今回レビューするのは、TaoTronicsさんのスピーカー『TT-SK027JP006』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【バランスがよくて高音質】52径のスピーカーユニット2基に加え、低音増強用にパッシブラジエーターを2基搭載いています。豊かな低音を実現できます。映画、音楽、ドラマやゲームなどにも大活躍です。
- 【LCDデジタルディスプレイ】BluetoothやAUX接続モードの切り替え、16段階の音量調整、ストップウォッチ時間の表示はLCDデジタルディスプレイではっきり見えます。操作の結果を明確に表示でき、非常に便利です。
- 【4つの調整モード付きのLEDライト】「リズムモード」は再生している音楽のリズムにより自動的に色と明るさが変化できます。ゲームやパーティーに最適です。音楽を楽しめながら夜寝るときは、ライトを消すこともできます。
- 【使いやすい・接続が簡単】Bluetooth5.0サポートで、スマホや/PCなどと一本の電源ケーブルで接続が完了します。AUXケーブルでテレビ、MP3プレイヤーやプロジェクターなどと接続できます。電源切れる心配も電池が壊れた問題もなく、使いやすいです。
- 【ホームシアター入門におすすめ】TVのスピーカーよりずっと音質が良くて心地良い音です。壁掛け用の穴を活用することですっきりと設置でき、またワイヤレスで、テレビやコンピュータの置く場所から10mまで離れても接続できます。
長所と短所
- △大きいので置き場所を取る
- ◎パワーがあり音質が良い
- ◎ホワイトノイズが全くと言って良いほどない
- ○オーソドックスな操作性
- △ボリュームの1目盛りの幅が大きい
- ○Bluetoothでも有線でも接続できる
- △バッテリーは内蔵されていない
- ○LEDで底が光るので綺麗
- ○タイマー機能がある
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
スピーカー。
ACアダプター。
AUXケーブル。
サンキューカード。
説明書。日本語単独の物です。
動画
使用した感想
△大きいので置き場所を取る
このスピーカーは出力(パワー)もありあますし音質も良いのですが、結構大きいので置き場所が必要です。そして、バッテリーが内蔵されていないので持ち運ぶ物でもありません。PCやTVに常設するスピーカーとなります。重さは948.5gで1kg近くあります。
採寸すると、幅42cm×奥行き7.5cm×高さ7cm。
43インチのTVの下に置くと画像のようになります。幅があるとは言え、これくらい大きなTVだと小さく見えます。24インチのPCモニターの下に置くと、モニターの幅より左右両方10cm短いくらいで収まりが良いです。
◎パワーがあり音質が良い
出力は14W(7W+7W)なので十分なパワーです。音量も最大音量だと普通の部屋だとうるさくてその場にいられないくらい大きくなります。音量は0(無音)から16までの17段階に変更可能で、後述しますが前面に音量変更時に液晶表示されます。
幅が43cmあるワイドで大きなスピーカーのためステレオ感も強く出ます。ちなみに、私が使用している24インチのPCモニターの場合、内蔵スピーカーはiiyamaの物で2W+2Wで、BenQの物で1W+1Wです。PCモニター内蔵スピーカーよりずっと良い音が出ます。
◎ホワイトノイズが全くと言って良いほどない
良かった点としてはホワイトノイズが全くと言って良いほど出なかったことです。ホワイトノイズとは、砂嵐のような『サーッ』との音です。このようなスピーカーの場合、接続先でなにも音を出していない場合、このホワイトノイズが気になることが少なくありません。しかし、このスピーカーの場合、音量10程度だとホワイトノイズは耳をスピーカーにくっつけてやっと聞こえるかなと言ったレベルです。
ホワイトノイズが完全にないわけではないのですが、音量10程度までは目の前にスピーカーを置き、接続先で音を出していない状態でも聞こえないので実質ないと言って差し支えありません。このホワイトノイズは音量と連動しており、音量を下げればホワイトノイズも小さくなりますし、上げれば大きくなります。最大音量の16だと目の前に置いた場合耳に少し届きます。
音楽などを流したりTVで音が出ている状態だと、耳をスピーカーにくっつけてもホワイトノイズは全く聞こえなくなります。
○オーソドックスな操作性
操作はオーソドックスなタイプです。操作ボタンは上面に集中しており、左から電源、+、-、再生/一時停止と良く見るボタンが並んでいます。右の2つはこのスピーカー独特のもので、左がタイマーボタン、右がLEDライトボタンです。
