今回レビューするのは、MUSONさんのアクションカメラ『MAX1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- SONY製高感度CMOSセンサーを搭載しており、4kの解像度で、フルHDより4倍高精細な映像を撮影することができます。画像に対して、敏感なソニーセンサーと最先端6軸EIS手ブレ補正を搭載しており、手ぶれによる映像の乱れを軽減でき、手で撮影しても、自転車に取り付け使用しても、もっと安定な映像記録できます。
- 大容量バッテリーを2個付属しており、電源切れで大切な瞬間を撮り逃す心配がなくなります。長い時間録画でき、自分の目で見ているかのような景色や光景を映像に残すことが可能です。お出かけの際や旅行先でも電池切れのご心配は要りません。
- 専用ケースは40メートル防水にも対応しており、手振れ補正機能を搭載し、安定した優れた映像記録を実現し、潜水や水泳時の動画・静止画撮影も可能です。170°広角レンズを採用し、より幅広い視野が得られ、人間の視野角に近ければ近いほど、普段見えている視界と同等の映像を楽しむことが可能です。
- WiFi経由でスマホと接続した後、「iSmart DV」APPによって、動画撮影や写真撮影などカメラの機能を直接操作できます。撮影後、その場ですぐSNS/twitter/Facebookなどにアップして、お友達やご家族と感動をシェアしたい人にもおすすめです。
- 複数アクセサリーが付属されて、組み合わせてバイク・自転車・スノーボード・サーフボード・ヘルメットに装着可能で、防水性、耐衝撃も備え、様々な場面で活用できます!
長所と短所
- ○小型軽量で取り回しが良い
- ○40M防水のハウジングケース付き
- ◎バッテリーの容量が1350mAhと多く長持ち
- ◎バッテリーが2個付属している
- ◎専用充電器が付属している
- ○2インチの大画面で見やすく操作しやすい
- ○設定や操作が簡単
- ◎4K撮影ができる
- △暗所での撮影が苦手
- ○マイク付きで音声も良く撮れる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
アクションカメラ。
アクセサリー。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- 静止画像解像度:20M/14M/10M/8M
- ISO感度:自動/100/200/400/800/1600/3200
- ビデオ解像度:4K 60fps/ 4K 30fps/ 1080P 120fps/ 1080P 60fps/ 1080P 30fps/ 720P 240fps
- 画面サイズ:2インチ
- レンズ:6層レンズ
使用した感想
○小型軽量で取り回しが良い
アクションカメラらしく小型軽量で取り回しが良いです。ハウジングケースを入れた状態でも余裕で片手で握れますし、中身を取り出せばさらに小さく邪魔になりません。百円玉と比較してもその小ささはよく分かります。
ハウジングケースをした状態でのサイズは、幅7.14cm×高さ5.37cm×奥行き3.38cm(レンズ込み4.10cm)でした。ハウジングケースをした状態でも非常にコンパクト。
重さはハウジングケースをした状態で120.3g。ハウジングケース無しのアクションカメラ本体のみで44.2g。
アクションカメラはボディカメラとも言い、基本的に体に取り付けて使用する物のため、大きさと重さは大事ですが、どちらも本家GoProと変わりません。
○40M防水のハウジングケース付き
ハウジングケースは40M防水仕様です。水深40Mまで潜っても使用可能です。また、耐衝撃性も兼ね備えているので、野球やサッカーなど地上での撮影でも必要です。このハウジングカメラを装着していれば、ボールが直接当たってもビクともしません。
脱着方法は簡単で、上にあるツメ奥側を引っ張り上げるようにすると簡単に開くことができます。また、ハウジングケースには銀色の丸いボタンがあります。装着したまま全てのボタン操作が可能です。ただ、ハウジングケースのボタンは強固な防水性のためにしっかりした造りになっており硬くなっています。
◎バッテリーの容量が1350mAhと多く長持ち
バッテリーの容量は1350mAhです。この手のアクションカメラの場合、1050mAhなども多いので、この容量は多い部類になります。
