今回レビューするのは、RademaxさんのBluetoothイヤホン『T12』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【Hi-Fi高音質&AACコーデック対応&CVCノイズキャンセリング】 13mmの精密ドライバとAACオーディオコーデック合わせたうえ、音楽はどの帯域も忠実に再現できるように最適化されています。従来モデルより立体的なサウンドを楽しめます。CVC騒音低減技術を採用し、騒音の音波とは逆相位の音波をぶつけることで、相手の声も聞き取りやすく快適な通話を実現します。これから安定性&バランス感両立するHi-Fi高音質の完全ワイヤレスイヤホンを楽しみいただけます。
- 【左右独立分離型・最新Bluetooth 5.0技術】最新進化左右独立作動ワイヤレスイヤホン、いずれのイヤホンを取り出すとすぐ使用可能、左右ペアリングの面倒なし!さらにBluetooth 5.0チップ+EDRが搭載されており、従来の4.2バージョンより転送速度は5倍以上、転送距離は12メートルに、デバイス適用性、イヤホン安定性、機能性共にアップグレードされました。通信不良による音の遅延や音切れを最小限に抑え、動画鑑賞やゲームのプレイ時によりクリアな音楽を楽しめます。
- 【ワンボタン操作・自動吸着・自動ペアリング】ワンボタン操作のデザインで、音樂再生/一時停止/電話応答/拒否など簡単に操作できます。タッチ操作より、誤作動防止!充電ケースの収納部分にはマグネット磁石が装備しており、イヤホンを収納する時にしっかりと吸着するので、紛失を防止します。一度ペアリングすると、二回目以降はケースからイヤホンを取り出せば自動的にペアリングするので手間がかからなくとても便利です。
- 【コンパクト・軽量・完全ワイヤレス】 Bluetoothイヤホンの収納充電ケースは手ひらのコンパクトサイズ(6*4.9*2.6cm)で、持ち運びがしやすくなっています。旅行やドライブや散歩、さらに仕事中にも、電話会議、かわいいピングのワイヤレスイヤホンを活用しましょう。イヤホン本体はわずか3gで、軽く作らており耳に負担をかけなく、フィット感抜群!さらに、ケーブルレスなので日常使いだけでなく満員電車、ランニングする時などにも邪魔にならず、快適に使用することができます。
- 【片耳/両耳モード・対応機種】イヤホンは左右分離型で設計されており、使うシーンによって、片耳モードと両耳モードを自由に切り替えられます。ジムや運転中など周囲の環境音を注意しなければならない場合は片耳モードを使用。iPhone、Samsung、SONY、HTC、iPad Pro、androidなど、Bluetooth機能を搭載するデバイスであれば、適用できます。
長所と短所
- ○小型軽量で耳が痛くなりづらい
- ○インナーイヤー型なので耳に負担が少ない
- △装着力が弱いので運動には向かない
- ○音質、受信感度、音ズレ問題なし
- ○イヤホンのボタンで曲の変更ができる
- ○ケースの蓋と電源が連動している
- ◎両耳と片耳の切り替えがシームレス
- △音楽再生でのバッテリー持ちは4時間41分
- ○IPX5の防水性能
- ○カラーバリエーションはブラックとピンク
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USBケーブル Micro B。
説明書。日本語ページあり。
スペック
- Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.0
- イヤホンサイズ:45.6*17.6*18.5㎜
- 充電ケースサイズ:60*26*49㎜
- 防水等級: IPX5(イヤホンのみ)
- 待機時間:120時間
- 通話時間:約3時間
- 音楽再生:約3時間
- イヤホンのバッテリー容量:30mAh
- 充電ケースのバッテリー容量:500mAh
- 入力電圧:DC 5V
- 対応Bluetooth プロファイル:HSP/HFP/A2DP/AVRCP
- 対応機種:iOS/Android/WindowsなどBluetooth機能搭載デバイス
- Bluetooth 通信距離:約10m(障害物なし)
- IOS電量表示:あり
使用した感想
○小型軽量で耳が痛くなりづらい
この完全ワイヤレスイヤホンRademaxさんの『T12』は、いわゆるうどん型という物で、マイクが棒状に伸びた形をしており、iPhone純正ワイヤレスイヤホンとして有名な形です。
