今回レビューするのは、K&F Conceptさんのカメラ三脚『KF09.086』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- • 【横中央支柱】中央支柱が0〜180度移動、水平360度回転可能でパノラマ撮影を実現。
- • 【強い安定性】25mmの大口径アルミ合金管、耐荷重は22.04lbs(10kg)に達することができ、デジタル一眼レフカメラにセキュリティと安定性のサポートを提供します。
- • 【取り外し可能なモノポッド】軽量なモノポッドやステッキに変えるだけで、多彩な撮影が可能。
- • 【360°パノラマ】28mmの大型KF-28メタルボールヘッドは10kgの耐荷重を備え、360度回転可能で、パノラマ撮影時のデジタル一眼レフカメラの動作範囲を拡大します。
- • 【簡単セットアップ】4セクションのチューブレッグで、最大直径は25mmです。スパイラルタイプのロッキングノブにより、作業高さを数秒で調整できます。柱のない高さは67.7インチに達し、中央の2つの柱の高さは93.8インチです。
長所と短所
- ○しっかりした造りで安定感がある
- △しっかりしている分重い
- ◎最長238cmまで伸びる
- ◎収納時には約60cmになる
- ◎多機能で色々な形になる
- ◎ローアングル撮影ができる
- ◎ホライズンローテーション機能がある
- ◎ホライズンローテーション+ローアングルの組み合わせも可能
- ○ピッタリの収納バッグ付き
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
三脚。
収納バッグ。
ショルダーベルト。
六角レンチ。
説明書。日本語なし。
動画
使用した感想
○しっかりした造りで安定感がある
このカメラ三脚はアルミ製で脚が太く、重さもあるので安定感があります。石突きも硬めのゴムでしっかり地面に設置され、風や多少物が当たったくらいではビクともしません。
安い三脚の場合、軽くて不安定な物が多いです。それはそれで部屋の中でのブツ撮りに使えたり、コスパが良いのですが、外で使用するなら、このようにある程度の重さがある方が安定します。
中央のポールには重りを引っ掛けるフックがあります。重りと言っても、専用の物が付属しているわけではなく、荷物などを引っ掛けることによって重りとします。
フックには丁度バッグの手提げ部分などを引っ掛けられるようになっています。持っている荷物を有効利用でき、三脚の安定感に寄与するので一石二丁です。
三脚の1つにはスポンジのようなゴムが巻かれています。これはいわゆる『持ち手』部分です。片手でこの部分を持って持ち運ぶようにクッションになっています。
△しっかりしている分重い
しっかりした造りである分、どうしても重さは出てしまいます。計測したところ2002gでした。約2kgですね。
同メーカーの以前のバージョンは1.4kgだったので、それよりも約600g重くなりました。これはなぜかというと、以前のバージョンは高さが最高154cmまでだったのですが、今回の新バージョンは238cmまで伸びるからです。これについては後述します。
◎最長238cmまで伸びる
この三脚の特徴の1つは、最大長が238cmであることです。びっくりするくらい高くなります。当然自分の身長よりも高くなるので、脚立を使って高い位置からの撮影などに使えます。良く鉄道が好きな方が、柵などをカメラ内に入れないように撮っていますが、あんなことができます。
家の中で最大長まで伸ばすと、天井にほぼくっついてしまいます。ちなみに、これだけ高くするとグラつきそうなものですが、前述のように重さがあり、全くグラつきませんでした。
伸縮できる箇所を見ていきます。
まずは基本である三脚。ここには3つあり、ナット式で回して伸縮させます。レバーよりもしっかり留めることができるので、このような重さのある三脚によく使われている剛性のある構造です。
中央ポールの根元にも回して伸縮させる部分があります。
さらに中央ポールには上部にもツマミを回して伸縮させる部分があります。中央ポールで伸縮できる部分は2箇所です。
以上、三脚で3箇所、中央ポールで2箇所伸縮できる部分があり、合計5箇所を任意で伸縮させて高さを調整します。
◎収納時には約60cmになる
収納時にはコンパクトになり、約60cmになります。最大長258cmが60cmにまで小さくなるので持ち運びの苦になりません。
