今回レビューするのは、EUKiさんのドライブレコーダー『M11』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【SONY製CMOSイメージセンサー『IMX415』内蔵+映画級の4k高画質】 ➊フロントカメラはSONY製CMOSセンサーSTARVISという技術を採用しており、高感度検出器によるわずかな光しかない夜間やトンネル内での暗い場所でも高画質な画像と映像を記録することができます。4K解像度での高い画像認識・検知性能と低照度性能の両立を実現しました。4K解像度の高画質により、映画を見るような体験を提供します。後方には防水規格IP66のカメラが搭載されているので、雨の日でも安心して使えます。 前後方同時録画ができるので安心して運転できます。➋本製品は4K(フロント)解像度と1080P(バック)解像度の2つカメラは同時にクリアな録画ができます。劣化や変形の少ない光学6層ガラスレンズは光透過率が高く、鮮明で鮮やかな映像を捉えます。雨天、霧、曇りなどの悪天候でも前面衝突や後車追突などの交通事故の現場をクリアに記録します。
- 【GPS機能+先進的なWiFi機能/専用アプリ】 ➊GPS機能を搭載しており、事故が発生した時の位置情報を記録できます。映像だけでなく、位置情報・時間などをあわせて記録できるのでより詳細な情報を記録することができて、証拠を十分に残せます。➋ドラレコのWiFi機能を使ってスマホに接続してから、専用アプリが利用できます。専用アプリを使用して映像を送信して確認もできますし、送った動画はいつでも見れたりと、使っていて便利です。そして、記録された映像をダウンロードしてから、映像を再生しながらGPS経路を確認こともできます。Wi-Fi対応不可のドラレコはGPSの走行軌跡を確認するには、コンピューターに専用再生ソフトをダウンロードする必要があります。
- 【サイズ感が良い11インチIPS液晶+自動調光機能+HDR機能+便利なタッチパネル式操作】 ➊幅広い車種に取り付け可能な11インチIPS液晶を採用しております。➋スクリ―ンに先進的な環境光センサーを内蔵しており、ディスプレイの色と明度を周囲の光に自動的に適応させ、画像をより自然に表示してくれます。急激に明暗が変わる場所でわざわざ手動で調整することが必要ないため、運転に集中できることでより安全な運転を確保しております。❸白飛びや黒つぶれを防ぐHDR機能を搭載しており、光の明暗差を補正し、夜間の撮影が半端なく綺麗で映ります。➍便利なタッチパネル式操作で、レンズ上下調節や画面輝度調整が可能です。
- 【スライド式フロントカメラ+右ハンドル用カメラのデザイン+LED信号機/地デジへ干渉対応】 ➊新型のスライド式フロントカメラを搭載しており、従来のドラレコに比べて、柔軟に調整可能で取り付けがより容易になります。カメラは上下左右の微調整が可能です。スライドで調整できるカメラの距離は左右3cmです。 撮影範囲が従来品に比べ20%拡大し、視野が広げることで安全で快適なドライブをサポートします。➋本製品は日本仕様で左側を通行する車両に適した右ハンドル用カメラを搭載しております。 カメラが右側ハンドル仕様でない場合、視野の一部が死角となり、撮影することができません。右側仕様で従来のドラレコよりも右側の死角を作りません。❸本製品はフレームレートが27.5fpsのドラレコですので、東日本と西日本のLED信号機の場合でも、撮影した信号機が消えてしまう現象を避けることができます。ドラレコによる電波障害が起こることを防止するために、FMアンテナとや地デジの周波数と重ならないに設定できます。
- 【大容量64GBカード付属+Gセンサー機能+24時間駐車監視可能+安心保証】 ➊幅広いメーカーは32GBまでが主流だったが、本製品は64GBカードを付属しています。64GBカードにより多くの情報を保存でき、この価格帯の製品としてはコスパが非常に高いです。➋Gセンサー機能を搭載しており、車両に衝撃が加わるとその衝撃の前後一定時間の映像を自動的に専用フォルダに記録することで、事故瞬間の映像が上書きされてしまう心配を大幅に軽減します。❸降圧ケーブル(別売)を使用すれば車から離れている駐車中にも周辺状況を最大24時間記録できます。タイムラプス機能を搭載しており、衝撃の大小を問わない当て逃げの衝突やイタズラの瞬間をもっと確実に捉えます。
長所と短所
- ○11インチの大画面ミラー型ドラレコ
- ○設置が簡単
- ○前方と後方を撮影できる
- ◎4K映像が撮影できる
- ○Micro SDカードが付属している
- ○メニューが見やすい
- ◎アプリでスマホから現在の撮影を見られる
- ○ドラレコとして一通りの機能がある
