量。真空の吸盤でフロントガラスに取り付けるのですが、この軽さなので激しく車が揺れてもズレずに安定しています。
もう一方のリアカメラ。幅57.9mm×奥行き34.1mm×高さ24.9mm。こちらは最大で5cm程度なので更に小さいです。フロントカメラの1/2以下です。
重さは37.5g。こちらも超軽量なので簡単にリアガラスに取り付けられます。
リアカメラは車の外に出し、防水性能があるドラレコもありますが、こちらは車内に取り付けるタイプで外には出しません。防水性能もありません。リアカメラにあるシールを剥がしテープでくっつけます。
○セットアップが簡単
セットアップは簡単です。ドライブレコーダー本体にフロントカメラがあり、内側を向いている車内カメラがあります。その上に金属端子があるので、そこに吸盤マウンターを取り付けます。
電力はこの吸盤マウンターを経由してドライブレコーダーに流れるので、上にあるUSB端子にシガーソケットケーブルのUSB端子部分を差し込みます。これで電力供給はOKとなり、ドラレコが動くようになります。この時点ではフロントカメラと車内カメラが機能します。
次に後方を撮影するリアカメラを取り付けます。長いケーブルが付属しているので、そこにリアカメラのケーブルを差し込みます。長いケーブルは先端がUSB端子になっているので、こちらをドライブレコーダー本対側面にある端子に差し込むと完了です。
以上で前述のフロントカメラ、車内カメラに加え、リアカメラが使えるようになり、フルスペックの2ユニット3カメラ体制ができあがりました。ちなみに、このリアカメラは取り付けなくても使用できます。その場合、当然ですがフロントカメラと車内カメラの2カメラになります。
車内カメラは上下に角度が変えられるので、大きな車から小さな軽自動車まで、車内をしっかり撮影することができます。ただ、上下には動いても左右には動きません。そのため、ドライブレコーダーを取り付ける場所はどうしても真ん中あたりになると思います。設置場所の柔軟性はあまりありません。
構造的に少し変わっているところは、吸盤マウンターを通してUSBで給電することでしょうか。吸盤マウンターの下部に金属端子が付いています。これはドラレコ本体の上部にある、同じような金属端子に填め込みます。
吸盤マウンターの上にはUSB Type-Cポートがあります。ここに付属のシガーソケットケーブルのUSB端子をを差し込むと、吸盤マウンターを通してドライブレコーダーに電力が流れる仕組みです。そのため、この吸盤マウンターは必須です。
○フロントカメラ、インカメラ、リアカメラの3カメラで撮影、録画
前述しましたが、このドラレコは前方を撮影するフロントカメラ、車内を映す車内カメラ、後方を映すリアカメラの3カメラとなっています。
Amazonの説明には『360度』と記載がありましたが、これはいささか誤解を招く表現です。ドラレコの中には、360度撮影される全周囲カメラ搭載もあるのですが、それではありません。あくまで前方、車内、後方の3つを撮影するので、全方位撮影できますと言いたいのだと思います。
車内カメラには赤外線撮影機能が付いており、夜間は白黒でハッキリ撮影してくれます。赤外線ライト付きで赤外線撮影されるのはこの車内カメラのみで、フロントカメラとリアカメラは夜間でも通常撮影のままです。
リアカメラは車内に貼り付けて取り付けます。外に出す配線を行わなくて良いので楽です。初心者でも車を弄らなくて良いので取り付けられます。
この3カメラはどうモニターに映るかというと画像のようになります。この状態だと、真ん中のメインにフロントカメラ、右上に車内カメラ、左上にリアカメラの映像が映し出されています。
この映像の構成は任意で変えることができます。本体上部の右ボタンや左ボタンを押すと、そのたびにメインに車内カメラの映像が映ったり、リアカメラの映像が映ったりします。この3つの映像枠のどこに何を映すのかは好みで変更できます。例えばバックで駐車をしたい場合、メイン画面にリアカメラの映像を映しておくと、駐車アシストとして役に立ちます。
SDカードの中にはどのように動画が記録されるかというと、画像のように日時+A、B、Cとのファイル名になります。このABCはAがフロントカメラ、Bが車内カメラ、Cがリアカメラとなっています。前述の画像のように、一画面内に別画面ができて…というような録画ではなく、3カメラそれぞれ別個にファイルが生成され単独で録画されます。
○広角レンズで広く撮影できる
カメラのが角は全て広角レンズとなっています。具体的には下記のようになります。
- フロントカメラ:155度
- 車内カメラ:165度
- リアカメラ:160度
全て広角レンズなので左右を広く撮影してくれます。万が一の事故時に撮影範囲が広いので役に立ちます。ただ、広角とはいっても他のドラレコと比較するとそれほどではありません。やや抑えめの広角であるがゆえ、左右の歪みは少なく、ほぼ普通のカメラで撮影したのと同じように、違和感なく見ることができました。
○高解像度で映像が綺麗
このドラレコは3カメラ全てでフルハイビジョン以上の高解像度で撮影が可能です。解像度は設定から簡単に変えることができます。さらには3カメラそれぞれ細かく変更することができます。