まずは大きさですが、計測したところ、高さ47.4mm×幅約17.8mm×厚さ約17.5mmでした。画像でも分かるように指で摘まめるほどの小ささです。
重量は左右両方で9.3g。10gを切っています。片方約4.6gといったところ。軽量なので耳に重さを感じることは皆無です。
イヤホンを四方から見たところ。イヤーピースの形状はインナーイヤーです。耳の穴内浅く引っ掛ける感じになるので、カナル型と違い、耳の穴への異物感はありません。耳の穴が痛くなりやすい、デリケートな方に向いている形状です。
耳に装着すると画像のようになります。イヤーフックはなく、耳の浅い部分に引っ掛けるだけです。ただ、その分装着力はカナル型より落ちます。徒歩程度ではなんの問題もありませんが、激しい運動には向きません。
長時間連続使用しましたが、耳が痛くなることはありませんでした。カナル型のように耳の穴の奧に異物が入るわけではありませんし、イヤーフックのように耳たぶに引っ掛ける構造もありません。それでいて片方4.6gほどなので、デリケートな耳の方でも問題ないと思います。
○インナーイヤー型なので耳に負担が少ない
前述したように、このイヤホンはインナーイヤー型です。カナル型のようにイヤーピースがサイズ違いで複数付属していることもなく、画像の状態のまま耳の穴に入れて装着することになります。
イヤホン部分の大きさは100円玉より一回りか二回り小さいので、耳の穴に楽に入ります。
耳の穴に入れると画像のようになります。棒状のマイクが口元に近付くため、イヤホンだけの形の物よりも集音性も高くなります。
△装着力が弱いので運動には向かない
耳の穴の浅いところに引っ掛けるだけなので、装着感が良く、痛みもほぼ出ないのですが、装着力は弱いです。耳の形にもよりますが、私の場合はジョギング程度なら平気で、それ以上の動きになると落ちないかどうか心配になるくらいの装着力です。
○音質、受信感度、音ズレ問題なし
音質は個人的に非常に良いと感じました。高音質規格のapt-xには非対応ですが、画像のように音が出る部分が2箇所あるため、音の広がりが物凄くありました。
耳の近く、狭い範囲で聞いているのではなく、広い部屋で音楽を聞いているような感じです。
音質 | 概要 | |
対応コーデック | HSP、HFP、A2DP、AVRCP、AAC | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
音ズレもスマホで動画を見て、口の動きと声をチェックしましたがありませんでした。
受信感度も問題なし。
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音が完全に途切れる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 再び音がスムーズに聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★☆☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
○イヤホンのボタンで曲の変更ができる
イヤホンのボタンでは曲の変更ができます。ただ、音量の変更はできないので、その際はスマホなど音楽を流している端末を直接操作しなければなりません。
主な音楽再生での操作方法は下表の通りになります。少し変わっているところとしては、片耳使用の場合、左右どちらを使用しても曲の変更は『曲送り』になることです。多くの完全ワイヤレスの場合、片耳として使用しても、両耳の操作体系がそのまま受け継がれるのですが、このイヤホンの場合、片耳で使用した場合の曲変更は、曲送りのみになり曲戻しはできません。私はこの操作体系の方が好きです。
操作割り当て | 操作方法 |
電源オン | 左右どちらでも:6秒長押し |
電源オフ | 左右どちらでも:6秒長押し |
再生 | 左右どちらでも:1回押し |
一時停止 | 左右どちらでも:1回押し |
音量アップ | なし |
音量ダウン | なし |
次の曲 | 右ボタン:2秒長押し |
前の曲 | 左ボタン:2秒長押し(片耳使用時は曲送り) |
ミュート | なし |
リセット |
|
○ケースの蓋と電源が連動している
最近多いタイプですが、ケースの蓋とイヤホンの電源が連動しています。つまり、ケースの蓋を開けるとイヤホンの電源が入り、閉めると電源が切れます。そのため、自分でイヤホンの電源を操作する必要は全くありません。
