今回レビューするのは、Axloieさんのワイヤレスイヤホン『AXLOIE-ET1-GUI』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【落下防止ために設計された耳掛け式イヤホン&フィット感抜群】何度もテストと絶え間ない改善を経て、ついに耳に完璧にフィットする最新バージョンのイヤーフック付きイヤホンが設計されました。人間工学的のデザインに利用させて、耳の上部にかける柔らかいフックでbluetoothイヤホンを耳にしっかり固定し、激しく運動しても落ちなくて、フィット感がよくて、快適な装着感を実現。さらに、超軽量材料の柔らかなシリコンを使用して、長時間使用しても全く疲れや耳が痛みは感じません。ランニング、ダンス、ヨガ、マラソンなどに最適なスポーツイヤホンです。
- 【 ハイブランドに迫る音質 】澎湃の音効はハードンからの高級監督のSean Oliveさんが自ら音質を調整しています。ドライバーは8mmですが、40μ厚アルミ合金製振動板を採用し、素材特有の透明感を出せています。低音から高音までバランス良く出ていて、解像度も高くキレ感が気持ち良いイヤホン。クリアな高音と豊かな中低音域をステレオサウンド再現、より臨場感を感じられるようになります。 ✅【クリアなハンフリー通話】令和最新のイヤホン通話技術より両イヤホンハンズフリー通話を対応。さらに、従来の技術限界を突破して超クリアな音声通話を実現。
- 【最大70時間連続駆動】イヤホンは高品質の充電池内蔵と最先端Bluetooth5.0チップ搭載なので、一回フル充電して、5時間の音楽再生や通話が使用できます。そして、大容量充電ケースが付いて、一回フル充電して、イヤホンに6回フル充電できます。最大35時間連続駆動できます(両耳を使用する場合)。二つのイヤホンを交互に使うと、連続駆動時間がもっと長くなります。70時間の連続駆動は可能です(片耳を使用する場合)。Bluetoothイヤホンの電力不足の問題を有効的に解決して、出張/旅行/アウトドア活動/長時間ドライブ時に充電切れを気にしないで、安心して使えます。
- 【左右完全分離型&片耳/両耳対応】従来ペアリング中、よくある問題点:片耳の場合、Rイヤホンだけ使えること、急に片耳が聞こえなくなった場合が多いです。ET1イヤホンは技術限界を突破して真のワイヤレスステレオプラス技術を採用しており、この悩みを解決しました。左右耳を同時に取り出すれば、両耳として使えます。左右耳どちら取り出すれば、片耳として使用可能です。いつでも片耳/両耳モードを簡単に切り替えます!
- 【自動ペアリング & 簡単操作】Bluetoothイヤホンは充電ケースの収納部分にはマグネットが装備されており、イヤホン収納時にしっかりと吸着するので、失くしたり落としたりする心配がありません。さらに、ケースからイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードになり、簡単にBluetooth接続ができます。また、押しボタン式なので、リダイヤルや音楽突然中止などの誤操作を防止できます。耳元を軽く押すだけで、ボリュウーム調節、音楽再生/一時停止、通話開始/終了/拒否/次の曲/前の曲/Siri起動などの操作をすべて可能です。
長所と短所
- ○大きなイヤーフックでしっかり装着できる
- ○ペアリングが簡単
- ◎左右単独接続なので1度ペアリングすると両耳でも片耳でも使用できる
- ○音量と曲の変更がイヤホンのボタンでできる
- ○音質、遅延、受信感度問題なし
- ○バッテリー持ちは5時間
- ◎IPX7の防水性能
- ×ケースが大きくバッテリー容量が少ない
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
USB Micro Bケーブル。
イヤーピース。
クイックスタートガイド。英語のみ。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- Bluetooth パージョン:Bluetooth V5.0 3代
- 再生持続時間:5時間 60時間待機可能です。
- 充電時間 :約1小時間
- 通信距離:見通し最大約15メートル
- 防水等級:IPX7
- 電源:DC5V
- 付属品 充電ケース 充電用ケーブル 日本語取扱説明書 専用イヤピース
使用した感想
○大きなイヤーフックでしっかり装着できる
このワイヤレスイヤホンは、見た目ですぐに分かるとおり、非常に大きなイヤーフックがあります。このイヤーフックが耳たぶをぐるっと一周するように取り囲んで装着されるため、どんなに激しい動きをしても、ズレることも取れそうになることもありません。
イヤーフックの素材はシリコンゴムで、どちらかというとシリコン寄りで硬めです。角張った部分があるので、耳たぶが痛くなるかもしれないと心配していたのですが、そのようなことは一切ありませんでした。表面はサラサラしており、肌触りも良く、汗で蒸れるようなこともなし。
