目次
特徴
- P2P技術対応:最新のP2P技術を採用し、複雑な設定なし、LANケーブルでお使いのブロードバンドルーターに接続して、WIFIのユーザー名とパスワードを入力するだけで済みます。
- WPS機能サポート:本製品はWPS機能対応でき、無線LANの場合に、カメラとルーターのWPSボタンを押すだけルータにつ繋ぎます。プラグアンドプレイ、より手軽に操作できます。
- 暗視機能:12粒の赤外線ライト搭載で、暗視距離8メートルに達し、自動的に暗視モードに切り替えでき、夜になってもちゃんとお宅の状況を監視できます。
- モーション検知付きの警報:動体感知技術を採用し、監視されている範囲に、モーションが感知されると、自動的に録画する同時に、指定されたメールアドレスに送信します。
- マイク内蔵:カメラにマイクが内蔵されて、映像と音声を同時に再生可能です。スピーカー/イヤホンコネクター付きで、カメラにスピーカーを接続すると、カメラを通じてお互いに会話する可能です。
長所と短所
- ○簡単に使い始められる
- ○有線でも無線でも使用できる
- ○小さくて軽い
- ○暗所でもバッチリ映る
- ×画質は良くない
はじめに
今回レビューするのは、GooQeeさんのネットワークカメラ『NC001W-IR』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
パッケージ。アプリんお名前が大きく載っています。専用アプリのようです。
パッケージ内容は、ネットワークカメラ、マウント台、ネジ、LANケーブル、インストールCD、説明書と一通り揃っておりすぐに使い始められます。
ネットワークカメラ本体はコンパクト軽量です。片手で軽く持ててしまいます。
背面にはLANケーブル、電源ソケット、3.5mmスピーカージャック、取り付け穴、WPSボタン、リセットボタンなどが一通り揃っています。有線での使用も無線での使用も可能です。
側面にはSDカードスロットがあり、録画した写真や動画を保存しておくことが可能です。
ACアダプタは軽いです。
取り付け台があるので、壁や天井にも取り付け可能です。
LANケーブルと取り付け用のネジ。LANケーブルは太くて短いので、別途細くて薄いLANケーブルを購入した方が良いかも知れません。
インストールCDにPCで使用するソフトが入っています。いちいちネットでアクセスしたり探してDLすることが面倒な人には有り難いです。
説明書は独立した完全日本語版でした。このような海外製品の場合、多言語の中に日本語ページがあることが多いです。ところがこちらは完全日本語版の説明書なので安心です。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になるところ
まずは気になるところから書いていきたいと思います。
画質は良くない
画質は正直なところそこまで良くはありません。昨今のハイビジョン(1280×720)やフルハイビジョン(1920×1080)とは違い、VGA(640x480)です。ここに不満を感じる方もいるかも知れません。ただ、1万円を切る安さなので、この辺りは妥協してネットワークカメラを設置したい方には間違いなく需要があると思います。
そこまで高性能(高画質)でなくて良いから安い方が良いと言う需要はどのジャンルにもありますからね。スマホなんかそうですよね。高くて高性能な物を買えばそれを使いこなせるか、満足度は高いかと言えばまた別の話です。浮いたお金を他に回せると言うのも、このようなコストパフォーマンス重視の製品の良いところでもあります。
画質はそれほど良くないとは言え、撮影した画像を見て頂ければ分かるように、防犯や見守りとしては十分だと思います。ポカリの文字がきちんと読めますからね。画質に対する要求がそこまで高くなければ許容範囲だと思います。
簡単に使い始められる
ネットワークカメラって使い始めや設定が難しそうですよね。かく言う私もネットワークカメラと言う物を使い始める前はハードル高そうだなと思っていました。IPアドレス…、パスワード…、ファイアーウォール…、ポート…。日常生活していて聞き慣れない言葉が出てきます。私は自作PCが趣味でこっち放免にかなり詳しい方だと思いますが、それでもこの辺りの設定は面倒だと感じます。大抵どこかでつまづきますからね…。つまずいて、そして見直して、あーここかと直して使える。詳しい私でも大抵こんな感じです。