初回ペアリングは簡単で、ケースの蓋を開けると自動的にイヤホンの電源が入り、ペアリング待機状態となるので、スマホのBluetooth昨日から『T12』を選択するだけだけです。
ケース内蔵のバッテリー容量は500mAhです。イヤホンのバッテリー容量が片方で30mAh、両方で60mAhなので、ケースで左右のイヤホンを空から満充電まで8回ほど出来ることになります。
ケースの重量は、イヤホンをセットした状態で47.3g。こちらもイヤホンと同じく軽量。さらに小さいので簡単にポケットに入ります。
◎両耳と片耳の切り替えがシームレス
蓋とイヤホンの電源が連動しているので、両耳と片耳の切り替えはずムースです。自分で何かボタンを操作必要はなく、音楽も止まることはありません。
両耳で使用しているときに片方をケースに戻して蓋を閉めると、自動的に片耳イヤホンになります。逆に片耳で使用中、ケースの蓋を開けてもう片方のイヤホンを取り出すと、自動的に両耳イヤホンとしてペアリングされます。
前述のような挙動になっているのは、最近主流になっている左右独立型だからです。これまでは、左右を1つのBluetooth接続で行っていたのですが、最近は左右それぞれ2系統でBluetooth接続を行っています。そのため、片方の接続が切れたり繋がったりしても、もう片方になんの影響もないんです。
△音楽再生でのバッテリー持ちは4時間41分
バッテリー持ちは少し短いです。仕様だと3時間とのことですが、実験結果としては下表の通りとなり4時間41分持ったので、想像よりはずっと持ちました。
この手の完全ワイヤレスの場合、平均して音楽再生でのバッテリー持ちは5時間程度なので、それよりは短かかったです。また、両耳と片耳でのバッテリー持ちは、独立型なのでほぼ変わりませんでした。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 3時間 | ▲4時間41分 |
片耳での音楽再生 | 記載なし | ▲4時間45分 |
充電 | 2時間 | ▼1時間9分 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★☆☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
両耳での音楽再生の実験結果。
充電中は中のイヤホンが見えなくなるのですが、充電中は底のLEDライトが点灯し、充電が終了すると消灯するので、外からでも充電状況が分かるようになっています。
○IPX5の防水性能
防水性能もあり、IPX5に準拠してています。充電がUSBケーブルを差し込むタイプではなく、端子による接触式なので、水が入り込む隙間がほぼないことがその要因の1つです。
IPX5の防水性能とは、画像を見ると分かりますが、『あらゆる方向からの直接噴流水からの保護』となっています。その1つ上が『強い直接噴流水』なので、噴流水…つまり、雨やシャワーの強さによって5と6は区別されています。
雨だと普通の雨程度なら問題ありませんが、ゲリラ豪雨や台風では厳しく、シャワーだと弱いシャワーは大丈夫でも、強いシャワーは厳しいとのレベルです。まあ、日常生活で使用していて問題ないレベルです。また、スポーツ時の汗も全く問題ありません。
○カラーバリエーションはブラックとピンク
このイヤホンのカラーバリエーションはブラックとピンクの2種類があります。女性の方も可愛らしいピンクが選べますし。目立たない方が良い場合、肌の色に近いピンク選ぶと男性でも効果的だと思います。
充電ケースも黒とピンクで別れています。
当然中身もピンク。
総評
唯一残念な点はバッテリー持ちが同タイプに比べて短いことですが、それ以外だと全て平均以上で、特に音質が良い、広がりがあると感じました。また、個人的な好みですが、片耳使用時は曲の変更で左右どちらを使用しても、曲送りになるのは良かったです。私の場合、移動中はスマホに入っている、音楽3千曲以上を聞いているのですが、気分ではない曲は次々飛ばすので、この操作性は非常にありがたかったです。
こんな人にお勧め
- 耳が痛くなりやすい人
- 片耳使用時にどちらを使用しても曲送りになる操作体系が良い人
- 音の広がりがある完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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