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ドライブレコーダー。11インチの大画面でミラー型です。普段は普通のミラーとして使用可能。
シガー電源アダプター。十分なケーブル長があるので、シガーソケットからドラレコまで余裕を持って配線できます。
リア(後方)カメラ。十分なケーブル長があるので前方から後方まで余裕を持って配線できます。
GPSユニット。
固定バンド。柔らかいゴムで柔軟に伸縮します。必要なのは2個であとの2個は予備。
ネジ。リアカメラ固定用です。使用しなくても両面テープのみでもOK。
防犯シール。マグネットではなくシールです。
説明書。全て日本語です。図解、画像付きで非常に分かりやすいです。初心者でも理解できます。
動画
使用した感想
○11インチの大画面ミラー型ドラレコ
このドラレコの画面は大画面の11インチです。千円札と比較すると、いかに大きいか分かると思います。計測すると、幅約25cm×高さ約7cm。横長なので、タブレットやの11インチとはサイズ感が違いますが、大きいので操作しやすく、画面も見やすく、鏡としても問題なく機能します。
全画面タッチパネルです。画面のアイコンや文字を触ると操作できるため、スマホと同じような感覚で操作できます。
ユニークなのは上下スワイプでカメラの向きが変わることです。とは言っても、物理的にカメラが動くわけではありません。内部のカメラの角度がソフトウェア的に変わるのでしょう。左右には変えることはで来ませんが、設置後の微調整などに便利です。
画面左側の四角いアイコンがありますが、この側で上下にスワイプするとカメラが上下に動きます。また、逆側にある太陽マークの側で上下スワイプすると、画面輝度を変えることが出来ます。
○設置が簡単
設置は非常に簡単です。ゴム製の固定バンドがあるので、ドラレコ裏側にある取り付け固定具(フック)に引っ掛け、既存のミラーの上に被せるように取り付けるだけです。ゴム製なので柔軟に伸縮します。
あとはシガー電源アダプター、リアカメラ、GPSユニットを取り付け、配線して完了です。リアカメラとGPSユニットは取り付けなくても使用できます。
各種ケーブルを差し込むと画像のようになります。
取り付自体は数分でできます。初心者でも全く問題ないです。ただ、1番大変なのは『邪魔にならないように端を這わせて配線すること』です。足に引っ掛かったり、見た目が汚くならないようにする必要があります。
そこで便利なのがケーブルクリップです。家で使ったことがある方も多いと思いますが、車内の配線でも使えます。両面テープで固定するので、ケーブルが運転中ずれてしまうこともありません。
○前方と後方を撮影できる
撮影は前方と後方両方できます。前方のフロントカメラは、画像のように指で動かすとある程度上下左右に動きます。きちんと進行方向正面が撮影できるように調整しましょう。
ユニークな点としては、このフロントカメラがスライドすることです。基本的に日本車は右ハンドルなので、運転手視点だと右から景色を見ることになります。スライドで右に動かすことにより、日本車の右ハンドルに適した撮影位置に調整することができます。
リア(後方)カメラはIP66の防塵、防水性能があるので、車外まで配線して設置することも可能です。両面テープで止めても良いですし、付属のネジで止めても良いです。
IP66とはどれくらいの防塵、防水性能かというと、画像を見ると分かりますが、防塵性能は最高等級で、どんな粉塵、塵の中でも使用できるとのもの。防水性能の6は、水没以外ならどんな噴流水でも大丈夫とのものです。水没したらそもそも車が壊れるので、IPX6で十分でしょう。台風、ゲリラ豪雨、道路から跳ねる水で故障することはありません。
両面テープは付属しています。粘着力が心配なら、屋外用の強力な両面テープを自分で用意するのも良いと思います。
前後カメラはどのようにドラレコに表示されるかというと、前後両方表示した場合、画像のように半々に映ります。また、ユニークなのは画面切り替えが左右スワイプでできることです。左右スワイプは右でも左もで良いのですが、フロントカメラ全画面、リアカメラ全画面、フロントカメラとリアカメラ半々の3パターンが順繰りに遷移します。
保存される動画ファイルは、フロントカメラとリアカメラは別々に保存されます。前述の画像のように、半々で保存されるわけではありません。ファイル名末にMがフロントカメラで、末尾Sがリアカメラです。
◎4K映像が撮影できる
このドラレコはリアカメラで、解像度は3つから選択できますが、最高画質で4K映像が撮影できます。解像度で言うと3840×2160です。非常に高精細で綺麗です。動画もカク付かず滑らかです。
フロントカメラの画質はノイズもなく非常に高精細で綺麗です。
リアカメラはフルハイビジョンの1920×1080で固定となり変更できませんが、こちらも非常に綺麗です。
