今回レビューするのは、UPERCTさんの掃除機『VDS-002-D1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- サイクロン: 掃除機はサイクロンを搭載され、ゴミと空気を分離します。空気がフィルターを通して排気され、ゴミをダストカップに溜まります。カップが透明なので、中にゴミがたまっていくところが見えます。ゴミ捨てレバーを押すだけで、直に捨てられて気持ちがリラックスになります。
- ハンディブラシ:住まい環境をきれいにしたい場合、床面の掃除だけではないです。ハンディクリーナーとして、テーブルの上やソファーや布団などの掃除も大切です。延長パイプを外して、パワーヘッドや丸いブラシや隙間ノズルを本体に取り付けて使用できます。例えば、丸いブラシはほうきのようなブラシで、サッシの汚れを吸い取れます。
- フロアヘッドの構成:外観はABS 材質で、内部がパワーヘッドを付きます。パワフル吸引力(強力モード)で猫砂も簡単に吸い込めます。食べこぼしなどのゴミは標準モードで吸い込めます。また、ホコリや毛だけを掃除したい時に、エーコモードで十分です。
- 壁掛け式充電:充電のインジケーターライトを付き、電量不足の場合はインジケーターライトをだんだん暗くなります。満電になる場合は4つのインジケーターライトを付きます。壁に穴を開けたくない場合は延長パイプを外して、テーブルの上に置くと充電もできます。
- 水洗い可能:紙パック不要で、ストカップやフィルターを丸洗いでき、メンテナンスの手間が省けています。※2-3ヶ月ごとにHEPAフィルターを定期的なお手入れが必要です。 ご注意:ダストカップやフィルターを水洗った後、十分に自然乾燥させてください。
長所と短所
- ○小型軽量で扱いやすい
- ○組み立てが簡単
- ○操作が簡単
- ◎吸引力が強い
- △動作音は大きい
- ○ハンディクリーナーになる
- ○ランニングコストがゼロ
- ○ゴミ捨てが楽
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
掃除機本体。
バッテリー。
延長パイプ。
フロアヘッド。
ノズル、ブラシ。
充電スタンド。
充電スタンドを壁に取り付けるネジとストッパー。
説明書。日本語単独の物。
動画
スペック
- 本体質量:約1.17kg
- 質量:約1.9kg(フロアヘッド・延長パイプ含む)
- 付属ブラシ:丸いブラシ、2-in-1隙間ノズル
- 運転モード:3段階(エーコモード/標準モード/強力モード)
- 充電時間:約4.5時間
- バッテリー寿命:繰り返し充電約500回
- 連続使用時間:約45分間(エーコモード) 約35分間(標準モード) 約25分間(強力モード)
- 集塵方式:サイクロン式
- 集じん容積:0.8L
- 丸洗い可能:ダストボックス&フィルター
使用した感想
○小型軽量で扱いやすい
このコードレス掃除機は組み立て式ですが、小型軽量なので組み立ても楽ですし、実際に使用しても重さはあまり感じません。重さは標準の掃除機本体+延長パイプ+フロアヘッドで1.18kg。1.5リットルのペットボトルより軽いです。
各パーツそれぞれも軽いのですが、全て組み立て終わった後の完成重量も軽いです。全てのパーツを片手で扱えるのは便利です。
標準の組み合わせだと、長さは約130cm。標準的な長さです。
ハンディクリーナーとして使用すると、長さは約60cm。標準の半分以下の長さになります。
○組み立てが簡単
組み立ては掃除機本体(+バッテリー)+延長パイプ+ヘッド(or ノズル or ブラシ)となり、基本的にこの3つの組み合わせになります。フロアヘッドはその名の通り床を掃除するときに使用し、付属品のノズルやブラシは状況によって交換します。延長パイプをカットすればハンディクリーナーにもなります。
オプションのブラシなどを取り付けると画像のようになります。柔らかい布を掃除したり、カーテンを掃除したり、棚の隙間などが掃除できるようになります。
○操作が簡単
操作は簡単ですが少し変わっています。電源マークのあるボタンを押すと電源がオン、オフで切り替わります。そして、モードの変更はその手前にあるスライドスイッチです。このスイッチは3段階になっており、吸引力が弱、中、強と切り替わります。スライドスイッチなので分かりやすいことはメリットです。