四方からイヤホンを見ると画像のようになります。イヤーフックが大きくあることはもちろんですが、形状は耳の穴にイヤーピースを入れるカナル型です。
イヤーフックで耳に固定されるので、イヤーピースが必要以上に耳の穴の奧に入りすぎないのも、このイヤホンの良いところです。使用していると、なんとなく耳の穴の奧にグイグイ入れてしまい、耳の穴が痛くなる場合もあるのですが、この形状だとそのようなことが起こりません。
百円玉と比較した様子です。イヤホン自体は小さいのですが、やはり大きなイヤーフックが目立ちます。
大きさを計測すると、幅が42.2mm×高さが16.7mm×厚みがイヤーピース抜きで9.7mm。
重さは両方で18.7g。片方約9gです。大きさの割りには軽量です。装着していても、他の完全ワイヤレスと比較しても、特に重さを感じることはありません。
大きいイヤーフックがあるので、しっかりと装着できます。激しい動きを想定しているなら、このタイプは有効です。スポーツジムで使用したり、ジョギングで使用したい場合などです。後述しますが、防水性能もしっかりしているので、スポーツイヤホンと言って良いと思います。
○ペアリングが簡単
ペアリングは簡単です。初回ペアリング方法は下記のようになります。
- ケースからイヤホンを取り出すと電源がオンになる
- スマホなどペアリングしたい端末のBluetooth機能をオンにして検索する
- 『AXLOIE Goin G2』が出てくるので選択する
最近は蓋の開閉とイヤホンの電源オン、オフが連動している物が多いのですが、こちらは蓋連動電源ではなく、ケースから取り出すと電源がオンになり、セットすると電源がオフになる従来のタイプです。
初回ペアリングをしてしまえば、以降はケースからイヤホンを取り出すと、自動的にスマホ等と接続されます。自分でペアリング操作をしたり、電源ボタンを押す必要もありません。
◎左右単独接続なので1度ペアリングすると両耳でも片耳でも使用できる
この完全ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンがそれぞれ独立し、スマホなどにBluetoothで接続するタイプです。そのため、初回ペアリングを済ませてしまえば、次回からは両方取り出せば両耳イヤホンとして接続され、片方だけ取り出せば片耳イヤホンとして接続されます。しかも、左右どちらも片耳イヤホンとして使用することができます。
さらに便利な点として、両耳と片耳の切り替えが完全シームレスで行えることが上げられます。例えば両耳で使用中、片方だけケースにセットすると、残った片方のみの片耳イヤホンとして使用し続けられます。逆に片耳イヤホンと使用していて、もう片方をケースから取り出すと、自動的に両耳イヤホンとしてペアリングされます。その際に音楽が一旦途切れることもありませんし、特別に自分でなにか操作する必要もありません。
両耳と片耳どちらでも利用したい方には便利な挙動です。両耳は音楽をしっかり聞く用で、外出時はもちろん、家の中などでも利用し、片耳は周囲の環境音を聞いて、ジョギングやサイクリング時の安全確保に…との使い分けが便利です。
○音量と曲の変更がイヤホンのボタンでできる
完全ワイヤレスイヤホンの場合、イヤホンのボタンで音量や曲の変更ができない物もあります。しかし、こちらは両方ともイヤホンのボタンでできます。ちなみに、ボタンは押すとへこむ物理ボタンで、タッチボタンではありません。物理ボタンの場合、誤操作が少ないことがメリットです。
操作方法は下表のとおりとなります。特に変わった操作体系はなく、オーソドックスなタイプです。
音量が最大や最小になると、『ピーッ』という警告音が流れるので分かりやすいです。音量の操作は長押しなので、電源オフと被るのですが、電源オフは『音が出てない状態で長押し5秒』なので、音が流れているときに音量操作をすれば問題ありません。押しっぱなしでどんどん音量が変化していきます。
操作割り当て | 操作方法 |
電源オン | マルチボタン:2秒長押し |
電源オフ | マルチボタン:再生していない状態:5秒長押し |
再生 | マルチボタン:1回押し |
一時停止 | マルチボタン:1回押し |
音量アップ | 右:マルチボタン:2秒長押し |
音量ダウン | 左:マルチボタン:2秒長押し |
次の曲 | 右:マルチボタン:2回押し |
前の曲 | 左:マルチボタン:2回押し |
ミュート | なし |
リセット |
|
○音質、遅延、受信感度問題なし
音質は中音域が良く出ているフラットなタイプです。高音は問題ありませんが、低音は軽い感じがします。重低音はさすがに完全ワイヤレスだと厳しいです。
このイヤホンはイヤーフックがあるため、イヤーピースが奧に入りすぎないと前述しましたが、そのため遮音性はやや低いです。耳の形によりますが、イヤーピースが耳の穴の中でやや浮いた形になり、周囲の音が結構入って来ます。
