今回レビューするのはAimusさんのワイヤレスイヤホン『V30』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【Bluetooth V5.0を採用】V5.0の高いバージョンのBluetoothコアを採用、機能付きデバイスに対応しており、最大約30mの音声信号伝送が可能でコードを気にせずクリアな高音質サウンドが楽しめます。スマートフォンを手に持っていても、ポケットやバッグに入れていても、音割れやノイズのない安定したサウンドを実現します。
- 【モバイルバッテリー機能】面倒な充電をよりシンプルに、高級感あふれるアルミの400mah充電機能搭載収納ケース付きです。イヤホンへ3-6回充電可能です。片耳の音楽再生/連続通話時間約3-4時間、最大24-30時間の連続使用が可能です。お出かけや旅行中の電池切れ心配も少なくなります。
- 【タッチ式ボタンで快適操作】シンプルで操作簡単なワンボタンイヤホンデザイン、多機能をワンボタンに集中し作ています。そのワンボタンで音楽再生/一時停止、通話開始/終了/拒否/リダイヤルだけでなく、「Siriなどのボイスアシスタントの起動」まで、左右の多機能ボタンだけでスマートフォンをフルコントロールできる快適な操作をぜひご体験ください。
- 【フィット感ぴったり】3組のサイズのイヤーキャップ付きなので、耳のサイズにフィットするイヤーキャップが選べます。完全にハンズフリーで運転、会議、クッキングまたはスポーツの時にミュージック、通話をエンジョイ可能です。イヤホン本体のサイズは100円玉より小さい超小型で、耳に装着すると、後ろから完全に見えません。4g(片耳)の超軽量タイプ!付けていることを忘れてしまう程の装着感、長い時間装着していても疲れませんよ!
- 【国際規格防水等級IPX5】国際規格防水等級:IPX5を取得済みです。Water-Proof を搭載しているため、運動時の汗も気になりません。気軽にジムやライニング時に安心してご利用いただくことが可能です。ただし、完全防水ではないため、どしゃ降りの雨天での使用や水に浸かることは必ずお避けください。
長所と短所
- ○引き出し式ケースが使いやすい
- ◎左右どちらも単独の片耳イヤホンとして使用できる
- ○音質はシャリシャリ感がなく好み
- ○動画を見ても音ズレがない
- ○IPX5の防水機能
- △操作体系が独特で慣れが必要
- ×説明書に日本語がない
- ×タッチボタンの場所や押し方で反応が鈍いことがある
外観
パッケージ外観
パッケージ内容
セット内容
- イヤホン
- ケース(内蔵バッテリーは400mAh)
- イヤーチップ×4組(1組は装着済み)
- USBケーブル
- 説明書(英語/中国語)
動画
使用した感想
引き出し式のケース
まず目に付いたのは引き出し式のケースです。スライド式とも言いますね。円柱状のケースになっており、それを引っ張り出すことでイヤホンが出てきます。一般的なタイプは蓋を開ける物なのでユニークな形状です。メリットとしては、ちょうつがいが構造上ないので壊れづらい、つまり耐久性が高いことが挙げられます。わざと乱暴に扱う必要はありませんが、大雑把に扱っても平気です。
ケースを引き出して開けるとこのようにイヤホンが装着されています。ちなみに、ケースを開けてイヤホンを取り出すと、自動的に電源が入りペアリング状態になります。。
USBの充電ポートはケースのお尻の部分にあります。一般的なUSB Micro Bのケーブルを接続して充電します。また、内蔵されているバッテリー容量は400mAhです。このようなセパレートタイプのイヤホンに付属しているケースは、概ね600~800mAhのバッテリーが搭載されている場合が多いです。なので、若干バッテリー容量は少ないです。
ここで1つ問題が起こりました。いくらイヤホンをケースにしまっても充電されませんでした。おかしいなと思って試行錯誤したところ、ケースのバッテリーが空な事が分かりました。充電したら問題は解決。セットすればイヤホンが緑色に光り充電が開始されました。
間抜けな話ですね…ってことではなく、実は結構厄介な問題で、イヤホンの充電端子に絶縁体のビニールが貼られていなかったんです。大抵、このような接点充電式のイヤホンは、イヤホンの接点部分に、絶縁体の透明シールが貼ってあるんですけどね。これはそれがなかったんです。そのため、Amazonの倉庫に保管中も輸送中もバッテリーが消費されてしまうんです。ここは結構填まっちゃうユーザーがいると思います。このようなことがあるので、細かいですが、イヤホンの接点部分には絶縁体のビニールなんかを貼ってあった方が良いですね。
このイヤホンがパッケージされてから、どれくらいで購入者に届くのかはまちまちだとは思いますが、届いた時点でケースのバッテリーが空になっていることが多いと思います。その場合、自分でケースを充電しないと、ケースにセットしても充電できませんし、ケースからイヤホンを取り出しても、自動で電源がオンになりません。このイヤホンが届いてまずやることは充電です。ここは要注意。
円柱状のケースは結構太いです。男性のパンツのポケットに余裕で入りますが、ワイシャツの胸ポケットは厳しいです。この写真は免許証と比較した画像です。
手で持つとこんな感じになります。太巻きくらいの太さでしょうか。
小さく取り回しが良い
