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特徴
- 【バージョン】 Bluetooth4.1、最新のCSR8670チップセットを採用、信号範囲は最大10メートル、高速で流暢で安定に信号を伝送できます。APTX、A2DP、AVRCPも対応した、ご使用のA2DP Bluetoothスマートフォン、タブレットやパソコンなどからお好みの音楽をワイヤレスに転送し、本レシーバーを接続したヘッドフォン、スピーカー、Hi-Fiシステムや携帯型音楽プレーヤーで音楽をお楽しみいただけます。一般的な3.5mmイヤホンジャックを採用しているので、直接オーディオチャネルをBluetoothに変換できます。簡単に言えば、本製品を利用すると、Bluetooth機能のない端末がBluetooth機にする!
- 【1対2接続可能】発信機モードで、1つの音源を2つのスピーカー・イヤホンに同時に音楽を転送することができます。 また、受信機モードで、2つの音源を1つのスピーカー・イヤホンに接続できます。対応機器:3.5mmステレオミニプラグ端子を持つ各種機器、Bluetooth 対応機器
- 【バッテリー 】バッテリー250ミリアンペア内蔵し、わずか2時間で完全に充電されたが、受信モード再生時間約12時間であり、発信モード側約13時間ある、スタンバイ時間250時間まで支持することができます。
- 【サイズ】幅43.8x高さ43.8x奥行き12.4mmのコンパクトサイズですのでお手持ちの携帯型音楽プレーヤーと一緒に楽々とお持ち運びできます。
- 【パッケージ内容】:ワイヤレスレシーバー本体1個、USB充電用ケーブル1本、3.5mmオーディオケーブル1本、3.5mmステレオミニプラグ(メス)とRCA×2(オス)オーディオケーブル1本、取扱説明書1本
長所と短所
- ○Bluetooth未対応機器をBluetooth対応機にできる
- ○高音質規格のapt-x対応で外れのない音質
- ○最新規格のBluetooth4.1対応で省電力低遅延
- ○トランスミッターとレシーバーの1台2役
- ○12時間の稼働が可能なバッテリー
- ○軽量で無造作にぶら下げておける
- ×日本語説明書が無い
はじめに
今回レビューするのは、AIYZAOさんのトランスミッター『E275』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
パッケージは専用の黒い落ち着いたデザインでした。
パッケージ内容は、トランスミッター本体、USBケーブル、AUXケーブル、説明書。
AUXケーブルとUSBケーブル。
トランスミッター本体は真四角で薄く非常にコンパクト。手の平で簡単に握りきれるくらい小さいです。
側面にはAUX端子、USB端子。別の側面にはトランスミッターとレシーバーの切り替えスイッチ、電源ボタン。トランスミッターのみならず、レシーバーとしても使用できます。切り替えは側面のスライドスイッチを切り替えるのみです。
説明書は日本語ページがありませんでした。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
Bluetooth未対応機器をBluetooth対応機にできる
この機器は馴染みがない人にはさっぱりなんなのかわからないと思いますが、簡単に言うとBluetooth未対応のTVやコンポ、ガラケーなどをBluetoothが使える機器に変身させるアダプタです。
AUX(オーディオ)ケーブルをTVやコンポ、ガラケーなどのAUX端子へ差し込むと、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンで音楽が聴けるようになります。
本来、こにょうなBluetooth未対応機器は、有線のイヤホンやヘッドホンを使用しなければならず、ケーブルによる距離の制限や、動きの制限があり、体や物に絡まったりして鬱陶しくなりがちなのですが、このトランスミッターを繋げてBluetooth化することで、ケーブルレスの環境で音楽を聴けるようになります。
高音質規格のapt-x対応で外れのない音質
このようなトランスミッターはいくつか使ってきたのですが、apt-x対応の物は初めてです。トランスミッターでapt-x対応は珍しいと思います。
簡単にapt-xを説明すると、CD音質並のクリアな音で聴け、遅延も少ないとの高音質規格です。現在、Bluetoothのイヤホンやヘッドホンではこれが主流の音質規格となっています。この規格に対応していれば、音質、遅延ともにまず間違いがありません。