試しに1080Pの60fpsで録画を試してみたところ、約65分バッテリーが持ちました。
◎バッテリーが2個付属している
バッテリーは2個付属しています。最初からアクションカメラの本体に入っている物と、付属品のアクセサリーの中に入っているバッテリーが1個の合計2個です。
◎専用充電器が付属している
バッテリー2個付属していることも嬉しいのですが、専用の充電器まで付属しています。前述の画像のように、2個同時に充電が可能です。ちなみに、使用するケーブルはUSB Micro Bです。
2個のバッテリーと専用充電器があると便利な使い方が可能です。
- 満充電のバッテリーAを本体に入れてなくなるまで撮影を続ける(約65分)
- 満充電のバッテリーBと交換してなくなるまで撮影を続ける(約65分)
- 空になったバッテリーAをUSB充電器で充電する(約70分)
- 本体に装着したバッテリーBがなくなるまで撮影する(約65分)
- 空になったバッテリーBをUSB充電器で充電する(約70分)
- (1)に戻る
このようなループ使用が可能となり、延々撮影を続けることができます。ただ、屋外で使用する場合、車で充電できるようにシガーソケット用のUSB充電器かモバイルバッテリーを別途用意する必要があります。
個人的には持ち運びしやすい物が良いなら10000mAh程度で、容量が多い方が良いのであれば20000mAh程度のモバイルバッテリーをお勧めします。モバイルバッテリーがあればどこでも充電できますし、なんならこのアクションカメラと接続したままバッテリー持ちを気にする必要なく撮影が続けられます。
USBケーブルで給電しながら使用する場合、中にバッテリーを入れてなくても使用できます。このアクションカメラはドラレコとしても使用できるのですが、その場合にバッテリーを抜いておくと便利です。夏場の暑い時期はリチウムバッテリーは熱で膨らんでしまいますからね。
○2インチの大画面で見やすく操作しやすい
画面は2インチで大きく、撮影した映像を観るにも、設定を弄るにも文字やアイコンが大きくわかりやすいです。
設定画面は画像の容認まります。アイコンが大きく分かりやすいです。
○設定や操作が簡単
設定項目や操作方法は一般的なアクションカメラと変わりません。前面にある電源/モードボタンを長押しすると電源のオン、オフ。短押しするとモード(ビデオ撮影→写真撮影→設定)の変更。
上面にある録画/決定ボタンはその名の通り、ビデオ撮影、写真撮影モードで撮影と停止。設定画面では決定ボタンになります。
右側面には上ボタンと下ボタン。これは設定項目での移動に使用します。
逆の左側面にはMicro SDカードスロット、充電やPCへデータ転送するUSB Micro Bポート。映像を出力するmini HDMIポート。外部マイクを使用するマイク端子。端子類はカバーが無いので、水濡れや埃には気をつけて使用しましょう。ここに水が入ると簡単に壊れます。
アクションカメラには内部にROMがないのでMicro SDカード必須です。また、4K撮影の場合、大容量のデータを高速で書き込む必要があるため、転送速度の遅い古いMicro SDカードの場合、カクカクした映像になってしまう場合があるので注意が必要です。Class 10など、高速転送に対応したMicro SDカードを選んでください。
設定項目は縦並びになっており、それを右側面の上下ボタンで移動。上面の決定ボタンで決定との流れで行っていきます。
まずがビデオ設定の項目は画像のもので全てになります。ビデオ解像度はもちろん、ドラレコとして使用する場合に便利なループ録画のオン、オフ。自転車などで撮影する場合に有効な風切り音低減などの項目があります。
解像度は画像のもので全てになり、まとめると夏期のようになります。
- 4K/60fps
- 4K/30fps
- 1080P/120fps
- 1080P/60fps
- 1080P/30fps
- 720P/240fps
特筆すべき点は4k解像度のフレームレート(1秒間に撮影する枚数)です。安価なアクションカメラの場合、ここをコストカットしていて、24fpsなどの場合も少なくありません。しかし、こちらは一般的なTV放送と同じ30fpsどころか、その倍の60fpsの撮影が可能です。フレームレートが少ないとカクカクの動画になってしまうのですが、こちらは高解像度の4kでも60fpsなのでヌルヌルの動画が撮影可能です。