便利な機能としては、フロアヘッドの先端にLEDライトがあることが挙げられます。フロアヘッドの先を照らしてくれるので、この先にゴミがあるかどうか、ゴミは取り切れたのかどうかが分かりやすいです。
ベッドの下など暗いところを掃除するときも便利です。このライトがないとなにも見えず手探り状態で掃除することになりますが、このおかげで暗い場所もしっかりゴミがあるかどうか分かります。
このLEDライトはスイッチでオン、オフするわけではなく、電源を入れたら自動的に点灯し、電源をオフに設楽自動で消えます。
◎吸引力が強い
意外だったのは掃除機としての吸引力が強いことです。動画に床に巻いた塩を掃除した様子を収録していますが、中運転の一往復でほぼ取り切れました。ただ、ちょっと脇に筋残るがあるので、もう一往復してスッキリ。多くて二往復ですね。短毛絨毯に塩は結構厄介なので、これが一、二往復で取り切れたのには驚きました。
1万円程度のコードレス掃除機としてはトップクラスの吸引力だと思います。同じように床に塩を蒔いて掃除した実験では、同クラスだと三往復してもまだ残る物もありました。また、吸い込んだゴミの逆流もありませんでした。質の悪い掃除機だと、塩のような粉末状のゴミが、電源を切ると逆流してヘッドから少量吐き出してしまう物もあります。
フロアヘッドの可動域も十分で、前後は90度(直角と床に沿って平ら)と、左右で60度といった感じです。左右はもうちょっと曲がれば良かったかなとは思いますが、普通に掃除する分には問題ありません。重要なのは前後で、真っ平らになるのでベッドやソファーの下など、背の低いスペースの掃除も楽にできました。
△動作音は大きい
動作音は大きかったです。弱で89db、中で91db、強で94db。強になると一気に上がります。また、1番吸引力の弱い弱でも90dbに近いので、お世辞にも静音性があるとは言えません。
90dbの基準を見てみると、『大声・犬の鳴き声・大声による独唱・騒々しい工場内』となっており、大きい音だと分かると思います。
集合住宅ではとても夜に使える掃除機ではありません。昼使用限定なら問題ありませんし、一軒家ならもちろん大丈夫です。
○ハンディクリーナーになる
前述しましたが、標準のスタイルから延長パイプを取り外し、掃除機本体に直接ヘッドやノズルを取り付ければハンディクリーナーにも鳴ります。こうすることで高い場所や机の上、ベッドの上が掃除できるようになりますし、車に持って行って社内の掃除にも使えるようになります。
バッテリーが内蔵されており、弱で45分、中で35分、強で25分持ちます。車内を掃除するときに外に持ち出しても十分な持続時間です。
○ランニングコストがゼロ
紙パック式ではなくサイクロン式なので、消耗品はなく基本的にランニングコストはかかりません。画像はダストカップを取り外して分解したところです。透明の0.8リットルダストカップ、金属フィルター、紙フィリターの3つのパーツに分かれています。
紙フィルターは分厚くて頑丈なので、定期的に水洗いして渇かせば再利用できます。また、その他のパーツも電機部品は入っていないので水洗いできます。
○ゴミ捨てが楽
ゴミ捨ては出すとパックの底蓋をワンタッチで開き、ゴミ箱に『中身を落とせば終わりです。ゴミに手が触れないので衛生的です。
ダストカップは捻ると簡単に外れるので、掃除機本体ごとゴミ箱へ持って行くより、外して持って行った方が軽いですし簡単です。
ダストカップの容量は0.8リットルなので十分です。コードレス掃除機としては大容量だと思います。
総評
1万円ちょっとで購入出来る掃除機としては吸引力が強いです。吸引力重視の方にとっては非常にコスパの良い機種と言えるでしょう。ただ、吸引力が強い分音も大きいです。動作音の大きさに目を瞑れるなら、この価格帯ではトップクラスの吸引力なのでお勧め出来ます。
こんな人にお勧め
- 吸引力の強い掃除機が欲しい人
- 音が大きくても良い人
- 軽い掃除機が欲しい人
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