イヤホンは小さく軽く取り回しが良いです。見ても分かるとおり、左右を繋ぐコードの無いセパレートタイプです。コードが一切無いので、コードが首に当たることも、衣服に引っ掛かってイヤホンを下に引っ張ってしまうこともなく快適です。
100円玉と比較してもいかに小さいかが分かると思います。これだけ小さいので、耳の穴にスッポリと収まりきります。イヤーフックなど、耳へマウントさせる特別な構造はないのですが、それでも十分な装着力が得られます。頭を激しく振っても体をいくら動かしても耳から取れません。なんで、ジョギングやスポーツジムでの使用にも最適です。
重さを計測したところ、イヤホンは両方で8.4g。10gを余裕で切っており、片方では約4gと超軽量です。
また、イヤホンを入れた状態でのケースの重さは89.7g。こちらも軽いですが、セパレートタイプで最軽量とまではいかないですね。
ボタンはタッチ式
イヤホンの操作ボタンはハードウェアキーではなくタッチ式です。カチカチとボタンを押し込むタイプではなく、指先で軽く触れるだけで操作できるので、耳に装着したまま色々な操作をしても、グイッと押し込むことがないので耳が痛くなりません。
ただ、タッチボタンの位置が分かりづらいですし、指の腹で押しすぎると認識しづらかったり、ちょっと反応が鈍い面もありました。押す場所はギザギザのない平面部分です。
操作体系は独特
一般的なセパレートタイプのイヤホンは、1クリックで再生/一時停止。ダブルクリックで曲送り…などなのですが、このイヤホンの操作体系はかなり変わっています。
操作方法 | 挙動 |
短押し | 再生/一時停止 |
右を3秒長押し | 次の曲 |
左を3秒長押し | 前の曲 |
右をダブルタップ | 音量を下げる |
左をダブルタップ | 音量を上げる |
音楽再生での操作方法はこのようになります。変わってますね。これを良しとするかは人によると思いますし慣れが必要だと思います。
ちなみに、音質はシャリシャリとしたチープ感がなく、個人的には好みの音質です。ただ、人によってはこれを『籠もっている』と感じる方もいるので、あくまで好みの問題でしょうか。
IPX5防水性能アリ
このイヤホンはIPX5の防水性能があります。詳しくは表を見ていただければわかりますが、『あらゆる方向からの直接分流水からの保護』となっています。つまり一般的な雨やスポーツ時の汗などは全く問題のない防水レベルです。また弱いシャワーも問題ありませんが、個人的にはあまりお勧めしません。
防水性能の理由としては、USBケーブルを差し込んで充電するタイプではないので、水が入る穴自体構造上ありません。このあたりはケースにセットして充電させるメリットですね。
左右どちらも単独の片耳イヤホンとして使用できる
セパレートタイプのイヤホンはまだ発展途上なので、仕様や操作体系でメーカーや機種ごとによりバラツキがあります。そして、左右のイヤホンを両方とも片耳イヤホンとして使用できるかにもバラツキがあるんです。一切片耳イヤホンとして使用できない物。片方だけ片耳イヤホンとして使用できる物。両方とも別個に片耳イヤホンとして使用できる物。これらが混在しています。
結論から書くと、このイヤホンは最後の『左右別個に片耳イヤホンして使用できる物』です。これができると活用の幅が一気に広がるので便利なんです。上記ペアリング状態の画像を見ていただけると分かりますが、左右別の個体としてペアリング登録されています。左のイヤホンにはLの文字が、右のイヤホンにはRの文字が付与されています。ちなみに、両耳イヤホンとしての登録もRの方にされているので、U-mini Rには両耳と右耳が、U-mini Lには左耳が割り当てられています。
手順としては、最初に両耳イヤホンとしてペアリングして登録。すると、この時点で両耳イヤホン&右耳イヤホンとしての使用が可能になります。この時点で右耳だけの電源を入れると、自動的に右耳片方のイヤホンとしてペアリングされて音楽を問題なく聞くことができます。
これでも十分なのですが、次に左耳イヤホンだけの電源を入れてペアリング登録すると、先ほどの画像にあったように、U-mini Lとの端末が登録されます。2回目以降は、電源を入れると自動的にペアリングされます。また、片耳イヤホンとして使用した場合、きちんとモノラルに変換され、左右両方の音を片方のイヤホンから聞くことができます。中には片耳イヤホンとして使用できてもモノラル変換がされず、右だと右からの音声しか聞こえない…なんて物もあるので注意が必要です。
説明書に日本語はなし
残念な点としては、説明書に日本語がなかったことでしょうか。Amazonの商品ページに主な操作方法は記載してあるのですが、そこを見ないと操作方法が掴めないのは苦しいですね。
英語と中国語の説明書でした。簡単な単語ですし、図解もあるので、ゆっくり見ていけば分かるのですが、翻訳した1枚のペラ紙でも良いので欲しかったです。
総評
引き出し式ケース、円柱状の形状、タッチ式ボタン、独特の操作体系などなど、かなり挑戦的なイヤホンだと思います。それだけに好みが分かれそうなイヤホンですね。万人に勧められる物ではありませんが、はまる人ははまるかもしれません。
こんな人にお勧め
- タッチボタンのイヤホンが欲しい人
- 引き出し式のケースが欲しい人
- 左右両方とも片耳イヤホンとして使用できる物が欲しい人
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