1年くらい前までは4kで低フレームレートが多かったのですが、最近は1万円程度の激安アクションカメラでも、このように高フレームレートになっているようです。
続いて写真撮影の設定項目です。ISO感度や露出などの一般的なデジカメと同じような小目の他、タイムラプスなども設定可能です。
写真撮影の解像度は画像のようになります。
- 20MP
- 14MP
- 10MP
- 8MP
最後にアクションカメラそのものの設定項目です。こちらは豊富で全5ページありました。ドラレコモードにしたり、日時を設定したり。Micro SDカードのフォーマットもここで行います。
実際に1080Pの60fpsで撮影し、PCと接続したときの見え方が画像のようになります。USBメモリとして認識され、挙動もUSBメモリそのものです。USBメモリとして中身が見えるので、移動やリネーム、削除など自由に行えます。
1080Pの60fpsで撮影したところ、1ファイル3.72GBで順次ファイルが作成されていきます。1ファイルに撮影できる時間は解像度や状況によって変わりますが、おおよそ11~12分といったところです。
ファイルごとの継ぎ目はほぼわかりません。連続再生すると繋がっているように見えます。ちなみに、何故小さいサイズで分割されるかというと、アクションカメラが仕様しているファイルシステムが、1ファイル4GBを超えると扱えないからです。
◎4K撮影ができる
前述しましたが、1万円程度の激安アクションカメラながら4k撮影ができます。しかも、ただ4k撮影ができるだけではなく、TV放送と同じ程度の30fps、そしてさらに上の60fpsで滑らかな動画を撮影できます。1年ほど前まではこの価格ではあり得ませんでした。
4k撮影以外にも1080P、720Pもあるので、好みの撮影解像度を選択できます。フレームレート(動画の滑らかさ)の観点でいうと、1080Pは120fpsがありますし、720Pに至っては240fpsでの撮影が可能です。スポーツなど動きが激しいシーンを撮影する場合、気持ち良いくらいヌルヌル動きます。
△暗所での撮影が苦手
弱点としては暗所撮影かもしれません。具体的には夜間撮影です。そこそこには街灯がある場所での撮影なのですが、ご覧のように黒潰れが激しいです。
もう一例。こちらも暗いですね。HDRやWDRなど、周囲の暗さを検知し、暗すぎたら自動で明るく撮影してくれる補正機能はありません。
明るい場所での撮影は問題なし。画像の左右がうすぼんやりしていますが、撮影した日は雨上がりで蒸し暑く、ハウジングケースが曇っていたからです。通常使用時は左右の曇りはありません。ただ、このようにレンズの曇りが如実に反映してしまうので、撮影前はクリーニングクロスなどで拭くことをお勧めします。撮影後に曇っていました…では後悔してしまいます。
○マイク付きで音声も良く撮れる
ユニークな点としては外部マイクが使用できることも挙げられます。左側面にあるポート類にマイクを接続する部分があります。付属に外部マイクがあるので、これを端子に差し込めば完了。通常では拾えないような音がしっかり録音されるようになります。
マイク使用にあたって特に設定することはありません。ただ外部マイクを差し込めば、録音の優先先が外部マイクになります。
総評
激安アクションカメラながら4kの60fps撮影ができる高画質な物です。ただ、前述もしたように、夜間の撮影が苦手のようです。多くのアクションカメラに付いている、暗所を明るく撮影するHDRやWDRといわれる機能はありませんでした。
暗所撮影が苦手なことをのぞけば、他は設定項目もそこそこあり、動画も写真も解像度の選択が多く、フレームレートも多いので滑らかな動画撮影ができる扱いやすい物でした。
こんな人にお勧め
- 安い4kアクションカメラが欲しい人
- 4k60fps撮影できるアクションカメラが欲しい人
- ドラレコにもなるアクションカメラが欲しい人
- バッテリーが2個付属しているアクションカメラが欲しい人
- 専用のUSB充電器が付属しているアクションカメラが欲しい人
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