音楽を集中して聞きたい、遮音性が大事との方の場合向かないかもしれません。ただ、逆に周囲の音が良く聞こえるので、ジョギングやサイクリングなどでは、後ろから迫ってくる車や、曲がり角の先で遊んでいる子供などがわかるの安全です。ちなみに、音漏れはほぼありませんでした。音はイヤーピースの先っぽからしか出ないので、耳の穴に入れてしまえば音漏れはしません。
音ズレもスマホで映画を観て確認しましたが、口と声がズレて聞こえることはありませんでした。
音質 | 概要 | |
対応コーデック | HFP,HSP,A2DP、AVRCP、AAC | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | やや軽い感じ | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★☆☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
受信感度は最強レベルでした。屋内で8m離れ、イヤホンを手で覆っても一切音が途切れませんでした。大抵の完全ワイヤレスイヤホンは、この状況だとブツブツ途切れるか、一切音が聞こえなくなります。
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音が途切れることなく聞こえる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 音が途切れることなく聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★★★ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
○バッテリー持ちは5時間
バッテリーは公称値で5時間となっていましたが、実際に実験したところ、4時間39分持ちました。両方独立してBluetoothで接続しているので、両耳でも片耳でも、バッテリー持ちに顕著な差は見られませんでした。ちなみに、イヤホンのバッテリー容量は片方40mAhです。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 5時間 | ▼4時間39分 |
片耳での音楽再生 | 5時間 | ▼4時間44分 |
充電 | 小1時間 | ▲1時間22分 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★☆☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
両耳でのバッテリー持ちの実験結果。
片耳でのバッテリー持ちでの実験結果。
充電の実験結果。
◎IPX7の防水性能
スポーツイヤホンと銘打っているのですが、その一因が防水性の高さです。防水性能はIPX7で、上から2番目の強固なもの。水没しても水深1mで30分以内なら大丈夫とのレベルです。雨や汗などの噴流水ならどんなものからも守ってくれます。ゲリラ豪雨や台風、汗でびしょびしょになっても平気です。
×ケースが大きくバッテリー容量が少ない
ケースは大きなイヤーフックも収めなければならないため大きいです。大きい割りにはバッテリー容量が少なく600mAhしかありません。大きいならもう少し容量が欲しかったところ。
計測すると、幅96.7mm×奥行き62.9mm×高さ34.3mm。パンツのポケットに入れるのも若干厳しい感じ。ワイシャツの胸ポケットには入りません。
重さはイヤホンをセットした状態で99.5gなので計量です。
総評
しっかりと装着できる大きなイヤーフック。IPX7の強固な防水性能。これらからスポーツ時に最適な完全ワイヤレスイヤホンであると言えます。
大きなイヤーフックながら、サラサラで適度に柔らかいので、引っかける耳たぶが痛くなることもありませんし、イヤーピースが奥に入り込みすぎない構造なので、装着感の良いイヤホンです。
唯一気になる点と言えば、ケースが大きいことと、その大きさの割りに内蔵のバッテリー容量が少ないことです。ここが許容できるなら、安いですし、ペアリングも簡単で、両耳と片耳の再接続もシームレスなので、スポーツイヤホンとしてピッタリだと思います。
こんな人にお勧め
- 大きなイヤーフックでしっかり装着できる完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 両耳と片耳の再接続がシームレスの完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- IPX7の強固な防水性能が欲しい人
- 音量と曲の変更がイヤホンのボタンでできる完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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