画像の設定のように、どのカメラを有効にするかの選択が設定からできます。基本的にはせっかくなので3カメラ全てで録画して良いと思いますが、SDカードの容量を節約したい場合や、車内カメラ必要ないからオフなんて設定も簡単です。
フロント+車内+リアの解像度設定。3カメラ全てで録画してくれます。
フロント+車内の解像度設定。リアカメラの録画はオフになります。
フロント+リアの解像度設定。こちらは車内カメラの録画がオフになります。
フロントの解像度設定。フロントのみ撮影です。この場合のみ、4K撮影という超高解像度の撮影が可能となります。
どの設定でもフルハイビジョン以上の撮影が可能なので画質は非常に良いです。質の悪いカメラにありがちなノイズ(ザラザラ感)は全くありません。
○暗所、夜間撮影に強い
フロントカメラとリアカメラにはWDR機能がありますし、車内カメラには赤外線ライト搭載なので、夜間や暗所の撮影が得意です。真っ暗で周囲に明かりが全くない状態でも、白黒の陰影がハッキリした映像で撮影してくれます。こちらの画像は周囲に街灯があまりない暗い状況。それでも文字までくっきり撮影できています。
車内カメラは赤外線撮影が可能です。デフォルトの設定だとオフになっているので『自動』にしましょう。すると、周囲の状況を自動で検知して、通常撮影と赤外線撮影を自動で切り替えてくれます。
○設定が簡単
設定は簡単です。ボタン類は全て上面に集中しており、ボタン数は少なく単純です。
側面にはリアカメラを取り付けるUSB端子やSDカードスロット、ミニHDMIの出力端子などがあります。
設定は一般的なドラレコと同じ感じです。それぞれの項目でOKボタンを押すと、その詳細設定に入りオンやオフ、数字を選ぶといった感じ。
○GPS機能が標準で付いている
高価なドラレコなのでGPS機能も標準で付いています。自分で設定する必要は特になく、最初からオンになっており記録されます。
GPS情報を見るには、専用のPCソフトが必要になります。このドラレコで映像を観たら位置が分かるとのものではありません。
GPSの位置(軌跡)を動画とともに見るソフトは下記『Vantrue Dash Cam GPS Player』になります。
○ドラレコで必要な機能が揃っている
どれレコで必要な機能は一通り揃っています。
解像度設定は前述したので省略。
- ループ録画設定:SDカードが一杯になったら、古いファイルを削除して録画を続ける
- 赤外線ライト設定:夜間撮影時に赤外線撮影(白黒)をする(車内カメラのみ)
- G-センサー設定:車に一定以上の衝撃があった場合、現在録画しているファイルを上書き、削除禁止にして保護する
- 動画音声:音声を録音するかどうか
- 露光指数:露光指数を設定
- WDR:WDR(暗すぎたり明るすぎる場合に自動で補正する機能)を有効にするかどうか
- 車両登録番号:車両番号を入力し、必要に応じて動画にスタンプする
- スタンプ設定:動画にスタンプ(表示)する情報を選ぶ
- 液晶反転設定:映像を上下反転する(逆さに取り付けた場合などに利用する)
- タイムラプス機能:一定時間ごとに静止画を撮影して繋げて動画にする(録画容量の節約に役立つ)
- 録画設定:前述した、どのカメラで撮影して、どのカメラで撮影しないかの選択
説明が少し必要な詳細項目を挙げていきます。
こちらはタイムスタンプ設定。動画にどの情報を文字として表示し録画するかです。
タイムラプス設定。毎秒何コマ撮影するかどうかの設定。例えば5FPSだと1秒に5コマ撮影します。
その他の設定はこちらになります。
特に便利な物をピックアップ。
周波数。東日本は電力の周波数は50Hz。西日本は60Hzです。録画のタイミングと周波数が合わないと、動画で信号が点灯しているのに、点滅しているようになってしまう場合がありますが、これはその周波数の違いが原因です。そこで、東日本の場合は50Khに設定すると、このドラレコで撮影した場合、信号が点灯しているのに点滅しているように映ることがなくなります。
周波数を地域に合わせると、信号がきちんと撮影できます。
秒速単位。時速(KMH)とマイル表示(MPH)で切り替えられます。日本はもちろん時速ですね。
総評
小型、軽量、3カメラ。設定も簡単でありながら細かいところも弄れる。解像度も高く、赤外線撮影も綺麗。GPSもあり。全てが高いレベルにあるドラレコだと思います。GPSが専用ソフトがないと見られないのは、後付けのドラレコだとどれも同じです。
フロントとリアだけではなく、車内カメラもあると安心です。煽り運転が社会問題になってから、ドラレコが爆発的に売れたようですが、昨今はさらに、車から降りてきて車内にいる自分に暴力を振るったりもあるので、やはりできることなら車内カメラもあった方が良いです。
煽り運転などネガティブなことだけではなく、友人や家族とのドライブ、旅行の場合、ドラレコ映像って実は良い思い出になります。フロントカメラの映像だけでも、景色が綺麗で思い出になるのですが、車内も撮影するとさらに思い出として残ります。
こんな人にお勧め
- フロント、リア、車内の3カメラドラレコが欲しい人
- 映像が綺麗なドラレコが欲しい人
- 設定が簡単ながら細かく弄れるドラレコが欲しい人
関連リンク