しかし、このネットワークカメラは使い始めるまで物凄く簡単でした。以前使用したネットワークカメラも簡単だったのですがそれ以上でした。wifiで運用しようとすると少しハードルが上がるのですが、LANケーブルをルーターに繋げて使う場合は子供でも機械音痴の高齢者でもおそらく簡単にできます。
私はスマホで使用できるように設定したのですが、専用アプリの『AnyScene』をDLし、一番上のスキャンを実行するだけで、ネットワークカメラが出てくるのでそれを選択するだけでした。アカウント、パスワード供に初期設定は『admin』なので、まともに何か操作したのはパスワードにadminと入れたくらいです。1分程度でスマホからこのネットワークカメラの映像をバッチリ見られるようになりました。
私は正直このようなネットワーク機器は設定が面倒で、それが故に手を出さない事も多いです。それぞれの環境によってIPアドレスが違っていたり、WPSボタンがあったり無かったりでやり方が違ったり、ポートを開放しなければいけなかったり…。ネットワーク系は設定がややこしく、人によってやり方(数値など)が微妙に違うなんてこともあるのですが、このネットワークカメラは余りにも簡単に使い始められて拍子抜けしました。
簡単に使い始められるのですが、設定は細かくあり、弄ろうと思えばかなりの部分をカスタマイズできることも特徴だと思います。使うだけなら簡単、でも使い倒したいなら細かく弄れる。このようなスタンスは初心者に優しく、上級者には弄り甲斐があるのでありがたいです。
基本的に文章では無く単語の羅列なので、検索すれば誰でもわかるとは思いますが、全部英語なので設定を詰めようとするとちょっとハードルがありますね。
有線でも無線でも使用できる
無線だけではなく有線のLANケーブルでも使用できるのは有り難かったです。無線の方が取り回しが楽なのは確かなのですが、前述もしたように少し設定のハードルが上がるのも事実。そうなると初心者や高齢者はここでつまずくこともあるので、誰にでも簡単に使える有線LANケーブルで使用できる選択肢があることは重要だと思っています。有線のLANケーブルで使用できた、じゃあ次は無線の設定に挑戦しようかなって思えますからね。
LANケーブルでの接続が無いと、無線でつまずいた人には即『使えない』判定されてしまうので、セーフティーネットとしてのLANケーブル接続は必要だと思っています。どうしても無線では駄目だとなっても、LANケーブルで繋げば絶対に使えるのですから安全、安心なんです。
小さくて軽い
ファーストインプレッションで思ったのは小さくて軽いと言うことです。片手の手の平に置いても重さも大きさも感じませんでした。壁や天上にマウントすることもあるLANケーブルなので、軽さと小ささは重要になってきます。重量を計ったところ、80.9gでした。
暗所でもバッチリ映る
防犯や見守りカメラで必須なのが赤外線機能です。暗所で映らなければ何の意味もありません。このネットワークカメラは赤外線機能がバッチリ効いて、光の一切無い真っ暗な部屋での撮影も、写真のようにハッキリ映すことができました。ポカリスエットの文字もきちんと映っていますよね。ここは本当に一切明かりが無い状態で、一級遮光カーテンも使用している部屋なので、フィルムの現像室かってくらい正真正銘の真っ暗です。その状態でこの鮮明度なので、赤外線カメラの性能は十分だと思います。
ちなみに、当然ですが明かりがある状態では普通にカラー映像として撮影され、暗くなると自動で赤外線カメラに切り替わります。
総評
簡単に使い始められて拍子抜けするほど導入が簡単でした。間違いなく初心者にはお勧めできるネットワークカメラです。また、上級者は上級者で設定を詰めようと思えば細かい設定もできるので、安く防犯や見守りカメラの環境を構築したい人には良いネットワークカメラだと感じます。
こんな人にお勧め
- 初めてネットワークカメラを使用する人
- 簡単にネットワークカメラを使いたい人
- 暗所は自動で赤外線カメラに切り替わるネットワークカメラが欲しい人
- 安く監視、見守りカメラの環境を構築したい人
関連リンク
この記事と関係のある商品