今回レビューするのは、Antroさんのワイヤレスイヤホン『C5S』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【全先端Bluetooth 5.0業界ペアリング革新!& 3秒で自動ペアリング】 最先端のBluetooth 5.0第二世代知能チップが搭載されているため、より高い伝送速度と安定した性能を提供し、通信性能が大幅に向上します。電波なし、音飛び、音割れ、遅延の状況を幅広く改善し、安定性は抜群です。充電ケースの蓋を開けて、自動的にペアリングモードになり、接続デバイスのBluetooth機能をオンにして3秒で簡単にBluetooth接続ができて、市販の他のイヤホンより5秒程度接続速度が速いです。
- 【LEDディスプレイ バッテリー残量表示 & 3500mAh充電ケース】コンパクトで携帯性に優れたステンレス製の充電ケースは電気量をLEDスクリーンに数字で表示、バッテリー残量が一目で確認できます。30回繰り返し充電もでき、イヤホンを1回の充電で5-7 h音楽を楽しめ、充電ケースは150h連続駆動だけでなく、正面のUSB出力ポートよりスマホや他の設備に充電でき、とっても便利です。【このデータは実際の使用時間と完全に一致しています、使用時間を水増し同型のイヤホンが非常に多く流通している、そんな店は信用できない】専用の収納ケースはイヤホンを収納すると自動で充電を開始するので、うっかり充電を忘れてしまっても安心です。
- 【6DステレオHi-Fi高音質】 進化したクリアでパワフルなサウンドを実現し、AACコーデック対応でHiFi高音質、複合ダイアフラムを採用するので、遮音性も高く、音楽が集中し、低・中・高のすべての帯域に絶妙なバランスを与え、従来モデルより立体的なサウンドを楽しめます。音も粒も感じれるほどクリアで、安定性&バランス感両立する高音質を楽しみ頂けます。さらに、CVC8.0ノイズキャンセリング機能も搭載しており、通話中の雑音や周囲のノイズを抑制し、相手の声も聞き取りやすく快適な両耳通話をご提供いただけます。
- 【業界最高レベル IPX8防水 & 人間工学快適な設計】業界最高レベル「IPX8級完全防水」を実現!水の侵入を防ぐ、水洗い、汗や水しぶき、急な雨などからイヤホンを守る防水仕様です。スポーツやエクササイズなどのアクティブシーンに最適スポーツイヤホンです。さらに充電口の上には防水防塵シート付き、水気がある場所でもご安心利用いただけます。※ご注意:イヤホン収納ケースはIPX5級生活防水仕様です。そして、人間工学に基づいていたスポーツデザインを採用し、片耳は僅か4.5gだけで、耳の形状に非常に合わせやすいしフィットする快適な装着感と一体感を実現、耳への負担を最小にして、長時間付けても重さを感じられない、移動中も落とす心配がなく、快適に使用できます。
長所と短所
- ○完全ワイヤレスなので邪魔なものが一切ない
- ○タッチボタンなので軽快な操作が可能
- ○イヤホンのボタンで音量と曲の変更が可能
- △タッチボタンのタッチ判定が微妙
- ◎電源はケース蓋の開閉と連動
- ○音質、受信感度、音ズレ問題なし
- ◎音楽再生でのバッテリー持ちが5時間
- ○バッテリー容量は3500mAhの大容量
- △ケースが大きい
- ○ケースから外部機器への充電が可能
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USBケーブル(Micro B)、ストラップ。
説明書。日本語単独の物です。
使用した感想
○完全ワイヤレスなので邪魔なものが一切ない
このワイヤレスイヤホンは画像からも分かるように、左右を繋ぐコードがありません。いわゆる完全コードレスのワイヤレスイヤホンです。コードが無いので首に触れるコードもありません。サワサワするこそばゆい感覚もありませんし、擦れて発生するタッチノイズもありません。衣服などに引っ掛かってイヤホンが下に引っ張られることもなし。非常に快適な装着感です。
表面はプラスチックで光沢のある黒色です。見た目は綺麗なのですが、指で触れると皮脂や指紋が結構付着してしまい気になる方は気になるかもしれません。
タイプとしては耳の穴にイヤーピースを入れるカナル型です。カナル型の装着感、耳の穴にある異物感が苦手な方もいると思いますが、このイヤホンは小さく軽いので耳の穴に填めるだけです。結果、そこまで耳の穴に異物感はありませんし、長時間装着しても痛くなりません。