リアカメラもフルハイビジョンなので綺麗です。
万が一の事故の記録としてだけではなく、旅行やドライブなどの思い出として残しておくクオリティとしても十分です。
○Micro SDカードが付属している
Micro SDカードは最初からドラレコに装着済みでした。同メーカーの64GBで、4K映像を撮影しても、カク付くこともなく、問題なく使用できました。
Micro SDカード装着済みなので、いわゆるオールインワンセットです。他になにか用意する必要はなく、このパッケージの中でドラレコの使用が完結します。ただ、後述しますが、駐車監視を使用するには、駐車監視ケーブルを別途用意する必要があります。
○メニューが見やすい
メニューは非常に見やすいです。縦並びにズラッと項目が並んだドラレコが多いのですが、こちらは画像のように、各設定ごとにパネルのように2列に並んでいます。スクロールする必要はありません。
やや日本語的におかしい部分(広いダイナミック=HDR)はありますが、全て理解するのに時間は掛かりません。設定したい項目を指でタッチし、そのあとオンやオフ、数値を選択するだけです。
◎アプリでスマホから現在の撮影を見られる
このドラレコはWi-Fiのアクセスポイントを内蔵しており、スマホと直接接続し、リアルタイムで現在撮影している映像を確認できます。また、設定をスマホから変更したり、録画や停止、写真撮影などの操作もすることがでます。
まずは専用ソフトの『YUTUCAM』をDLします。Android版もアップル版もあります。
ドラレコの設定から『Wi-Fi』を選択しオンにします。この画面にしてからアプリで接続します。
スマホのWi-Fi設定を開き、『EUKI_*****』を選択します。パスワードは『12345878』です。
Wi-Fiでの接続ができたら、アプリで『カメラを追加する』を選択するとすぐに繋がります。
接続したカメラを選択すると、画像のようにリアルタイムの映像がスマホで見られるようになります。ただ、無線なので0.5秒くらいのタイムラグはあります。録画や写真撮影などの操作もできます。
全てではありませんが、スマホアプリからドラレコの一部設定を変更することができます。
ドラレコ内にWi-Fiアクセスポイントが内蔵されています。ドラレコとスマホが直接接続されるため、ルーターを通す必要はありません。そのため、当たり前ですが、車がどこへ行ってもきちんとスマホと接続されます。
○ドラレコとして一通りの機能がある
ドラレコとして一通り機能があり、使用に関して問題はありません。十分な機能です。
ループ録画
Micro SDカードが一杯になったら、自動的に古いファイルを削除し、録画を続けてくれる機能です。
1ファイルの録画時間は設定で変えられます。1,3,5分から任意に選択できます。この時間になったらファイルが分割されて録画が続けられます。設定の『ビデオ分割』から変更可能。
HDR
映像の明暗差を内部のソフトウェアで補正してくれる機能です。
夜間や暗い場所は明るく、明るすぎる場所は暗く…など、特に明暗差を少なくして見やすい映像に補正してくれます。黒潰れ(暗すぎてなんあのかわからない)や白飛び(明るすぎてなんなのかわからない)が少なくなります。HDRのオン、オフ設定は『広いダイナミック』から選べます。
Gセンサー
車に受ける衝撃を検知し、現在録画しているファイルを上書き禁止にして保護する機能です。
事故が起きると自動的に録画ファイルを上書き禁止にするので、大事な事故映像を間違って消去してしまうことを防いでくれます。Gセンサーの感度は設定『Gセンサー』で高、中、低が選べます。
リアスクリーンフリップ
リア(後方)カメラの正像と鏡像を切り替える。
ようは、映像を上下逆にすることができます。この機能があると、カメラの上下を気にせず、好きな場所に好きな向きで設置できるようになります。本来とは逆向きに設置しても、正しい映像として表示、録画されます。設定の『リアスクリーンフリップ』からオン、オフが選べます。
Wi-Fi
Wi-Fi接続し、専用のスマホアプリでリアルタイム映像をスマホで見ることができる機能です。
ドラレコがアクセスポイントになっており、ルーターなどを介する必要がありません。スマホとドラレコが直接無線で繋がります。また、スマホアプリから設定の変更も一部できるようになっています。設定の『Wi-Fi』でオン、オフが切り替えられます。
周波数
信号のちらつきを抑える機能です。
関東は電力の周波数が50Hz、関西は60Hzです。ご使用の地域の周波数に合わせることで、信号が点灯しているのに、録画するとなぜか点滅している…ということが防げます。この機能がないと、ドラレコで記録した映像が事故の証拠として使えない場合があるので要注意です。設定の『周波数』から変更できます。