折り畳み方を説明すると、開いた三脚を一旦内側に折り、赤いレバーを押しながら、今度は逆に折り曲げていきます。このレバーは三脚を固定している状態ではしっかりとロックされており、ビクともしません。
一旦内側に『戻す』ことが大事です。そうすると、レバーが画像のように『持ち上がる』ようになります。そしてこのレバーを『押しっぱなし』で折り曲げていきます。
◎多機能で色々な形になる
この三脚は多機能です。下記5種類に変形します。
- 一般的な三脚
- ローアングル
- ホライズンローテーション
- ホライズンローテーション+ローアングル
- 一脚
多少変形に工程は必要ですが、簡単に変えることができます。一脚以外は工具も必要ありません。一脚に必要なボトルは付属していませんでした。
どのように変形するのか、使い方はどうなるのか、このあと説明していきます。
◎ローアングル撮影ができる
ローアングル撮影は、画像のように中央ポールを下に押し下げ、その先にカメラを取り付けて低い位置から撮影するものです。
一般的な三脚使用のように逆側に折りきりません。三脚部分はある程度の硬さがあり、自由な位置で固定出来るので、『中途半端な位置』で折るのをやめると、画像のように逆側で三脚として起立するようになります。中央ポールのネジを緩め、下に押し下げると完成です。
カメラを取り付けると逆さになるので、カメラの機能にある、上下回転させる機能を使用して撮影したり、PCに取り込んだあとに画像を回転してください。
◎ホライズンローテーション機能がある
ホライズンローテーション機能とは、縦だった中央ポールを横にする機能です。前述した中央ポール上部のネジをゆるめてください。すると中央ポールがスルッと抜けます。
抜けたあとの球形の部分を指で回転させ、空いている穴を横に向け、そこにさきほど抜いたポールを差し込み、ネジを再度締めます。
これでなにができるかというと、ぐるっとカメラを一回転させることが1つ。もう1つは『真下』を綺麗に撮影できることです。特に真下の撮影はブツ撮りで便利です。
一般的に三脚で下を撮影すると、画像のような形になります。目一杯下に向けたところです。
ところがこの状態だと、三脚自体の脚や影が写真に入ってしまい美しくありません。
そこでこのホライズンローテーション機能を使用します。画像のように真下を撮影できるように設定。
前述のように三脚自体の脚が映ることも、余計な影が映ることもなく、そのブツのみを綺麗に撮影できました。当然、手で持って撮影するようなブレは一切ないので綺麗ですし、カメラや手の影もできずらいです。
個人的にはホライズンローテーション機能は、真下を綺麗に撮影できるのでブツ撮りに最適だと思います。商品写真や食べ物を撮影するプロの写真だと、このように真上から綺麗に撮影していますよね。それがこの三脚だと手軽にできます。
◎ホライズンローテーション+ローアングルの組み合わせも可能
ホライズンローテーションとローアングルの組み合わせも可能です。ただ、その場合は中央ポールが三脚に引っ掛かるので、360度回転はできません。
ホライズンローテーション+ローアングルでも真下を撮影することは可能です。
○ピッタリの収納バッグ付き
付属品でこの三脚専用のカメラバッグが付いています。専用なのでサイズもピッタリで無駄がありません。また、各所にはクッションが入っており、衝撃から中身を守ってくれます。
収納バッグに取り付けるショルダーベルトも付属しています。カラビナで簡単に脱着可能です。肩に当たるパッドにもクッションが入っており、重い三脚を入れても楽ちんです。
総評
がっしりとした作りで安定感があり、多機能なカメラ三脚です。ローアングルやホライズンローテーション機能など、使いこなすとかなり便利です。
高さは最大超で238cmにまで伸びるので、障害物を避けて、脚立を使って外で撮影することもできます。また、逆に屋内で使用するとしても、真下の撮影が便利でブツ撮りもできます。色々な使い方の出来る万能タイプのカメラ三脚です。
割り引きコード
- コードオフ5%:JQTMVWAG
- コード利用可能時間:2020.8.14〜2020.9.30
- コード10%オフ:KFJP10
- コード利用可能時間:2020.8.14〜2020..12.3
こんな人にお勧め
- 最大超238cmになるカメラ三脚が欲しい人
- 収納時に60cmになるカメラ三脚が欲しい人
- 多機能なカメラ三脚が欲しい人
- 真下を綺麗に撮影できるカメラ三脚が欲しい人
関連リンク