トランスミッターは基本的に便利に手軽にというのが基本コンセプトのため、これまではあまり音質にこだわった物は無かったのですが、トランスミッターでもapt-xに対応する物が出てきたんですね。良い音質で遅延なく聴けて困ることは何もないどころかメリットしかないので有り難いです。
最新規格のBluetooth4.1対応で省電力低遅延
現在、Bluetoothの本当の最新規格は4.2で、5も発表はされていますが、市販品に4.2はまだ全くと言って良いほど見ませんので、実質この4.1が最新と言って差し支えないと思います。
Bluetoothは基本的にバージョンが上がれば、省電力低遅延になっているので、新しければ新しいほど高性能になっています。勿論、受信側もapt-xやBluetoothのバージョンに対応していなければならいのですが、音楽を聴く際にapt-x+Bluetooth4.1は、現在最高の組み合わせのはずです。
トランスミッターとレシーバーの1台2役
トランスミッター(発信機)とは銘打っていますが、切り替えボタンで切り替えると、レシーバー(受信機)にもなります。ただ、レシーバーとして使うことはあまりなさそうですけどね。使うとすれば、有線のスピーカーに繋げるくらいでしょうか。基本的に多くの人はトランスミッターでの使用になると思います。
12時間の稼働が可能なバッテリー
このようなトランスミッターはバッテリー持ちが8~10時間の物が多いのですが、このトランスミッターは12時間のバッテリー持ちでした。バッテリー持ちに関しては長く持つ部類に入ると思います。こちらも長く持って困る物ではないのでありがたいです。
1日中トランスミッターで聴くということもないと思いますし、毎日使うような物でもないと思うので、これだけ持てば充電の手間はかなり楽になると思います。
軽量で無造作にぶら下げておける
このようなトランスミッターをいくつか使用してきて思うのは、軽さが重要だということです。
スマホなどでも何グラム軽いとかの軽量化競争が激しいのですが、スマホの重量が数グラム軽くても、ほとんどの人にとっては誤差の範囲内だと思います。ただ、このトランスミッターというジャンルでは、TVの側面に付いているAUX端子にそのケーブルだけでぶら下げておくことが私の使い方なので、トランスミッター本体の軽さは凄く重要です。勿論、長いケーブルを別当用意し、どこか机の端に置いておくことも可能なのですが、小さく軽い物なので、そこまでせずともぶら下げておくだけで掛かる負担は限りなく無いに等しいんです。それでもある程度の重さになると、ケーブルが下に引っ張られて端子を傷めてしまうため、トランスミッター本体は軽い方が良いんです。
このトランスミッターは重量が17.3グラムで軽く、端子にぶら下げておくだけで全く負担にならず、端子に負荷も掛かりません。TVの横に無造作にぶら下げて使用できます。
17gとの重さはピンとこないかもしれませんが、Bluetoothのイヤホン型の両耳イヤホンと同じくらいです。耳にぶら下げても問題がない重さなので、当然TVなどの端子にぶら下げても全く負荷が掛かりません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
日本語説明書が無い
残念ながらこのトランスミッターには日本語説明書がありませんでした。使ったことがある人なら、どれも同じような操作形態なので勘でも分かるのですが、初めての人は厳しいと思います。トランスミッターとレシーバー二役のため、切り替えると役割も変わってしまいます。つまり、本来あるボタン数や機能の×2の操作があるわけです。これを初めての人が説明書無しで理解するのは厳しいかもしれません。
総評
TVやコンポ、携帯電話など、Bluetoothに対応していない機器を一瞬でBluetooth機器に変えることができます。
昨今ワイヤレスイヤホンやヘッドホンが無数に出ており、ケーブルレスの便利さをスマホなどで体験済みの方も多いと思います。あの手軽さ、ケーブルの無い自由さをTVなどで味わえるようになるので、家でTVをよくヘッドホンなどで聴く人には最適だと思います。
こんな人にお勧め
- TVやコンポ、携帯電話などのBluetooth非対応機器をBluetooth対応機器にしたい人
- 家でTVを見るとき良くヘッドホンを使う人
- apt-x対応のトランスミッターが欲しい人
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