目次
特徴
- 【最新のBluetooth 4.1ステレオイヤホン・CVC6.0】2.4GHz - 2.480GHzデジタルワイヤレス方式を採用しており、最大約10mの音声信号伝送が可能でCVCノイズキャンセル6.0技術が搭載されるため、 いつでもどこでもクリアな通話が実現するだけでなく、音楽をよりクリアな音質で楽しむことができます。
- 【人間化のデザイン】従来の耳につけるイヤホンと異なり、折りたたみボディと伸縮の耳栓が、あなたの体を快適にさせます。本体と分離されて、着装の時のBluetoothイヤホンの負担感を軽減しています。通勤、運転などの場合には使い心地が良い。
- 【広い用途】ジムや室外でのトレーニング、ゲーム、ランニング、ヨガ、ドライブ、ウォーキング、フィットネス等の運動中に最適です。通勤時にも使用できます。持ち運びも使用も便利です。
- 【優れた稼働時間】 連続待受時間は約450時間、音楽再生時間は約12時間、連続通話時間は約10時間。操作が簡単で「音量の調節」また曲の「送り、戻り」も可能。電話の着信があるとき、着信状態から通話ボタンを押すことで応答できる。利用時間の心配がなし、音楽を楽しんでください。
- 【対応機種・安心なメーカー1年間保証】 すべてのBluetooth機能搭載の各種デバイスに対応。iPhone、iPad 、Android等の各機種、Windows,Mac OS等。
長所と短所
- ○ネックバンド式なのでコードノイズが乗らない
- ○コンパクトに折りたためる
- ○操作性が良い
- ○音楽再生で12時間持つロングライフバッテリー
- △首に乗っかる異物感
はじめに
今回レビューするのは、NexGadgetさんのネックバンド式のワイヤレスイヤホン『SX-802』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
箱は白い綺麗な物でした。表面にはイヤホンの線画が描かれています。
パッケージ内容は、イヤホン、サイズ違いのイヤーピース×2組、USBケーブル、説明書。
イヤホンはネックバンドの両端を折ることができるのでコンパクトになります。
広げると半円状になり、首の後ろに乗っけて使用します。
イヤホン部分は非常に小さく耳の負担になりません。普段は画像のようにネックバンドにくっついて収納されています。
使用するときはネックバンドに収納されているイヤホンを、掃除機の電源コードのように引っ張ってシュルシュルと取り出します。ちなみに、仕舞うときも掃除機の電源コードと同じ感じで、スイッチを押すと一気にシュルシュルと引き込んで収納してくれます。
操作ボタンやUSBポートは右側に集中しています。
サイズ違いのイヤーチップ×2組。
USBケーブル。
説明書。
説明書は英語版で日本語ページはありませんでした。操作方法は一般的なイヤホンと全く同じです。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
ネックバンド式なのでコードノイズが乗らない
パッと見でわかりますが、このイヤホンはネックバンド式です。首の後ろにバンドのようなプラスチックの筐体をベルトのように巻き付けます。このタイプの長所の1つとして、コードノイズが乗らないことが上げられます。一般的な両耳イヤホンの場合、左右のイヤホンを繋げるコードがあります。そのため、首の後ろにコードが触れてゴソゴソ動くと、ジョリジョリとしたノイズがタイなり小なり耳に入ってきます。しかし、ネックバンド式の場合はこれがありません。
いくら首を動かしても基本的にコードノイズはないので、これまでの一般的な両耳イヤホンでコードノイズが気になっていた方は試してみる価値があります。
コンパクトに折りたためる
ネックバンドの両端1/3くらいをポキポキと折れるので、持ち運び時や収納時にはコンパクトになって便利です。また、ネックバンドの素材は柔軟性のあるプラスチックなので、ポケットの中に入れて多少力が掛かってたわんでも問題ありません。この辺りも持ち運びの負荷を考えられています。
操作性が良い
ネックバンドの上面に音量ボタン、スキップボタン。側面に再生/一時停止/受話ろ、操作体系の種類によって、上面と側面に分けられているので操作性は良かったです。また、電源ボタンは上面にあるのですが、スライドスイッチ式なので、音量の操作などと間違えて不意に押してしまう誤作動も少ない作りになっています。
基本的には操作中の音量、スキップといった最も操作するボタンが上にあるので、何か操作をしようと思ったら基本的に上を触れば良く、一時停止などたまにしか使用しない物は側面にあるので、よく考えられた配置だと思います。
