目次
特徴
- 4倍光学ズーム(PTZ機能)で遠くの目標から近くの目標までぴったり位置で狙える!上下左右にカメラが動くパン・チルト機能搭載!(動作範囲:パン355度;チルト140-150度)
- セットアップは無線接続とケーブル接続モード両方ともできます。会話機能:カメラのマイク入力端子と音声出力端子にマイクとスピーカーを繋げれば、アプリなどから音声会話が可能です。
- IP66屋外防水防塵!雨にも負けない耐久性がほしい!防水構造!屋外設置OK!雨にも負けず!風にも負けず!
- 赤外線暗視機能で18メートル先まで確認できます!暗闇でもきっちり撮影!真っ暗な屋内も明るくくっきり撮影できます。
- iOSまたは Androidアプリをダウンロードして、PCやモバイルデバイス(iPhone、 iPad、 Android 、Tablet)にて、遠隔視と録画ができます。を送ります。
長所と短所
- ○スマホで遠隔操作や確認ができる
- ○IP66の防水、防塵性能
- ○広い首振り角度
- ○4倍の光学ズーム
- ○18M先まで撮影可能な赤外線撮影
- ○動体検知撮影ができる
- ○マイクとスピーカーを繋げれば会話も可能
- ×距離が遠い物体での動体検知は厳しい
はじめに
今回レビューするのは、Sumppleさんのネットワークカメラ『S610W』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
パッケージ外観は綺麗な白い箱で商品の写真がプリントされています。箱はかなり大きいです。
パッケージ内容は、ネットワークカメラ、wifiアンテナ、ACアダプタ、LANケーブル、ネジ、ネジストッパー、ユーティリティCD、説明書、別紙説明書。
ネットワークカメラは形状からもわかるように壁に設置するタイプです。
カメラを覆うカバーはスモークになっており、外からカメラは見えません。
wifiを接続する端子。
ケーブルにはLAN端子、AVケーブル、電源ケーブルが1つにまとまっています。
wifiアンテナ。wifiで接続する場合はネットワークカメラに取り付けます。
LANケーブル。かなり太くて固いので、有線接続で使用する際は、別途スリムケーブルを購入した方が良いと思います。
取り付け用のネジと、そのネジが外れないようにするストッパー。
ACアダプタ。
ユーティリティCD。
サポート云々書かれた別紙。
説明書。
説明書は単独の日本語版でした。
以上、外観チェックでした。
スマホで遠隔操作や確認ができる
このようなネットワークカメラではもはや必須ですが、スマホアプリが用意されており、首振りや撮影の開始、停止は勿論、リアルタイムでその場の映像を見ることができます。
設定項目は1つ1つゆっくり見ていけば慣れていない人にもわかりますし、ネットワークカメラの操作はラジコンのコントローラーのような感じなので迷うことはないと思います。
IP66の防水、防塵性能
一般的なネットワークカメラは、室内での使用を基本に考えられており、防水や防塵性能のないものが多いのですが、このネットワークカメラは形状からも分かるとおり、外で使うことを強く意識したネットワークカメラです。
床や台の上に置いて使用するタイプではなく、完全に壁に設置して使用するタイプです。なので、外での使用に問題がないように、防水と防塵規格に対応してました。しかも、そのどちらもかなり高いレベルなので、砂嵐が来ても台風が来ても全く問題がありません。
防塵等級の6は上記画像をご覧いただければ分かりますが最高等級です。これ以上の防塵性能は存在しません。
また、防水等級は上記画像をご覧いただければわかりますが、水没以外の水濡れは全てカバーしています。ゲリラ豪雨や暴風雨を伴う台風でも全く問題ありません。以上のように、防水と防塵機能がかなり高いレベルで実装されているので、雨ざらしの外に設置しても全く問題のないタフさとなっています。
ネットワークカメラはこのような、防水や防塵性能のない室内用の物はもっと安いので、このネットワークカメラは高く感じるかも知れませんが、外で使えるタフさも影響しているのだと思います。
広い首振り角度
首振りは左右に355度、上下に140~150度動くので、広角レンズとの組み合わせにより、真下から真後ろまで全ての方向を撮影することが可能です。つまり、どこに設置しても問題ないということになります。
「ここに設置するとあそこが見えない」なんてことはなく、設置場所に悩まず、好きな位置に設置できるので楽でした。
4倍の光学ズーム
かなり高い防水、防塵機能とともに、光学4倍ズームも特徴です。おそらく、ここが他の安価なネットワークカメラとの違いであり特色だと思います。
光学ズームなので画質の劣化はありません。4倍までは通常の高画質のまま、荒くなることなくズームできるので、防犯時に非常に役に立ちます。少し遠目の人の顔などをズームしても、光学ズームなので画質が荒くならず顔の判別がしやすいです。
光学ズームでないと、ズームすると画質が荒くモザイクのようになってしまうのですがそれがありませんでした。価格が高い理由はおそらく主にこの部分だと思います。光学ズームが必要なければ、もっと安価なネットワークカメラを購入すると良いと思うのですが、前述したように、防犯などで人の顔や車のナンバーをズームして識別したい場合は、このような光学ズーム搭載のネットワークカメラをお勧めします。
18m先まで撮影可能な赤外線撮影
赤外線撮影は、暗所で18m先の物まで判別可能な高性能な物でした。
前述した光学ズームがあるので、この赤外線カメラと組み合わせると、暗所の18m先の人の顔のかなりのところまでわかるようになります。やはり非常に防犯カメラ向きだと思います。
動体検知撮影ができる
このネットワークカメラは動体検知機能もあります。普段は録画せず、カメラの前で動きがあった場合のみ撮影するとの機能です。
終始録画してしまうと、『何もない部分』を早送りで飛ばしたりチェックするのが面倒なのですが、動体検知機能があると、『何かあったとき』だけ撮影してくれるので、チェックが大幅に楽になります。
マイクとスピーカーを繋げれば会話も可能
マイクとスピーカーを接続すると現場と会話もできます。ただ、外に設置して防犯カメラとして使用する場合、防水防塵性能が、マイクやカメラには及ばす、別途対策をしなければならないので、あまり現実的ではないかも知れません。その手間や見た目の悪さが気にならなければ、防犯カメラとして組み合わせると、現場の不審人物に警告などができます。
勿論、室内でも使用できるので、その場合は見守りカメラとして使用し、子供と会話なんてことも可能です。あって困る機能ではないので、工夫次第で活用できると思います。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
距離が遠い物体での動体検知は厳しい
動体検知撮影機能があると便利なことは前述した通りですが、遠目の(小さい?)動体への感度が悪いようです。敏感すぎても困るのですが、15mほど離れたところの小動物の動体はなかなか検知してくれませんでした。遠目の動体検知に重きを置く方は注意が必要かも知れません。
ちなみに、10m程度の距離の動体はきちんと検知して自動撮影してくれました。
総評
高価なネットワークカメラなのですが、高い防水と防塵性能、光学4倍ズームに魅力を感じるのであれば、十分価格分の価値のあるネットワークカメラだと思います。
光学4倍ズームはしっかりしており、遠目の人の顔もきちんと画質の劣化なくズームしてくれました。デジカメでも光学ズームの倍率が高い物は価格が高くなりがちです。私のデジカメでも4倍までなのでそれと同じです。ネットワークカメラ、防犯カメラでこの光学ズームは貴重だと思います。
こんな人にお勧め
- 防水、防塵性能のしっかりしたネットワークカメラが欲しい人
- 光学4倍ズームのカメラがあるネットワークカメラが欲しい人
- 暗所の撮影に強いネットワークカメラが欲しい人
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