駐車監視(駐車監視ケーブルが必要)
エンジンを切って駐車している最中にも、車に衝撃を検知したら自動で録画してくれる機能です。ただし、別売りの専用の駐車監視ケーブルが必要です。メニューの『駐車監視』からオン、オフを切り替えられます。
GPS
GPS(位置情報)を記録する機能です。
GPSユニットが付属しているので、それを取り付ける必要があります。また、位置情報を見られるのは、PCの専用ソフトのみとなります。その専用ソフトはサポートに連絡してDL先を教えてもらう一手間が掛かってしまいます。
その他、ハード面ではなく、ソフト面での設定を紹介します。
解像度
解像度は、4k、2K、FHDの3種類から選択できます。
ここで変更できるものはフロントカメラの解像度で、リアカメラの解像度はFHD固定です。それでもリアカメラはFHD以下のドラレコも多いので十分高画質です。
フロントカメラの映像情報は以下になります。
[20220116_140533M.MOV] 3840x2160 8Bit AVC/H.264 High@5.1 Unspecified Progressive 27.51fps 1650f 29638.34kb/s
AAC 48.00kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 128.00kb/s
Apple QuickTime
[MP4] 00:00:59.977 (59.977sec) / 231,735,296Bytes真空波動研Lite 200407 / DLL 200407 Unicode
リアカメラの映像情報は以下になります。
[20220116_140533S.MOV] 1920x1080 8Bit AVC/H.264 High@4 Unspecified Progressive 27.51fps 1650f 11961.25kb/s
AAC 48.00kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 128.00kb/s
Apple QuickTime
[MP4] 00:00:59.977 (59.977sec) / 99,614,720Bytes真空波動研Lite 200407 / DLL 200407 Unicode
これらの動画ファイルは、Micro SDカードをドラレコから取り出し、PCに読み込ませると簡単に移動や編集ができるので、旅行やドライブなどの記念として保存することも簡単です。
スピーカー音量
項目をタッチすると音が鳴ります。この音量を変更します。
録音音量ではありません。結構な音がするので、私はミュートにしました。
スクリーンセーバー
無操作が続くと、画面の焼き付きを防止するため、スクリーンセーバーを動かすかどうかです。
焼き付きはいまどきは気にしなくて良いと思いますが、気になる方は設定するのも良いでしょう。
日時設定
録画画面に表示する時刻を設定します。
言語
言語はきちんと日本語設定があります。デフォルトで日本語に設定されていました。
SDをフォーマットする
差し込んでいるMicro SDカードをドラレコでフォーマットすることができます。フォーマットしなくても普通に使用できました。
画面輝度
画面輝度を手動か自動か選択します。
手動にすると、画面右側を上下スワイプすると輝度が変更できます。自動にすると、ドラレコに付いている光センサーで周囲の明るさを検知し、自動的に最適な輝度に変更してくれます。例えば、周囲が明るいときは画面も明るく、周囲が暗いときは画面も暗く…といった感じです。特にこだわりがなければ手動の方が便利です。
初期設定に戻す
全ての設定を工場出荷時の初期設定に戻します。色々弄って訳が分からなくなった場合や、なにか挙動がおかしいときに行うと良いでしょう。
総評
ミラー型ドラレコは数多くありますが、機能、画質も十分で、それでいて2万円を切る安さなのでコスパは非常に良いと思います。Micro SDカードも付属してお入り、このパッケージだけでドラレコをすぐに使用できるのも便利です。
メニューの並び方や表示も分かりやすく、一画面に全て収まっておりスクロールの必要性がないもの良かったです。ポンポンタッチするだけで設定が完結します。
日本車の右ハンドル用に、カメラをスライドさせることができることもポイントが高いです。運転手視点の映像が撮影できました。
こんな人にお勧め
- 4K映像を撮影できるミラー型ドラレコが欲しい人
- メニューや設定がしやすいミラー型ドラレコが欲しい人
- スマホでドラレコのリアルタイム映像を見たい人
- コスパの良いミラー型ドラレコが欲しい人
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