音楽再生で12時間持つロングライフバッテリー
ネックバンドの長所として、コードノイズがないことを上げましたが、もう1つ大きな強みがあります。それは、一般的な両耳イヤホンや、片耳イヤホンと違い、バッテリーや音響などの機械を入れるスペースが、ネックバンド部分に豊富にあることです。
ネックバンド部分に機械を入れるスペースがあるので、バッテリー持ちは多くなる傾向にあります。そして、このイヤホンは音楽再生で12時間、連続通話で10時間のバッテリー持ちを実現していました。
このような無線機器の場合、充電の手間が最も煩わしいので、バッテリーが持って困ることは何もありません。バッテリーが長く持てば持つほど使いやすさは向上します。
例えば毎日通勤で片道1時間、往復2時間でこのイヤホンを使用した場合、約6日充電しなくて良くなります。土日の休みを考えると、週1の充電で良いので、圧倒的な使いやすさです。バッテリーが持たない物だと、2,3日に1回充電しなければならないところを、1週間に1度で良いと言うのは、言葉では表現しづらいのですが、飛躍的に使いやすくなります。
音質について
音質についてそれほどこだわる方ではありませんが、音楽を楽しむのに十分だと感じています。低音で音が割れることもなく、高音で音が歪むこともありませんでした。シャリシャリしたチープな音もそれほど感じません。
高音質規格であるapt-x対応のイヤホンではありませんが、個人的には十分音楽を楽しめる音質だと感じています。低音が割れることもありませんし、高音でシャリシャリとしたチープな感じもしませんでした。ちなみに、実験した結果、私の環境では音ズレもありませんでした。
PCでいくつかのTVや動画を再生し、口との動きと声がずれているかのチェックをしましたが、きちんと合致していました。1,2秒程度の音ズレがあっても、音楽再生ではさして気にならないのですが、動画となると話は別です。口の動きと声がずれると、いっこく堂さんの腹話術か昔の衛星生中継かという状態になってしまいます。
環境によっては今回と違う結果になるかもしれないので断言はできませんが、今回の実験では音ズレがなかったので、動画の視聴にも問題ないと思います。
受信感度について
受信感度の実験を屋内でしてみました。
8mの距離で間に木製の扉が2枚あり、その扉を閉め切った状態で音楽を流してみたところ、全く途切れることなくスムーズに聞こえてきました。また、その状態でネックバンド式に色々な部分を手で覆ってみたところ、音楽がブツブツと途切れ、手を離すとまたスムーズに聞こえてきました。ちなみに、決して推奨をするわけではありませんが、ヘルメットを被った状態でも、操作ボタンや受信部分があるネックバンド部分がヘルメット外に出るので、受信感度も操作性もヘルメットの影響を受けません。ただし、自転車での両耳イヤホンは禁止されたので、Googleマップ等のナビ程度の使用に抑えておきましょう。
数多くイヤホンを使用してきましたが、これは中の上から上の下といったところで十分だと思います。一般的な生活で問題になるような受信感度ではありません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
首に乗っかる異物感
機能的に特に気になる点はありませんが、ネックバンドはその形状から当然首の部分にバンドが当たる、乗っかるので、その異物感を許容できない方もいると思います。
また、夏場は首と密着する部分が多少蒸れます。それでも、首に当たる部分には肌触りが良い通気性の良いゴムを使用しているので、そこまで気にすることはないとは思いますが、一応念頭には入れておいた方が良いかもしれません。
総評
色々なイヤホンやヘッドホンを使用してきましたが、このようなネックバンド式のイヤホンは、イヤホンとヘッドホンの中間のような使い勝手です。
装着感は一般的なイヤホンのように体に当たる部分がまるでないかというと首には当たりますが、無線ヘッドホンのように頭に乗っけてイヤーパッドがあってという構造ではありません。バッテリー持ちは一般的なイヤホンの2倍くらい持ちますが、無線ヘッドホンの20時間を超えるようなことは希です。まさにイヤホンとヘッドホンの中間です。
一般的なイヤホンは物足りない。だけどヘッドホンじゃ大仰すぎるなんて方には最適のタイプです。
こんな人にお勧め
- ネックバンドのイヤホンが欲しい人
- 折り畳んでコンパクトになるイヤホンが欲しい人
- コードノイズが乗らないイヤホンが欲しい人
- 音楽再生で12時間持つイヤホンが欲しい人
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