電源ボタンは3秒長押しで電源がオンとなり電源が入り、同時にBluetooth機能がオンになります。この状態でスマホなどの端末でBluetoothを検索すれば、この『TaoTronics T-SK027』が出てきます。
+、-ボタンは短押しで音量変更、長押しで曲の変更です。また、右の2つはタイマーボタンで前面の液晶にタイマー表示。右のLEDライトボタンは底面のライトの光るモードを変更したり消灯したりします。
ボタンはタッチ式ではなく、押すと凹みクリック感のあるハードボタンです。反応は良く、押しても操作を受け付けないとか、ワンテンポ遅れるなどもなくスムーズでした。
△ボリュームの1目盛りの幅が大きい
音量は0(消音)から16まで、消音を含めて全17段階あるのですが、その1目盛りで変わる音量が結構大きいです。私の場合、目の前に置いて音量6でも大きくてもうこれ以上上げられないレベルです。勿論、接続先の音量を調整すると、この1目盛りに変わる幅も違ってくるのですが、それでも本体の音量ボタンで細かい音量調整しづらいです。
接続先の音量を小さくしてこのスピーカーから音を出し、スピーカー本来の音量ボタンで音量を調整する方法が1つ。接続先の音量はこれまで通りとし、スピーカー本体での音量調整はあまりせず、接続先の音量を弄って音量を変更する方法が1つ。どちらかになると思います。
○Bluetoothでも有線でも接続できる
接続方法としてはBluetoothでの無線接続と、AUXケーブルによる有線接続の両方が可能です。Bluetoothで接続する場合、他のスピーカーやワイヤレスイヤホンと同じで、スピーカーの電源ボタンを長押ししてペアリングするだけなので簡単です。
有線接続の場合、AUXケーブルが付属しているので、それを背面のAUXポートに差し込み、TVやPCなどに接続するだけです。また、隣のAUX OUTで有線ヘッドホンなどに数珠つなぎで接続することも可能です。
Bluetoothで接続された場合、画像のようにスピーカーの中央に『bt』と接続先を示す液晶表示がされます。網目の向こう側に液晶画面があるようです。AUXの場合もそう表示されるので、現在の接続咲きが分かるで便利です。
△バッテリーは内蔵されていない
最近のPCスピーカーの場合、バッテリーが内蔵されており、持ち運びができたり、給電しなくても数時間使える物も多いのですが、こちらはバッテリーは内蔵されていません。バッテリーが内蔵されていると勘違いしないように注意してください。
付属しているACアダプターで給電することが前提のスピーカーです。そのため、気軽に持ち運んだり、部屋と部屋の間で移動させたり、料理しているときにちょっと持っていくような使い方には向きません。PCやTVにきちんと接続し、その場に常設しておくスピーカーです。
○LEDで底が光るので綺麗
ユニークな機能としてはスピーカーの底面が光ることが挙げられます。デフォルトだと電源を入れると底面が光るのですが、ボタンを短押しするとモードが切り替わり、2回押すと消灯します。
LEDは綺麗なのですが、必要なければ消灯させることもできるので、寝る部屋と同じ場所に置いても問題ありません。ただ、このLEDライトの光り方は記憶されないようで、LEDを消灯して電源を切り、次に電源を入れるとまたLEDライトが点灯してしまいました。
○タイマー機能がある
もう1つユニークな機能としては、前面の液晶表示部分にタイマー機能があることです。タイマー機能なので時計機能ではありません。1からカウントアップを始めて行くので、キッチンから一旦離れて部屋に戻ってきて、10分後にまた戻る場合などのキッチンタイマーなどとして使用できます。
ここはタイマーよりも時計機能があればなお良かったかなと思いますが、タイマー機能があっても困るものではないので問題ありません。
総評
24インチのPCモニターより若干幅が狭いくらいで、重さは約1kgなので存在感のあるそこそこ大きなPCスピーカーです。バッテリーは内蔵されていないので、持ち運びや気軽に移動させる物ではなく、きちんとその場に常設しておく物です。ここは間違わないように注意したください。
最近のTVやPCモニターの場合、ベゼル幅を狭くするためにスピーカーを裏側にしている物が多く、音が聞こえづらいと感じている方などは、目の前にしっかりした音質のスピーカーが置け、そこから音が出るようになるので便利です。夜中に大きな音を出したくないけど、しっかり音を聞きたい場合などには有効な使い方です。
こんな人にお勧め
- 常設のPC、TVスピーカーが欲しい人
- Bluetoothと有線の両方で接続できるスピーカーが欲しい人
- ホワイトノイズが全くと言って良いほどないスピーカーが欲しい人
関連リンク
この記事と関係のある商品