今回レビューするのは、ACADGQさんのワイヤレスイヤホン『GQ-02』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 1.最新のBluetooth 5.0イヤホンで、簡単・高速かつ途切れのないペアリング接続を提供させて頂きます。完全ワイヤレスで、驚きのサウンド:ケーブルを排除した完全ワイヤレスで外れにくく、どんな動きも妨げません。
- 2.人間工学に基いたスポーツデザインので、しっかりしたデザインで耳の形状非常に合わせやすいし、落ちにくく、目立たないさりげなくフィットできる柔らかなフックとS/Mのイヤピースを付属し、長時間の装着でも高い快適性です。
- 3.IPX5を取得済み:ランニング・ジムなどスポーツ時の汗やお風呂の湿気、ワークアウト中の汗と小雨での使用に耐える防水、防汗性能を実現します。ただし、完全防水ではないため、どしゃ降りの雨天での使用や水に浸かることは必ずお 避けください。スポーツ、運動、通勤、ジム、会議、クッキングなどに最適です。
- 4.多機種対応:Bluetooth機能搭載の各種デバイスに対応でき、iPhone8/iPhone X/iPhone7/iPhone7 Plus/iPhone6s/iPhone6s Plus/iPhone6/iPhone5s等iPhone各機種、iPad Pro/iPad Air/iPad mini等iPad各機種、iPod各機種、Sony Xpeira/Huawei/Google Nexus/Samsung Galaxy/Asus/Fujitsu等Android各機種など。
長所と短所
- ○セパレートタイプなので邪魔な物が一切無い
- ○左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
- ○イヤホンのボタンで曲の変更ができる
- △イヤホンのボタンで音量変更ができない
- ×右を片耳と使用している時に左の電源を入れても自動的に両耳イヤホンとして再ペアリングされない
- ○バッテリー持ちは5時間
- ○LEDライトが大きくわかりやすい
- ○音質、受信感度、音ズレに問題なし
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USBケーブル。
イヤーピース。
説明書。英語のみで日本語はありません。ただ、図解と簡単な単語のみなので簡単にわかります。
使用した感想
○セパレートタイプなので邪魔な物が一切無い
このイヤホンはセパレートタイプです。左右のイヤホンを繋ぐケーブルがありません。首や衣服に触れるケーブルが無いので、タッチノイズ(ケーブルが体に触れてジョリジョリとしたノイズが耳に届く)はゼロです。これだけでも非常に快適に音楽を聞くことができます。汗でべたついた首筋や衣服にケーブルが引っ掛かり、耳に填めたイヤホンを引っ張ってしまい、取れる、または取れそうになり装着感が悪くなることもありません。
大きさはセパレートタイプとしては若干大きめですが、100円玉と比較しても画像のような程度なので問題ありません。耳の穴にスポッと軽く入れるだけです。
重さはケースがイヤホン込みで62.0g。イヤホンのみだと両耳で12.5g。ケースは軽いのですが、イヤホンはやはり他のセパレートタイプと比較するとやや重いです。他の物は5g前後です。とは言っても片方で1~2g程度しか変わらないので余り気にしなくても良いと思います。耳にスッポリ填め、外からはほぼわからないくらいのイヤホンが欲しいと言う方の場合は、もっと小型の物があるのでそちらの方が良いでしょう。
ケースには500mAhのバッテリーが内蔵されています。イヤホンは55mAhのバッテリーが内蔵されているので、左右両方で110mAhです。つまり、このケースでイヤホンを空から満充電にするとして、4.5回充電できることになります。
イヤホンを装着すると画像のような感じになります。形としては縦に填め、小さなかぎ爪状のイヤーフックを耳の穴の溝に引っ掛けます。このイヤーフックはゴム製なので柔らかく、尖った部分もありません。耳の穴の溝はそもそも痛覚が鈍いこともあり、耳の痛みは全くありませんでした。
イヤホン装着時を四方から見ると画像のような感じになります。やはり、極小のセパレートタイプよりは大きく存在感があります。ただ、その分バッテリー持ちが良い長所もあります。
○左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
左右どちらのイヤホンも片耳のイヤホンとして単独で機能します。ペアリングは左右それぞれ別個に行う必要があります。正確には、左耳&両耳が1つで、右耳が1つのペアリングとなります。
私は外で使用する時は片耳で使用することの方が多いです。何故かと言うと、周りの音が聞こえないと危ないからです。自転車での両耳イヤホンが各都道府県でほとんど禁止されていますが、それと同じで歩いていても後ろから近付いてくる車や自転車の音が分からないと危険な場面があります。また、片耳だと自転車でも基本的には使用してもOKです。ただ、都道府県によっては厳しく注意されたり、黒に近いグレーの場合があるので自己責任でお願いします。
○イヤホンのボタンで曲の変更ができる
イヤホンには物理ボタンがあります。押すと凹んで操作を受け付けるタイプで、触って操作を受け付けるタッチボタンではありません。そのボタンの位置は装着すると『後ろ側』に来ます。一般的なセパレートタイプのボタンは表の『面』であることがほとんどなので少し珍しいスタイルです。ただ、このおかげで耳の奥へグイッと押し込む形にならないので、装着したまま操作しても耳に負担が掛かりません。