完全ワイヤレスイヤホンの中で最小の部類とは言えませんが、それでも小さい方だと思います。100円玉と比較しても小さいことが分かると思います。また、重さは左右両方で9.1g。片方yaku4.5gと軽量です。
耳の穴に軽く填めるだけですが、激しい動きをしても取れそうになることすらありませんでした。しっかりと装着できています。また、全体的に丸い形をしており角張った部分は全くありません。そのため耳当たりが良く装着しても痛みが出ない造りになっています。
○タッチボタンなので軽快な操作が可能
ボタンは指先で触ると操作を受け付けるタッチボタンです。押し込むタイプの物理ボタンの場合、装着した状態で頻繁に操作すると、イヤホンを耳の奥へグイグイ押し込むようになってしまい、結果的に耳の穴が痛くなる要因にもなり得ます。しかし、このイヤホンはタッチボタンなので、イヤホン表面を軽く触れるだけで全て操作できます。そのため、装着したイヤホンを耳の奥へ押し込むようなことにはなりません。
タッチボタンの範囲はリング上のLEDが光っている内側になります。結構広く取ってあるので大雑把にこの辺だろうなと押して問題ありません。ただ、少しタッチ感に癖があるので後述します。
○イヤホンのボタンで音量と曲の変更が可能
このイヤホンのタッチボタンで音量アップ、音量ダウン、曲送り、曲戻しができます。最近はほとんどの機種でこれらの操作が完全ワイヤレスのイヤホンでできるようになってきましたが、少し前まではできませんでした。やはりイヤホンのボタンでこれらの操作ができると、いちいちスマホなどを取り出して操作しなくて良いので楽です。
- 【電源オン】左右どちらでも&長押し
- 【電源オフ】Bluetooth接続が切れている状態&左右どちらでも&長押し
- 【再生/一時停止】左右どちらでも&1回タッチ
- 【音量アップ】左&長押し
- 【音量ダウン】右&長押し
- 【曲送り】左&2回タッチ
- 【曲戻し】右&2回タッチ
最近多いのですが電源オフは手動だと面倒です。Bluetoothに接続されていない状態でないと電源は切れません。何故かと言うと、Bluetoothと接続されていると長押しは音量の変更に割り当てられているからです。ケースにセットすると自動的に電源がオフになるので、ほとんど使わない操作だとは思いますが、もし手動で電源をオフにしたい場合、Bluetoothの接続をスマホなどでオフにしてからイヤホンのボタンを長押ししてください。
△タッチボタンのタッチ判定が微妙
このタッチボタンは便利なのですが、慣れないうちは2回タッチ、3回タッチの操作は結構受け付けてくれませんでした。何故かと言うと、このイヤホンのタッチボタンがある面が山なりになっているからです。画像を見ると若干山なりになっていることがわかると思います。このようにタッチボタンで、かつその面が山なりだと2回タッチ、3回タッチの操作が難しいことがあります。
山の頂点を正確にタッチすれば問題ないのですが、ずれてしまうとどうも上手く認識してくれないようなんです。1回タッチ程度だとズレなくタッチできても、2回や3回となると失敗する確率も増えるわけで…。慣れるとなんとなくこうだなとのコツはわかってきます。具体的に書くと、『指の腹でしっかり押すこと』と、『気持ち長めに押すこと』です。
指の腹でしっかり押すのは説明しなくてもわかると思いますが、気持ち長めに押すというのは、『チョン、チョン』と触るのではなく、『チョン(半泊おく)、チョン(半泊おく)』と言った感じ。ほんの少し、気持ちだけタッチしている時間を長くすると上手く行きます。
◎電源はケース蓋の開閉と連動
ユニークなのは電源のオン、オフがケースの蓋と連動していることです。一般的な完全ワイヤレスのイヤホンの場合、ケースから取り出すと電源がオンになり、ケースにセットすると電源がオフになりますがこれは違います。ケースから取り出したからと言って電源がオンにはなりませんし、ケースにしまっただけでは電源オフになりませんし充電もされません。
ケースを開けると電源がオンになり、閉めると電源がオフになって充電が開始されます。また、画像でも分かるように、バッテリー残量は正確に数値で表示されるので非常に分かりやすく使いやすいケースです。
蓋と電源が連動した挙動はこれまで否定的でしたが、このイヤホンはその辺り良くで来ていました。何故否定的だったかというと、片耳として使用することが多い私の場合、いちいち電源を入れたり切ったりを手動で行わないといけなかったからです。