画像を見てもわかるとおり、ボタンは小さいので手探りでボタンを少し探す動作が必要になってしまいます。逆に表の面がボタンである他のセパレートタイプの場合、ザックリこの辺を押せば良いとアバウトな操作ができます。
この小さいボタンは押しても耳にイヤホンが押し込まれないので耳が痛くならない。他の表面がボタンのセパレートタイプの場合は適当に押せるのは楽だけど、イヤホンを耳の穴に押し込む形になるので耳が痛くなりやすい。どちらが良いかは一長一短あるので好みの問題です。
このボタンできる操作は、一般的なマルチボタンと同じで、再生、一時停止、受話、切断、着信拒否。あとは曲の変更です。左耳のボタンをダブルクリックすると曲送りとなり、右耳のボタンをダブルクリックすると曲戻しです。ちなみに、片耳として使用した場合も左右のボタン操作の割り当てはこのままです。左耳を片耳で使用したら曲送り。右耳を片耳で使用したら曲戻ししかできません。
△イヤホンのボタンで音量変更ができない
イヤホンのボタンで曲の変更ができるのは便利なのですが、音量の変更はできません。最近のセパレートタイプは、イヤホンのボタンから曲も音量の変更も両方できる物が少なくないのですが、これはできないのでそこは留意して下さい。
×右を片耳と使用している時に左の電源を入れても自動的に両耳イヤホンとして再ペアリングされない
1つ不思議な挙動がありました。このようなセパレートタイプのイヤホンの場合、片耳イヤホンとして使用している最中、もう片方のイヤホンの電源を入れると、両耳イヤホンとして再ペアリングされます。しかし、このイヤホンは小見出しの通り、右耳を使用していて、左耳の電源を入れても両耳として再ペアリングされませんでした。
どうなるのかと言うと、何故か左耳の片耳イヤホンとして再ペアリングされ、右耳は電源が入ったまま何も聞こえず…との状況になってしまいました。まあ、このようなことは個人的にまずやらない操作なので良いのですが、片耳から両耳へ頻繁に使用を変える方は注意してください。逆に、左耳として使用していて、右耳の電源を入れると、問題なく両耳イヤホンとして再ペアリングされました。
○バッテリー持ちは5時間
実際にバッテリーが音楽再生でどれくらい持つのか実験してみました。
両耳イヤホンとして使用した場合、5時間15分持ちました。
また、片耳として使用した場合、7時間19分バッテリーが持ちました。片耳だと7時間以上持ったことは驚きです。ちなみに、バッテリー持ちは再生する音楽ファイルの音質、音量、周囲の気温に多少左右されて前後します。
ちなみに、充電は空から満充電で1時間11分掛かりました。
○LEDライトが大きくわかりやすい
イヤホンにあるLEDライトはかなり大きいです。普通は針の穴ほどのLEDライトなのですが、画像を見ても分かるように大きくて分かりやすいです。ちなみに、これは充電中です。充電中は赤色LED。充電が終了すると青色LED。充電が終了して暫くするとLEDは消灯します。また、使用中はこのLEDライトが青色にゆっくりと点滅します。動作状況が分かりやすいので見やすいのですが、逆に使用中は目立ちすぎて嫌と言う方もいるかもしれません。
ケースのバッテリー残量を示すLEDライトは標準的で、真ん中にある4つの小さな針の穴のような物がそれです。
挙動はオートペアリング、オート充電対応で、ケースにイヤホンをセットすると自動的に電源がオフになり充電が開始。逆にケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源がオンになりペアリング状態になります。
○音質、受信感度、音ズレに問題なし
音質は音の広がりも深みもあり十分だと思います。きちんとステレオで聞こえますし、ブツブツ不安定に途切れることもありません。ただ、apt-xのような高音質規格に対応している物と比較すると、やはりどうしても籠もった感じはします。セパレートタイプは基本的に音質よりも使いやすさ、装着感の良さを重視した物だと言うことは理解しておいてください。とは言え、外でスマホと接続して音楽を聴く用途で不満は全くありません。
セパレートタイプとしては大きめだからか、耳の穴をしっかり塞ぐようで、遮音性はこのタイプとしては高い方だと思います。それだけにジョギングなどで両耳として使用する場合は十分注意してください。
受信感度は屋内で8m離れても音が途切れることはなかったので十分だと思います。その状態で耳を両手で塞ぐと音が完全に途切れて聞こえなくなり、手を耳から離すとまた音が聞こえてきました。間に壁や扉がある屋内だと、限界距離は8mと言ったところでしょうか。
スマホで映画の寅さんを見て音ズレをチェックしましたが、一切感じることはありませんでした。システム上、音ズレは厳密に言えばあるはずなのですが、人間には感知できないレベルだと思います。
IPX5の防水性能
このイヤホンにはIPX5の防水性能があります。防水レベルとしてはそれほど高くありませんが、『あらゆる方向からの直接噴流水からの保護』となっているので、一般的な雨や汗程度なら問題なく守ってくれます。
防水性能、バッテリー持ちの良さ、激しく動いても取れないしっかりした装着感。これらを考えるとスポーツ時のイヤホンに最適だと思います。
総評
やや大きめのセパレートタイプのイヤホンですが、その分バッテリーは良く持ちます。音楽再生で4.5時間持てば十分です。また、かぎ爪状イヤーフックが耳の溝にガッチリ填まるので、しっかり装着して激しい運動時にも外れませんでした。スポーツ時に使用するイヤホンとしてお勧めできます。
こんな人にお勧め
- バッテリー持ちの良いイヤホンが欲しい人
- スポーツ時に使用するイヤホンが欲しい人
- しっかり装着できて激しく動いても取れないイヤホンが欲しい人
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