ところが、このイヤホンはまず蓋を開けると左右両方が電源オンになり両耳イヤホンとしてスマホなどとペアリングされます。そして、片方だけケースから取り出し、もう片方をケースに残したまま蓋を閉じると、ケースに残した方だけ電源が切れ、両耳イヤホンから片耳イヤホンに自動的にペアリングし直してくれました。
その移行もスムーズで、出している方のイヤホンが一旦接続が切れて再接続されるような挙動でもありません。再接続されたのかどうかすらわからないほど音の途切れも警告音もなく、両耳から片耳へ移行しました。片耳で良く使用する私には非常に良い挙動でした。
初回ペアリングも簡単で、最初にケースを開けて1度ペアリングしてしまうと、今後左右どちらかを片耳で使用する際もそのまま片耳で接続されました。一般的な完全コードレスのワイヤレスイヤホンは、両耳と片耳で別々にペアリングする必要があります。それが最初の1回のみで、しかも蓋を開けるだけでできたので、初心者の方にも優しいですし、ヘビーユーザーも簡単に使えるので万能です。
○音質、受信感度、音ズレ問題なし
音質はapt-x非対応なので上を見ればキリがなく、こだわる方にしたら欠点もあるのだと思いますが、私のようにスマホと接続して気楽に聞くだとか、移動中に手軽に聞いているような方なら音質の意不満は出ないと思います。特別籠もった音がするわけでもなく、シャリシャリとした軽い音が強いわけでもありません。普通に音楽を楽しめています。
遮音性は低めだと思います。イヤホンの形が私の耳にピッタリフィットしないのか、周囲の結構入って来ます。ただ、良い方向に考えると、車や自転車の音が聞きやすいので安全とも言えます。
受信感度は距離8m程度の屋内で間に扉や壁が2枚ある状況で、音が一切途切れずに聞こえてきました。その状態で耳を両手で覆ったところ、音がブツブツ途切れ、離すとまたスムーズに聞こえ始めました。受信感度は中の中から中の上と言ったところなので、普通に生活していて問題になるようなことはないと思います。
◎音楽再生でのバッテリー持ちが5時間
音楽の連続再生で5時間持つと仕様上なっていますが、実際にそれくらい持つのか試してみました。その結果、音楽の連続再生で5時間13分バッテリーが持ちました。
また、一般的に片耳だと両耳よりバッテリー持つ傾向があるのでこちらも試してみました。その結果、片耳での音楽再生ではバッテリー持ちは8時間33分でした。
充電では仕様だと1時間となっていますが、こちらも実際に試しました。その結果、空から満充電に掛かった時間は1時間14分でした。
○バッテリー容量は3500mAhの大容量
ケース内蔵のバッテリー容量は3500mAhと大容量です。1度ケースを万ううデンしてしまえば、イヤホンを暫く充電することができるので、USBケーブルを繋げて充電する面倒さからほぼ解放されます。
△ケースが大きい
ケースに大容量のバッテリーが内蔵されている分、どうしても大きく鳴ってしまいます。ワイシャツの胸ポケットに入れるのは無理ですし、スリムなジーンズなどタイトなパンツのポケットにも厳しいです。ゆったりしたチノパンやカーゴパンツのポケットになら無理なく入りました。重さもイヤホンをセットした状態で100gなので同タイプと比べても大きめです。
○ケースから外部機器への充電が可能
ケース前面にはUSBポートがあるのですが、そのカバーを外すと中にはこのケースを充電する用のUSB Micro B端子と、スマホなどの外部機器へ充電する用のUSB Type A端子があります。
最近のスマホはバッテリーが3000mAh前後なので、3500mAhのバッテリーを内蔵するこのケースは丁度スマホ1回分くらいでしょうか。モバイルバッテリーと比べると容量は小さいのですが、万が一のためのチョイ足し充電に使えるのは便利ですし安心です。
総評
蓋の開閉と電源が連動している少し変わった完全ワイヤレスイヤホンです。この挙動には癖がある物も多いのですが、こちらは両耳から片耳への移行もスムーズでなんの手間も掛かりませんでしたし、使いやすい物でした。
こんな人にお勧め
- 完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- タッチボタンの完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 片耳で良く使用する人
- ケースに大容量のバッテリーが搭載してある物が良い人
- ケースから外部機器へ充電できる物が欲しい人
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